主に図書館日記(図書館で借りた本の感想)になるかも…
2003/6/22
図書館日記(上記日付は本を借りた日付)
しばわんこの和のこころ(2003/6/22読了)
絵と文 川浦良枝 白泉社
らぶりーなしばわんこ(柴犬)とみけにゃんこ(三毛猫)が日本の文化について
絵でやさしく解説。でも子供向けの絵本じゃないです(笑)
わんことにゃんこがとっても癒し系です。癒されたい人にもぴったりかも。
この本を読んで、白檀扇(白檀という木で作られた扇)が欲しくなりました。
結構良い扇は高いなぁ…(その前に懐中時計と柱時計を修理しなきゃねぇ)
上海〜うたかたの恋(2003/6/23読了)
かわいゆみこ/イラスト・田中鈴木 株式会社ビブロス
表紙を見ればどんな本かわかるのであえて詳細は書きません(爆)
ロマンス物は苦手なのですがこれはさっくり読めました。
身分違いの恋っていいですねぇ。上海を舞台にした激動のストーリー、
色々あっても最終的にはハッピーエンドなのもお気に入り。
ジャンル的な問題で生理的に受け付けない方もいるとは思いますが、
そうでなければ充分楽しめると思います。
でも、絶版なので図書館でないと見つからないかと(^^;;
追伸 結局古本サイトで購入しました(爆)
(2003/7/9に到着〜)
ミステリなふたり(2003/6/23読了)
大田忠司/装画・はせがわひろこ 幻冬舎
刑事の姉さん女房とイラストレーターの年下夫が次々と事件を解決。
とりあえず、個性云々はともかく毎回きわどいいちゃつきが入るのは
どうだろうとか思いつつ。(なんか生臭いイメージがちらつくので苦手)
ミステリーの骨子になる謎は小粒気味。というか、チェスタトンの
「見えない男」系な犯人(トリック?)を二つの短編で同じような使い方をするのはどうかと。
ひらいたトランプ(2003/6/24読了)
アガサ・クリスティー/加島祥造訳 ハヤカワ・ミステリ
「犯罪人コレクター」の男がブリッジの最中に刺殺された。
犯人は「犯罪人コレクション」の四人の中に。一体誰が?
トリックではなく犯人の心理を解き明かしていく過程が楽しめる作品。
ポアロはブリッジの点数表を通して心理を読み解こうとしていますが、
ブリッジのルールを知らなくても犯人の推理は出来ます。
(記述でうまく解説されていますので)
クリスティー流のどんでん返し的ストーリーをたっぷり楽しめる作品ではないかと思います。
勿論お勧め作品です。
きっと、ブリッジのルールを知っていたら(遊んだ事があったら)もっと楽しめただろうなぁ…
鏡は横にひび割れて(2003/6/25読了)
アガサ・クリスティー/橋本福夫訳 ハヤカワ・ミステリ
アメリカ女優の引越しパーティで毒殺事件が。
犯人はアメリカ女優を狙って毒を盛ったのか?
アルフレッド・テニスンの詩を効果的に引用した作品。
(確かに結末を見たら「なるほど」と思えます)
これもトリックが使われたというよりは犯人の心理を読む作品。
ミス・マープルならではの思考法が事件を解決に導きます。
トリックがなければミステリーではない、という方以外なら
楽しめる作品だと思われます。
紅はこべ(2003/6/26読了)
バロネス・オルツィ/西村孝次訳 創元推理文庫
フランス革命の時期、次々と処刑されるはずの貴族を救い出す謎の秘密結社
「紅はこべ」リーダーの正体とは?二転三転する冒険活劇!
