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久流さん開催セッション『Sie wollen mich
abzocken(ご冗談でしょう?)』黒巣市A.D.2026−ActT
シナリオ予告
止められなかった未来。
繰り返される現実と絶望。
──泥より這い出てその手に掴め。
ハンドアウト、追記など
●PC1(特殊:20年後の”現在”生存しているキャラ)
酔いつぶれて路地裏で目覚めた時。
薄暗い空を見上げた時。
ふと今まで過ごしてきた日常が偽りだと気づいた。
必死に生きてきた実感も身に負った傷も変わりないのに。
空が灰色に見えた。
シナリオロイス:20年前の日常
●PC2(特殊:20年後の”現在”生存しているキャラ)
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
いつまでも変わらず。
檻の中で殺しあう現実。
事情を知っても何も変わらない。
そう思いつつも。またコンソールを叩いた。
少しだけ。心の隅でちくりと何かが蠢いた。
シナリオロイス:”檻の街”黒巣
●PC3〜4(条件:何もなし)
先日、高額賞金首のリストが更新された。
影で人が殺しあっているこんなクソッタレの街で。
馬鹿馬鹿しく真正直に殺し殺されハンターズランクを上げる事が生きる為以外意味があるだろうか。
それでも。
シナリオロイス:“EverybodyOne”
【追記】
設定が記されていますがあくまで目安です。
概念的には「FHシナリオ風」とお思いください。
キャラ提示の上で構成する感じなので現在の所は経験点上限表示などは列記しません。
あくまで参加者募集の感じで。
【一応】
持ち回りショートっぽいキャンペーンの始まりとしてシリアスな出だしを試みて立ててみる。
無論、企画自体がポシャったらどうしようもないですが。
誰かが先に第一回とかやった場合は取りやめです。
追記(1)
http://mta.staba.jp/inui/2026.html
一応、これが現存のレギュレーションです。
参考に。
補足すると。
これは20年後の黒巣市を舞台にしたタイムパラレル仕様のセッションです。
【バックグラウンド】
現在より数年後。
黒巣支部長天城美鈴が何者かの手により死亡。
日ごろからの言動より内部の噂とされたものの証拠も掴めず。
しばらく支部長不在のまま支部は運営されるも。
”何らかの原因”によりジャームが大量に出現。
決断の末、UGN上層部は非核搭載型爆弾を黒巣に投下。
これにより沈静化するも今後の事も思慮し周囲を防衛隊で取り囲み。
黒巣市一帯を隔離地区として認定した。
爆弾の影響で山の湖から水が街中に流れ。
街中に水路が形成される始末。
増水の時などは家屋が浸水する程になった事から
資本のないものは濁った水の見える低い地に。
資本力のあるものは高いビルなどに居住する事になった。
オーヴァードの数は増加し、認識が皆に知れ渡った事で黒巣市では
UGNが増加するジャームに対応する事になった。
ちなみに封鎖されている事から黒巣市の外の情報は皆は知らない。
制限し、制約し、制御する。
雁字搦めの街を称して”檻の街”と言われる事となった。
そんな街で皆は何ともなしに生き続けている。
【この話のルール(PC)】
基本的にはPC1〜2が『既存キャラ』の枠(30歳〜)。
3〜4が『新キャラ』の枠。
FHキャラも参加可能。
使用経験点には言及しないが既存キャラにはそれ相応のディメリットも存在するかもしれない。
話のベースは魔街と同じ。
【この話のルール(PL)】
基本的にはリレー方式なので1話完結風。
伏線は作るが拾い上げられるかは不明。
一応今回1話完結風にするので続けるかどうかは不明だが
出来るならば他のGMにより構成をお願いしたい(強制はしない)
投稿者名:久流
タイトル:【参加者決定】
それでは参加者を締め切ります。
参加希望有難う御座います。
PC1:津嶋 皓(36歳)@たつきさん
PC2−A:草野操(31歳)@こびとさん
PC2−B:溝口 肇(47歳)@桜井蒼樹さん
PC3:北条 亮(37歳)もしくは新規キャラクター@比良坂さん
以上となります。
【注意点】
●使用経験点について
設定上時間経過は行なっていますが「現在のキャラに使用した経験点のまま」で参加下さい。
このセッション中に経験点を使用した場合においても「現代」においては加味されます。
(要するにステージが変わっただけと考え下さい)
なお、ジャーム化してロストした場合は現代においても結果が採用されますのでご注意を。
●新規キャラクターについて
新規キャラクターにて当該枠にて参加する場合はこのセッションに限り使用できるキャラクターとして
「経験点20点を使用して作成してください」。
なお、新規キャラクターにおいて参加される場合は20歳以下の若者、もしくは「鎖の夜」より前の事情を知らなかった
レネゲイドなどについてやや疎い人材として作成してください。
●街の鎖
この街にいる者は表面上であるかないかは不明ですが何らかの”鎖”を抱いて住んでいます。
後悔であったり希望であったりの色々な形がありますが。その様な者が集まって街を形成しています。
セッションに参加される前に何らかの【制約】を決めておいて下さい。
些細なものでも構いません。セッションにて取り上げるかもしれません。要するにシュチュエーションの希望です。
