五十音順に並んでいます。
ウイスキーとは?
大麦、ライ麦、トウモロコシなどを発酵させ、更に蒸留して造られる酒。
原料の麦の種類、蒸留方法(ポット・スチルと呼ばれる単式蒸留機と、パテントスチルと
呼ばれる連結式蒸留機の使用方法の違い)、熟成期間などにより味わいが異なり、それぞれの
個性が生まれる。主要なウイスキーとしては、アイリッシュ、スコッチ、バーボン、カナディアンがあげられる。
日本のウイスキーはスコッチ・ウイスキーに似たタイプで、モルト・ウイスキーをベースに風味が
作られている。スコッチに比べスモーキー・フレイバーは少なく、香味が穏やかでコクがあるため、
「水割り」にしても伸びの効く香味がある。
スコッチウイスキーとは?
イギリス北部のスコットランドで蒸留、熟成させたウイスキーの総称。
スコッチの特徴は、麦芽を乾燥させる際にピートを使用するため、独特の
スモーキー・フレーバーがついていること。穀物を原料として、酵母により
発酵させ、95度未満で蒸留を行い、木樽で3年以上熟成させたものをいう。
現在、製造法上から3つに分類される。
1.モルト・ウイスキー
大麦麦芽(モルト)だけが原料で、通常は発酵後、単式蒸留機で2回蒸留して、
ホワイト・オークの樽で熟成させる。他の蒸留所のものとブレンドしないで、個々の
蒸留所内だけのバッティングのみで商品化したものをシングル・モルトという。
2.グレーン・ウイスキー
大規模な蒸留所でトウモロコシ、又は小麦と大麦麦芽を原料に、連続式蒸留機で造られる。
ピート香はつけず、高いアルコール濃度で蒸留されるので、風味はソフトでマイルドである。
3.ブレンデッド・ウイスキー
様々なタイプのモルト・ウイスキーの荒削りな味を、グレーン・ウイスキーのニュートラルな
軽い味でまとめて、多くの人に受け入れられるウイスキーに仕上げたもの。
一般的にハイランド産の複雑でエレガントなモルト・ウイスキーをベースにして
バッティッド・モルトを造り、ニュートラルなグレーン・ウイスキーをブレンドして
バランスのとれたウイスキーを造る。
アイリッシュウイスキーとは?
アイルランドで製造されているウイスキー。ウイスキー製造ではスコットランドよりも古く、
1172年アイルランドに遠征したイギリスのヘンリー二世の軍隊が、ウイスキーの前身と
見られる蒸留所を見たと記録されている。スコッチ・ウイスキーのように
ピートを使用しないので、軽い風味と味わいがある。
表記例