……と、あらすじはこんなところ。まさに王道というべき展開ですが、
とっかかりの文さえ読み過ごしてしまえばさらっと読めます。
(訳が古いのか少々時代がかった文章なのです)
「隅の老人」とはまた違った面白さなのでお勧めします。
間違いだらけのメガネ選び(2003/6/27読了)
東京医科歯科大学教授 医学博士 所敬 KKダイナミックセラーズ
ちょっと今の眼鏡で大丈夫なのか気になったので借りた本。
合わない眼鏡の条件、サングラスのかけ過ぎに対する警告、
(日本人には濃い色のサングラスは不要なんだそうです)
コンタクトレンズの構造、使い方について懇切丁寧に解説しています。
これ読んでさらにコンタクトを付ける気がなくなった……(泣)
この方法で生きのびろ!旅先サバイバル編(2003/6/30読了)
ジョシュア・ペイビン&デビッド・ボーゲニクト著/倉骨彰訳 草思社
現実に想定されうるハプニングへの対処法から「それはない、まずない」と
思われるハプニングの対処法までじっくり紹介。
(普通はUFOに接近遭遇しないしラクダに乗る機会も少ないし…(笑))
「手足が切断された時」の対処法まで掲載されています。
……考えただけで吐き気が……
2003/6/28
図書館日記(上記日付は本を借りた日付)
地球儀のスライス(2003/6/30読了)
森 博嗣 講談社NOVELS
ミステリーと文学作品が半々で入っているような作品集。
(「まどろみ消去」はミステリー色が薄かったような…)
「素敵な日記」は、紙一重の叙述トリックといったところでしょうか?
(有栖川有栖の「ペルシャ猫の謎」(表題作)よりは納得いった)
斜め屋敷の犯罪(2003/7/1読了)
島田荘司 講談社文庫
宗谷岬に建つ流氷館、通称「斜め屋敷」で起こる
連続殺人事件に御手洗潔が挑む。果たして、真相は?
推理する材料が揃ってても解けないですよぅ(泣)
古典ミステリ的な大掛かりトリックの解説は楽しかったのですが、
犯人の動機がイマイチ理解しがたいのが、なんとも。
ところで、御手洗潔ってこんなにヘンな人だったっけ?
(「御手洗潔の挨拶」ではちょっとエキセントリックな印象だけだったのだけれど、
これを読んだ後、「石岡君、よく付きあってられるね」と言いたくなったり(笑))
占星術殺人事件(2003/7/2読了)
島田荘司 光文社文庫
迷宮入りとなって何年も経つ梅沢一家連続殺人事件の真相を
御手洗潔は解き明かす事が出来るのか?
トリック、犯人の動機(心理)共に秀逸な出来。
(この作品のトリックがそのまま金田一少年の事件簿に使われていたのを見た(^^;)
結末を物語る、犯人からの手紙で全ての伏線が綺麗に纏まっています。
私はトリックを先に知ってしまったクチですが、それでも楽しく読めました。
皇帝のかぎ煙草入れ(2003/7/3読了)
ディクスン・カー 創元推理文庫
身に覚えのない殺人事件の濡れ衣を着せられたヒロイン。
しかし、彼女のアリバイは「ある理由」により証言する事が出来ない。
このまま彼女は犯人に仕立て上げられてしまうのか?
ジョン・ディクスン・カーの作品を読むのは初めてでしたが、
下手な新本格よりも楽しく読めました。
それにしても、ヒロインって男運ないなぁ。
ハロウィーン・パーティ(2003/7/4読了)
アガサ・クリスティ ハヤカワミステリ
「殺人を目撃した」と吹聴する13歳の少女が
林檎のバケツに首を突っ込んで死んでいた!
殺された真の理由は、そして犯人は?
過去の事件と現在の事件とを結びつける為、ポアロは舞台となった町に赴く。
これもまた、トリック抜きで犯人の心理を推測する作品。
犯人の動機と犯人の正体は半分しか当たりませんでした(泣)
童話のような、不思議な雰囲気の話といってもいいかもしれません。
くれぐれも、童話的なモチーフに幻惑されませんように。
完全自殺防止マニュアル(2003/7/5読了)
東京自殺防止委員会 ぶんか社
まあ、完全に自殺を防止出来るマニュアルではなさそうですね。
芸能人(政治家もいたな)インタビューっぽい記事は必要だったんだろうか?(^^;
非有名人の考えついた自殺防止法てんこもりオンリーでも良かったのではないかと。
あ、今度完全自殺マニュアル借りてみよー(マテ)