(例:「鎖の夜」の真実を突き止める。誰かを守り通す。かっ●えびせんの密造)
●背景設定
基本的にはレギュレーションどおりです。
原則自由にしますので「こんな設定があれば」などあれば記載しておいて下さい。疑問点があればメールもしくはBBSにて。
投稿者名:久流
タイトル:【更に追記】
●ハンドアウト
あくまで便宜上作成しました。開催前の希望により変更するかもしれません。
なおPC3のハンドアウトは「その様な名前の賞金首」と考えておいて下さい。
リストに載っているだけで詳しい事は現在何一つ知りません。
●現在
一応レギュの表に記載されている状況であると想定しています。
既存キャラで表に記載無い人物の場合は自由に想定しておいて下さい。
なお細部はPLの判断と希望に任せますので書き込みお願いします。
津嶋:鳥越に勧誘されてホイホイ各務へ入社、UGNを裏切った。
操:支部長代理オメ
【最後に】
改めて。参加希望を出していただきありがとうございます。
セッションとしては骨組みは出しますが「どーしたらいい」「どーすればいい」とかいいませんのでご自由に。
開催前の希望は出来る限りとりあげるようにします。
日程については皆の希望を聞いて行ないたいと思います。
GMの日程は平日なら夜22:00より25:00程度まで土日は基本的にフリーです。
それでは書き込みお願いします。
各PCの設定@2026
投稿者名:たつき
タイトル:事前色々。
採用ありがとうございます。
どうなる事かと戦々恐々しつつ、津嶋@36歳バージョン参ります。
持っている『鎖』は、全体としては「現状の追求」となりますが、もっと端的に、利己的に言えば
「自分の前を行くはずだったあの人が、変わってしまったこの現実は何?」
と。
ずっと自分の元(=各務)へと誘ってくれた人の言葉は、その時は受け入れなかったけれど、
「そうならなくなって」から、結局自分意思で『そこ』へと籍を置く事にした。
それが、自分が知りたい事への近道と思ったから。
と言った具合でしょうか。
一応レギュを踏まえ(?)てみましたが、少々違うのが、各務に入ったのは「鳥越さんが記憶喪失になった後」ですと有り難く。
ちなみに、今ステージに限り、所持武器である「名刀」を、鳥越さんが所持している「山茶花」と交代する事を
お許しくださるとあり難いです(鳥越PCさんには了承済です)
まぁ、「鎖」の具象化ってことで。データ的には何ら変化はありませんが。
それでは、また何かありましたら随時。調整等宜しくお願いします。
投稿者名:こびと
タイトル:日程や事前調整等(※日程は省略)
○草野操(31):成功/何らかの成功を収めた
【制約】「『鎖の夜』の真実を突き止めること」
かつての黒巣市の面影を取り戻したいがために。
それは誓い。己が意思であり意志であり、そして先達の遺志でもある。
――過去への妄執、あるいは憧憬に過ぎないのかもしれない。それでも。
「成功」の内容は、『副支部長代理』就任辺りを希望しようかと。
後方指示は支部長代理に任せて、自分は現場指示担当を(何)
※津嶋君関連で補足。
△鳥越劉斗(45):記憶喪失/記憶を失っている。
ハーモニカを片手に街を流離うとギャグになるので
「記憶喪失前後に姿を眩ませた」でお願いしたいところです(笑)
できれば記憶喪失のまま皓君と戦うシチュになるよう、
誰か(シナリオボス)のボディーガードになってるとか。
そんな妄想を考えつつ(妄想かよ)。
それでは、調整などなど宜しくお願い致します(礼)
投稿者名:桜井蒼樹
タイトル:【制約】、日程などを(※日程省略)
というわけで【制約】、日程などを。
【制約】真田 麻里亜を守り通す
詳しい経緯は「Heart&Order&Hate」参照の事。
何もなければ未だに昏睡中のはずなので。(年取ってるんだろうか)
その辺りはどうなんでしょうかGM。
追伸:その後チャートでの結果は5:平凡/何とか生きている。でした。
そこ、意外とか言わない(→某日、せぱからチャンネル内でダイス振りました)
というか表を見る限り他に平凡に生きてるFHエージェントは……いない?(こてし)
投稿者名:比良坂
タイトル:新規PC等事前調整
とりあえず暫定として、こんなもので。
"鉄衣の剣舞" イブ
http://sir.sadist.jp/charasheet/dx/sc/dxFH_ev.html
色々構築途中で申し訳ない;もしかしたらDロイスが変わってたりするかも知れませんが、なるべく無いようにします(何
制約としては、欲望表と同じく「記憶を取り戻す」になると思います。死んだ相棒の目的がなんだったのか知る、とかもぼんやりとは。
シチュ的に、相棒が死んだところから始めたいなあ等と。遺体を前に途方に暮れたいです(何)
シナリオロイスに殺されたことにしてもよかったらその方向で。
とりあえずこんな所で。他にも何かありましたら聞いていただければー。
→裏話はこっち
→ こぼれ話はこっち
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■Introduction
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止められなかった未来。
繰り返される現実と絶望。
──泥より這い出てその手に掴め。
”鎖”
『Sie wollen mich abzocken(ご冗談でしょう?)