犬死 歴史から消えた8人の生贄(2003/7/9読了)
菊池良生 小学館
ある8人の人物が「犬死」していったプロセスを描いたノンフィクション。
歴史物語ですが、比較的無名な人物の物語の為か、非常に新鮮な
気持ちで読めました。中世ヨーロッパの世界も垣間見る事が出来ますよ。
以下、主役となった8人の素性を書いておきます。興味がおありでしたら図書館で
借りましょう。(CWのシナリオ制作にも役立ちそうなネタが満載♪)
黒幕に操られ見捨てられたお人好しな太鼓叩き
一本気と無邪気さで首を落としたたたき上げ傭兵隊長
暴君と民衆の生贄にされた哀しい官僚
愛と忠誠を捧げ尽くした「死ぬ者貧乏」
理想を妄信して現実に殺された純真な老将
半端な才能のおかげで修正籠の鳥となった錬金術師
愛郷と忠誠を負わされ潰れた善良な田舎将軍
悪口と酷評に縊死させられた生真面目な芸術家
2003/7/4
眼鏡を仕事場に忘れた〜(泣)
スペアの丸眼鏡があるからいいけど(^^)
図書館日記番外 「14ヶ月」の原作
どうも読んだ事がある気がしたので調べてみたら、やはり数年前から
(私は1999年の冬に読みました。ラブストーリーは
嫌いだったはずだけど、この作品だけは印象に残っていました。
原タイトルは「きみはぼくの」ここから原作を掲載しているページに飛べます→)
ネット小説として公開されていました。現在は結末は出版社との
契約により公開されていませんが、アルファポリス社発行「Separation」には
結末も収録されていますので、そちらで確認してくださいね。
(売れ筋なのでなかなか入手出来ないみたいですので、図書館でリクエストしてみましょう)
原作との違いを楽しみつつ、ドラマ「14ヶ月」もどうぞ。
2003/7/7
ひのえさん、みんさんと飲み会へ。
うわばみとかホースとかすごい事言われたんですけどー(主にみんさんに(笑))
創作ベトナム風料理店で食べて飲んだ後、BARマーリンの雰囲気に近い
京橋のBAR(流石に広いステージとピアノはない(笑))
で飲み直し、最後にマクドナルドで酔っ払いトーク(笑)をして帰りました。
また来月、締めにあのBARへ行きましょうね♪
(初めて飲んだギムレットとシンガポールスリング、美味しかったなぁ)
追伸 「T.N氏からの恋文」に「S.H嬢からの恋文」って……濃いですねぇ(笑)
来月給料入ったらシェア料払って楽しもう♪(爆)
2003/7/8
朝、パソコンを起動すると画面が真っ白に( ̄○ ̄;)!
何とか今(同日午後21時39分)に背景なしにすることで戻った…ような気がする(^^;
はやく新しいパソコンの環境整えないとねぇ……(CDドライブがないし)
カー短編全集1 不可能犯罪捜査課
ディクスン・カー/宇野利泰訳 創元推理文庫
「皇帝のかぎ煙草入れ」に比べるとインパクト弱いの多いなぁ。
特に「めくら頭巾」は何故か怪奇物入っていたのでちょっと……。
オススメ短編は「新透明人間」(トリックは聞けばわかる人もいるかも)と
「ホット・マネー」(ある意味奇想天外な隠し場所)でしょうか。
2003/7/9
また起動すると画面が真っ白に( ̄○ ̄;)!
寿命かねぇ、このパソコン。
起動する度に設定直すの面倒……
トンデモ一行知識の逆襲
唐沢俊一 大和書房
楽しい面白い一行の知識を詰め込んだ本。
いやぁ、下手な小説より面白いんですよ。
ためになりそうな知識から本当に馬鹿馬鹿しい知識まで(笑)
暇つぶしにも最適ですよ(^^)
この本の他にも「トンデモ一行知識の世界」、「唐沢俊一のB級裏モノ探偵団」
「唐沢俊一のカルト王 アナーキーな活字たち」など面白そうな著書を出している
ようですので、近いうちに借りようと思っています。
2003/7/10
死者のノック
ジョン・ディクスン・カー/高橋 豊訳 ハヤカワミステリ
……んー、ダメだ。この手の密室物って説明されても原理があまりわからない(汗)
おおがかりなトリックをばばーんとやってくれる作品の方が好みだなぁ。
2003/7/11
児童ポルノ禁止法改正に関するサイトを偶然発見。
目を通してみた……いっぺん潰れろニッポン政府(微笑み)
規制すれば何でも解決すると思うなよ。改正じゃなくて改悪では?
なんかそのうち、血が出るゲームまで規制しそうな勢いだねぇ。
他に規制することあるだろ、アホ政府。
まあ、実在の児童は保護する義務があるのは当然だけど、それを
アニメやゲーム、書籍のメディアにまで求めるのは筋違い。
ってか、規制されたら五年後の幻ちゃん転生らぶらぶ計画が……(それかい)
というわけで、私は”ジポネット”を応援しています。
殺人心理
日刊ゲンダイニュース編集部部長&二木啓孝 精神科医 和田秀樹 アスキー
色々な事件の犯人や被害者の人格を分析。その病理的な心理を探っている。
……まあ、死んでしまった犯人の心理は推測しか出来ないわけですが。
こんなもんかなぁ?目からうろこが落ちるほど感銘したわけでもないし、
かといってトンデモ本ってわけでもないし。
2003/7/12
あなたがストーカーになる日
ハラスメントカウンセラー 小早川明子 廣済堂出版
ストーカー対策+症例とその解決法。
まあ、この本に書かれている通り、誰にでもストーカーになる要素は
ありますので、注意注意。筆者自身の経験も最大限に生かされた一冊。
身に覚えのある人(加害者被害者共に)読んでみましょうね(笑)
2003/7/13
日記に書くネタがないので過去私が行った悪事を暴露。
小学5年生の頃…集団登校で使う班旗をクラスメート(男)と
同じように班旗でチャンバラゴッコをするのに使って真っ二つに折った。
小学6年生の夏休み…弟と従弟にほぼ全面ガラス張りのサンルームへ閉じ込められ、
「出せ」と抗議するつもりで出入り口のガラスをキックしたら勢い余って粉砕。
(怪我はなかった)
……器物破損系が多いなぁ。他にもあるような気はするけど内緒☆
おまけ
悪い事された例
小学2年生の冬…人面鯉のいる凍った池を覗いていたら
体格の良いクラスメート(女)に背中から突き飛ばされて池にダイブ。
風邪引くかと思うくらいずぶ濡れに。
専門学校1年生の頃(1月)…教室でお気に入りの本「賃貸宇宙」
(分厚いので扱いには注意していた。「BOOK」のコーナーに詳細を記載)
を借りたいとしつこく催促するクラスメート(男)がいたので渋々貸した。
一週間後、本の継ぎ目部分(表紙と中身を繋ぐ部分)がボロボロに。
さらに、そいつが本を又貸ししていた事が判明。
その後卒業するまで一度もそいつと口を聞かなかった。
多分これで食べ物の食べカスなんかが入っていたら弁償までさせたと思う。
そう、9500円+消費税を(^^)
人形の誘惑 招き猫からカーネル・サンダースまで Dolls Seduce Me
井上章一 三省堂
んー、街中に置かれている人形の起源について書かれたものだったので、
正直言って私には退屈な内容でした。
(特に招き猫の起源は……招き猫が嫌いになりそうだ(−−;;;)
あ、でもマネキン人形とマネキン・ガールのくだりは面白かったですよ。
2003/7/14
今日、会社帰りにJR京橋駅から京阪京橋駅へと乗り継いでいる最中に
不思議な音を聞いたので、思わず足がそちらへ向いた。
音の正体は、BEというオーストラリアの大道芸人さんが演奏していたティンビラという楽器。
どう見ても少し特殊な木琴にしか見えないし実際木で出来ているようだったのだが、
音はメタリックな音だった。(トタン屋根に雨粒が落ちたような音、ちょっと違うか)
久々に「音」で満足したのでお礼の意味をこめて
お金を入れる事にした。……100円だったけど(^^;;;
ホントごめんなさい、持ち合わせが420円しかなかった上に買う物があったから
あれが限界だったんです。今度また聞く事があったら、またお礼の気持ちを伝えようと思っている。
(さっき検索エンジンで調べたら、マダガスカルの楽器なんだそうで。
そういえばダンボールに日本語でそう説明していたっけ)
フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人
佐藤友哉 講談社NOVELS
えっと……これ、ミステリーなんですか?(^^;;
マニアックなあの妖怪が話題に出てくるし、超能力までありだし。
文中のアニメとゲーム単語の濃度が高いので、苦手な人は苦手かも。
(「To Heart」、「カードキャプターさくら」などの人名やネタが頻出)
作中の男共、頭の古さにちょっとうんざり。突き刺しジャックの正体と
行動理由が彼等の存在よりもなんぼかマシに思える自分がとっても不思議。
通勤時間の合間にさらっと読む分には問題なし。
追伸 クロウ・リードを探すんだったら中国よりイギリスだと思うのですが。
認識甘いですっ(びし)
2003/7/15
久々に鼻血が出た。でもすぐ止まった。
そういえば小さい頃はよく鼻血だしてたなぁ、のぼせて。
エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室
佐藤友哉 講談社NOVELS
いまいち密室である理由がつかめなかった。が、ごちゃごちゃした断片が
繋がっていくさまは壮観と言ってもいいかもしれない。
でもやっぱり超能力関連の話題が。苦手な人は苦手かな?