』黒巣市A.D.2026−ActT
自己紹介&PC間ロイス
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■プリ・プレイ 〜自己紹介
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GM: それでは津嶋より自己紹介を。ロイスにおいては後決めでも構いません。
GM: 終了した場合は「以上」を。よろしくお願いします。
皓: 「“正位置”でも“逆位置”でも、“太陽”である事は変わらない。
――そう。今の俺は俺のまま、こうしている」
皓: 「……そんな俺の姿は、やはり、傍から見て“Double Cross”か?」
皓: 津嶋 皓。各務所属のエージェントであり、同所属戦闘要員のひとり。
皓: 現状の己の立場に修正しようのないずれを感じつつも、望み、求めるもののために己の信念を“殺し”て
『エリート』の殻を纏うことを決めた。
皓: “Sun of
Arcana”の呼び名はそのままに、位置だけが変わった“太陽”。
皓: シンドロームはハヌマーン/サラマンダー Dロイス白兵伝承者
皓: HP:30、IV:25/26、基本侵蝕率:33%。
皓: PC間ロイス 草野操に 庇護/■隔意
皓: 「今はもう多分、何を訴えても言い訳にしかならない。――それでも、俺にとって君は――」
皓: シナリオロイス 20年前の日常 懐旧/■疎外感
皓: 「今のこの“現実”を否定しきってしまえば、今のこの俺はなかった? ……馬鹿な考えだよ。解っている」
皓: 以上です。宜しくお願いします。
“逆位置の太陽”津嶋
皓 キャラシート
操: 「歓迎するよ、プリズナー。“檻の街”黒巣支部へようこそ」
操: 「私は“天雷”草野 操。この街のUGN副支部長…正確に言えば代理」
操: 「致命的なミスさえなければいい。功績なんて後から勝手に付いてくる」
操: 漆黒の長髪、中性的な外見で物静かなUGNエージェント。31歳。
操: 戦闘時には三つの魔眼から生ずる紫電の龍を友とし、閃光と轟音纏う雷神子。
操: シンドローム:ブラックドッグ/バロール Dロイス:変異種
操: HP18、IV15〜、基本侵蝕率:31%
操: シナリオロイス:“檻の街”黒巣市に、□慕情/■厭気
操: 「嫌いだよ、この街は」
操: 「――言動が矛盾してる? じゃあ…“そういうこと”なんだろう」
操: PC間ロイス:“混沌の主”溝口 肇に、□誠意/■隔意
操: 「人の心を以て獣の道を往く人。できる事ならば相対したくはない…が」
操: 以上です。宜しくお願いします。
“天雷”草野 操 キャラシート
肇: 「“混沌の主”だ。今は“マスター・ケイオス”と呼ばれている」
肇: 「それほど大した実績はない。……ただ、他の連中よりも長く生きているだけだ」小さく笑う。
肇: 年中黒い帽子に黒いロングコート、黒い手袋を着用した初老の男。
肇: 長身痩躯、総白髪。眉間の皺がやや目立つものの、若い頃の容貌は損なわれていない。
肇: 追記:レネゲイドウイルスの影響により右腕の老化が著しく進行中、数年後に右腕が使えなくなる恐れもあるらしい。
肇: ブラム=ストーカー/エグザイル Dロイス:不死者
肇: HP20 イニシアチブ5 基本侵食率33%
肇: シナリオロイス:”檻の街”黒巣 ■執着/不安
肇: 「……この時を、待っていた。20年前から、ずっと」
肇: PC間ロイスについては後ほど。
肇: 以上です。
“混沌の主”溝口 肇 キャラシート
イブ: 「しょーきんくっびさっんどっこかなー。」
イブ: 「…お腹減っても先立つものがないとー。…ああ、でも腹が減っては戦はどうとかともいうし。困った困った。」
イブ: 「とりあえず俺一人でどうしようー。」へたり。
イブ: 鎖の街で生まれ、鎖の街で育った青年。…ただし、本当にここで生まれたのかは知らない。
イブ: だるだる歩いてみたり賞金首狩ってみたりする日々。ちょっぴりおつむが(ry
イブ: シンドロームはブラックドッグ/ソラリス。HP14、IV7、基本侵食率44%