やっぱりアニメ関連用語が多い(しかもマニアック度レベルアップ)だったりもする。
結構視点が入れ替わる。最初のうちは混乱するかな?
2003/7/16
会社から帰宅する途中で鼻血が出た。
しかも今度はすぐに止まらなかった。たちまち真っ赤に染まるティッシュ。
一応こんな時の為にティッシュのスペアは多めに持っているが、
(アレルギー性鼻炎なので、鼻をかむ回数が多いからでもある)
あまりに大量に染み出る鼻血を見て心配したのか、
親切なお姉さんがティッシュをくれた。軽く目礼をしておいた。
水没ピアノ 鏡創二がひきもどす犯罪
佐藤友哉 講談社NOVELS
「エナメルを塗った魂の比重」をさらに洗練したような作品。
三つの物語の因果関係が綺麗な形で一つに繋がる。
混沌と秩序が混ざり合った小説と言えるが、ミステリーというよりは
文学っぽい気もしないではない。
今回はアニメ関連用語があまりないなと思ったら「ななか6/17」ネタが!
目の付け所がシャープです(笑)
2003/7/17
寝坊したのでパンを持ち出して駅の中で朝食を摂った。
まさか7時まで爆睡とは……(汗)幸いな事に、遅刻はしていない。
過ぎ行く風はみどり色
倉知淳 東京創元社
叙述トリックの使い方が最高。この方の作品は安心して読めるなぁ。
猫丸先輩のおかげで語り部の青年が空気みたいな存在だったりするのですが(笑)
追伸 「星降り山荘の殺人」もオススメ。
2003/7/18
弟に誘われ、数日前から再び「ブシドーブレード2」で遊んでいる。
弟曰く、コンピュータ相手だと面白くないそうだ。
まあ、確かに対人戦の方が予測つかなくて楽しめるかも。
……でも私は武器をぶんぶん振り回すだけで技も何もあったもんじゃない☆
発情装置 エロスのシナリオ
上野千鶴子 筑摩書房
初めに言っておきますが、タイトルに反して内容は固いです(笑)
ブルセラ、援助交際、ヌード、などあらゆる性的な記号に対する考察。
ある意味興味深い話題なので、興味がおありでしたらどうぞ。
結局、作中では性的記号に対する解答は出されなかったので、本書を完全に理解するには
読者自身で投げかけられた問いの答えを探さなければいけませんが。
2003/7/19
黒蜜の練乳がけかき氷が食べたくなった。
去年の夏まで九条の小さなお店で食べていたのだけれど、
今年は自分で材料買ってきて作るしかないかなぁ。
そういえば今日から弟達は夏休みだ。
私に夏休みがあるのかは謎だけど。
2003/7/20
昨日リクエストしていた本が届いたので図書館に。
(昨日ぎりぎりまで借りたが、2冊読み終わっていた)
本を返却し、リクエストしていた「完全自殺マニュアル」と
偶然見かけた「ナイトウィザード」が気になったので借りる。
追伸 まだ死ぬ気はないですよ(笑)
2003/7/21
弟がマンガをダンボール二箱分売り払い、その代わりに
「THE 地球防衛軍」を買って帰ってきた。
以下、簡易レビュー。
THE 地球防衛軍(SIMPLE2000シリーズvol31) D3
謎の飛行物体から降り立った巨大生物軍団から地球の平和を守るゲーム。
……と言ってしまえば普通のゲームですが、ここからが本題。
実は、主人公は生身(+武器)で敵と戦わなければいけません。
巨大ロボットや空軍の援護もありません(笑)
アサルトライフルやスナイパーライフル、ショットガン、ロケットランチャーなどの武器だけが頼りです。
(火炎放射器はロマンです(何))
味方側の戦力が現実的であるのですが、敵側はアリです。しかも巨大です。
悪夢に出そうな程巨大なアリやロボの大群を自分の腕一つで打ち落とす豪快なゲームなのです。
そしてもう一つの魅力、それは破壊。
ライフル系では敵以外破壊出来ませんが、ミサイルやロケットランチャーを使えば
住民ごと巻き込んで(ぉぃ)ビルや橋、高速道路を破壊できるのです。しかも誰にも怒られません。
難易度は各ステージ5段階に分かれています。
難易度が高い程敵への恐怖も倍増しますよ。
(序盤にHARDモードで第一ステージを遊んで泣きを見た私と弟)
ストレス解消にうってつけの楽しいバカゲーですので、是非遊んでみてくださいね♪
初版グリム童話集2
吉原高志・吉原素子訳 白水社
グリム童話の初版です。
改訂、削除される前のお話がたっぷり詰まっています。
ただ、話の内容が被っている物がいくつかありました……(−−;;
いや、面白かったんですけどね。
ひらけ!勝鬨橋
島田荘司 光文社文庫
んー、ゲートボールの詳しい描写がちょっと退屈でした。
それに、老人ホームで死人(被害者)が二人も出るのはちょっと嫌だなぁ(−−;;
タイトル程、爽快感は無いかもしれません。
ナイトウィザード
菊池たけし/F.E.A.R.
ログインテーブルトークRPGシリーズ エンターブレイン
偶然見かけたので借りた本。TRPGのルールブックです。
主人公が魔術師って辺りがツボです♪各種設定も魔術師っぽくて(うっとり)
これ、遊んでみたいなぁ。(オンラインで遊ばれているのかどうか知りませんが)
まあ、遊ぶ前にこの本を購入してじっくりルールを覚えなければいけませんが。
(物覚えが良い方じゃないしなぁ、私)
2003/7/22
ちょっと今日はネタがないので二日前の話を。
二日前(7月20日ですね)、とあるサイトの掲示板で断書き込み宣言(沈み宣言)してきました。
(レスいらないって書いてるのにこっちの怒りを煽るレス入れてるし、あの管理人の人)
まあ理由は色々ありますが、向こう(管理人)が私が投げかけた質問に対し「引用文」を連発した
書き込みを行った事、結局お互いの書き込みが完全に水掛け論になった事でした。
(まあ、お互い顔が見えない分タガが外れて攻撃が激化したのでしょう)
私は引用文ではなく管理人自身の言葉を使った書き込みが見たかったのですがね。
有名人の言葉(引用文)なら本を見れば事足りますから。
……と書き込んでも良かったのですが、絶交宣言していますので二度と書き込む気はないです。
(最後通牒書き込みに対する管理人のレスを見た瞬間、何かが切れましたよ、ホント。
まあ、あれ以上くだらない人に付き合う気は毛頭無いですが)
てか、明るいネクラって何?(笑)
2003/7/23
弟に誘われ、THE 地球防衛軍をプレイ。
………どうでもいいけど、私は夏休みじゃない事ちゃんと解ってる?(^^;;
魔術の殺人
アガサ・クリスティー/田村隆一訳 ハヤカワミステリ
んー、トリックは比較的オーソドックスかなぁ。少なくとも、「魔術的」な殺人というわけでは。
(個人的なマイナス点は犯人の動機かなぁ)
作中の舞台背景はかなり特殊でしたが、登場人物はもっと特殊でいびつな人物が多かったです。
同作者の「ハロウィーン・パーティ」と同じで、結構特殊な雰囲気に惑わされる人は多いかな?
殺竜事件
上遠野浩平 講談社NOVELS
んー、竜が殺されたにしてはちょっとあっさりめかなぁ。
嫌いな作品ではないけれど、ミステリーかと言われるとちょっと困る。
キャラクターデザインと描写がしっくりきている所は好感触。
あの三人組、また見たいです。
ちょろっと昨日の話の続き。(あまりつながりはないけれど)
男らしさとか女らしさって一体何処で決まったんでしょう?
育て方によっても随分違ってくるはずなのですが。
(たおやかで優しくてやわらかいのが一般的な女らしさ、
勇敢で孤立を恐れずに大きな敵に立ち向かうのが一般的な男らしさなのだそうですが、
勇敢さが男のみの特徴、優しさが女のみの特徴だとは到底思えない。私だけか?)
2003/7/24
会社から家へ帰る途中、定期入れを振り回して歩いていたら
定期が全部すっぽり抜け落ちていた(−−;
ぼろくなったなぁ、定期入れ。
8・9月分の予定表を見てみたが、夏休みはないようだ(笑)
昨日の分、鯖落ち故に更新できず。というわけで二日間分の日記。
紫骸城事件
上遠野浩平 講談社NOVELS
恐怖の双子さん襲来の巻(待て)
まあそれはさておき、前作よりもファンタジー色は濃くなっており、その法則下で
事件が起こっている。前作よりはミステリーっぽくなってきたかな?
登場キャラクターも新しい顔ぶれがぞくぞく。
良い感じで危険な双子さん(発言、行動共に)がお気に入りです(^^)
2003/7/25
後述の『完全自殺マニュアル』をお昼休みに読んでいた。
首吊りの項までは普通に読めたのだが、飛び降りの項から
段々気持ち悪くなってくる。思わず吐き気が。吐いてないけど。
昼食に肉類を食べていなかったのがせめてもの救い。
(良い子は真似しちゃいけません♪)
初版グリム童話集3
吉原高志・吉原素子訳 白水社
んー、ネタ被りな話がやっぱり多い。
他の童話とごっちゃになってたりとかね。
なんか初版本ってわけのわからない結末多いなぁ。
(メルヘンというのはなんらかの教訓を含んでいる話が多いそうですが、
どんな教訓を含んでいるのかさっぱりな話が多数……)
完全自殺マニュアル
鶴見済 大田出版
毒気の強い本。
流石「薬局で買えるし寝るクスリから最も安楽に死ねる方法まで,
聖書よりも役に立つ,コトバによる自殺装置」と謳うだけあって
様々な自殺法が事細かに書かれています。
自殺したくなる「要素」の話もちょっとだけ納得。
『延々と続く繰り返し』と『ひとりひとりが無力で、いてもいなくてもどうでもいい存在』か。
なるほどね、と。
まあ、私は別に自殺したいわけではないんだけど。今のところは。
ちなみに、この本は食前食後、または著しい空腹を覚えている時には読まない事を強くオススメする。
飛び降り、手首・頚動脈切り、飛び込み、焼身、凍死の項(主に血、白骨がキーワード)
を読んでて思わず想像してしまい吐き気が……いや本当に。
血のしたたるお肉を食べながらこの本を読破出来る人がいたら尊敬します、ワタシ。
(どうやら私はあまり神経が太くないようだ。下手なホラー小説より怖いってアレ。
何しろ実際にあった話ばかりだもの。)
この本と比べると『完全自殺防止マニュアル』がほぼ役に立たない事は明白とも言える。
『完全自殺マニュアル』がエボラウイルスならば『完全自殺防止マニュアル』は
風邪薬程度の威力しか持ち合わせていないからだ。
追記 この本を読む際はくれぐれも自己責任で。
失敗例もきっちり書いてあるので自殺のリスクもある程度わかります。
2003/7/26
図書館で「テラ・ザ・ガンスリンガー」と「トーキョーNOVA The Revolution Revised」を
借りてきた。(二冊ともTRPGのルールブックである。)
しかし、添付されているはずのカード類がなかったので司書さんに説明。
やはり、誰かが紛失、もしくは無断でもらったらしい。
良い子でも、良い子じゃなくてもそういう事はしちゃ駄目ですよー。
図書館の人も借りる人も困っちゃうんですから。
しかし、今日は暑かったなぁ。自転車で走っていてもちょっと汗をかいたし。
2003/7/27
ただいま、CWシナリオ作家としてのデビュー作を製作中(昨日から作り始めました)
なかなかない、子供冒険者用のシナリオを作っています。
(冒険者デビューを華々しく飾れそうなシナリオを作ってみたいんですよね)
子供冒険者用にクーポンを振ればそういったシナリオも可能なのでしょうか?
ここを見てくださるCWシナリオ作家の皆様、答えていただけませんか?
(GroupASKの掲示板で聞いた方がいいか(−−;;)
私の嫌いな10の言葉
中島義道 新潮社
すっとしますね、こういう本。
今まで私がもやもやと嫌な気分にさせられた言葉をさんざんにこきおろしていて、
さらにそれをよく使う「良識ある大人」をもこきおろす辺りが痛快です。
一番痛快なのは下記の文面。(以下『』内文章を引用)
『こうした青少年たちに「世も末だ」といらだつ良識ある大人たちよ。
「現代日本は物質的に豊かになったが、心は枯渇した」と評するインテリ諸氏よ。
ネゴトをホザクのはやめなさい。すべてはあなたの思惑どおりに進んでいるのですから。
なんにも心配することはないんです。
みんな、あなたが真に望んでいることが何かようく知っているんですから』
(以下、さらに痛快な文面が続きますが、興味のある方はご自分でお確かめ下さい)
もう最高。ファンになっちゃいましたよ。
キレイゴトをばっさばっさと斬り捨てる鮮やかさ。見習いたいです。
あとがきでは『もし、あなたがこうした言葉に関して私と似た感受性をおもちでしたら、
ご一報ください』と書かれていましたので、一度連絡しようかなと考えています。
2003/7/28
シナリオ制作、ちょびちょび進行中…
ストーリーは上がっているのであとは細かく組むだけ……
今回はフラグ使用のみのシナリオにしよう(−−;;
考えすぎないほうがうまくいく
京都大学名誉教授 森毅 三笠書房
内容的に昨日紹介した「私の嫌いな10の言葉」と重なる部分も多々ある。
軽く読めてそこそこためになった気分になれますのでオススメです(爆)
健康、不健康についてのコラムと美学のありようを語ったコラムだけでも
読んでおくと精神的に楽になれるかもしれません。
(特に、今自分が『不健康』だと感じている人たちはね(笑)
かくいう私自身も不健康なオタク人間ですし)
2003/7/29
普段使いのアクセサリー(緑色の蛍石をあしらった手作りペンダント、
ブルームーンストーンのバングル)をつけ忘れて家を出る、雨が降ってじめじめ暑い中
お使いに出向くハメになる等散々な一日だった。
ちょっとぐったり(−−;;
泣かない子供
江國香織 角川文庫
筆者自身の経験よりも思いよりも、読書日記で紹介された
本が気になった私。メモ取って、今度図書館で探してみようと思う。
追伸 「こっくりと甘い」っていう言葉、なんか好きだな。
人生論
トルストイ/米川和夫訳 角川文庫
93ページでついに挫折(−−;
訳が古いせいなのか書かれている内容に共感出来ないせいか、
読んでもすぐに内容を忘れたり、没頭出来なかったりした。
私自身が無教養なせいですかね?
2003/7/30
給料日。
母に「少しだけ遅く帰る」と連絡し、7/7にひのえさん、みんさんと行った
BARにこっそりお出かけ。
サイドカーをオーダーし、ちびちびと飲んだ。
レモン味が利いて美味しかったのだけれど、空腹状態で飲んだので
てきめんに効き、酔った状態で帰ると何を言われるかわからないので
酔い覚ましに適当な本屋をぶらついて帰る。
ついでに、生茶パンダの為に凍らせ生茶を買った。
テラ・ザ・ガンスリンガー
井上純弌/F.E.A.R. エンターブレイン
西部劇風の世界を舞台にしたTRPGのルールブック。
花形の職業はガンスリンガーなのだろうけど、サモナーとプライベート・アイが
妙に気になりました。これも遊んでみたいなぁ。
トーキョーNOVA The Revolution Revised
鈴吹太郎/F.E.A.R. ゲーム・フィールド
近未来を舞台にしたTRPGのルールブック。
退廃しまくった世界観がツボ。
オフラインがダメならオンラインでやりたいなぁ。今度検索エンジンで探してみるか。
2003/7/31
今まで沢山本を読んできたけれど、いくつか読了せずに読まなくなった本がある。
ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」とか(古い言い回しが多くてうんざりした為だと
思われる。20ページで脱落)、村上龍の「ヒュウガ・ウイルス」とか。
(文章そのものに拒絶反応。3行で読むのをやめた(笑))
やっぱり本と人との相性もあるんだなぁと思った。
どうでもいいけど、今「新刊」とされている作品もいずれ「古典」になるのだから
「古典」だからありがたがる必要もないし、「新刊」だから優れているわけでもないと思う。
……ええ、図書館で借りたヘミングウェイ、挫折しましたとも(−−;;
そういえば、もうすぐ北風お兄さんと晴輝君(幻想遊戯→魔獣戦線の世界設定参照)
の歳、追い越しちゃうなぁ。なんか感傷的になってしまったり。22歳かぁ……
ヘミングウェイ全短編1 われらの時代/男だけの世界
アーネスト・ヘミングウェイ/高見浩訳 新潮文庫
男だけの世界「陳腐なストーリー」で挫折。
だましだまし読んでみたけどもう限界。
(そこまで読んだのなら最後まで読めばいいのにというツッコミは却下です(笑))
文学ってやっぱり書いた人とのセンスとシンクロ出来ないと読んでも苦痛なだけだなぁ。
戻る
INDEXへ