イブ: シナリオロイス→“EverybodyOne” OP後に決定で。
イブ: PC間ロイス →津嶋 皓 □憧憬/■無関心
イブ: 以上です。どうぞよろしくお願いします〜。
“鉄衣の剣舞”イブ キャラシート
GM: では──開幕。
GM: 鎖を鳴らそう。
オープニング
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[Sie wollen mich abzocken/黒巣市A.D.2026−ActT]
===========================
Opening
phase 1 :「泥」
Scene Player
:”逆位置の太陽” Scene:黒巣市郊外貧民街路地裏 登場:不可
===========================
皓: 登場 #1d10+33
ダイス: kou_t:1d10=(2)=2+33=35
GM: ぽたり。
GM: ぽたり。
GM: 水に縁のあるこの街においては雨とは「死」に密接な関係がある。
GM: 金が貧窮していれば。──増水し。低い土地に住むしかない者は溺れて死に。
GM: 力が足りなければ。──何処知らず流されて。早朝には陰も形も無くなる。
GM: 繰り返し。「雨」とは鎖の街 黒巣に密接な関係がある。
GM: いうなれば。よくない時は大抵雨の日。ともいえる。
GM: そんな雨の日。
GM: 気分が晴れなくて。酒を飲んで店を回り。
GM: 路地裏に入り。チンピラ三人にからまれた所を斬って捨てた。
GM: 今は酔いを醒ますためにボロボロになって捨てられたソファに座っている。
皓: 馬鹿馬鹿しい。――己の力量も解らずに歯向かい、撃ち捨てられることに意味があるのか、連中は。
GM: 街に流れた水は死体をどこかに緩々と流す。
皓: 「そんな連中しかいないこの街自身が、下らなく、馬鹿馬鹿しい」は。と雨の中、髪をくしゃりとかき混ぜて眺め。
GM: だが。酔いたいと思ったのは久しぶりだ。
GM: 普段は。──もう慣れきったと思っていた。自分を”殺し”。慣らす。
GM: ──街に己を縛り付ける”鎖”。
GM: ”それ”がなければ。自分はこうして今”ここ”にいなかったに違いない。
GM: 今から思えば20年以上も前の自分なら。想像もしていなかった鎖に繋ぎとめられた未来。
GM: 雨と自分に残された一本の剣が感傷を呼び起こした。
皓: ――忘れてしまえば良いのに。あの人が“そう”なった様に。
皓: 手元の『得物』を眺め……でも。
皓: 「……まったく、馬鹿馬鹿しいのは俺自身だ」はは。と、可笑しくもない笑い声を上げる。
GM: ぱしゃり。
GM: 水に撥ねる足音。
皓: 其方に意識を。
GM: 「まったく”君”は幾多もの夜を越えても迷ったままか。いや。”人”ならば、かな」
皓: また、“馬鹿”が来たのか、と。意識だけは集中して。――こんなことで傷を負うほど情けない事はない――と。
GM: 闇夜に浮かび上がる黒装束。
皓: 「……知った顔、か――?」
GM: 蒼い炎。
GM: 人影はやれやれと肩をすくめて。音を立てて一歩前に出る。
皓: 「………久継?」 まさか、と目を見張り。
GM: 少年「久しいと言うべきかな。今の君なら」
皓: 「……変わらないんだね、君は」ふ。と笑った。昔と同じ顔で。
GM: あまり感慨無く。
GM: 少年「僕は君のように選択するものが無かったと言う事さ」さて、と。
皓: 「そういう君は、違うのかな?」何でだろう、こんな口調で話した事は何時振りだろう? 思い出せない。
GM: 蒼の少年「僕は君の鏡さ。──『君自身を鑑みて見るといい』。変わったというならば”そう”さ」
GM: ぱしゃり。
GM: 一歩。
皓: 「その選択が間違っていたのかどうかなんて、未だに解らないよ……“鏡”、か」
皓: 「“僕”にとっての君は、何時までも追いつけない、手の届かない存在だったのにな。――あの人と同じでさ」
皓: 立ち上がり。
GM: 蒼の少年「人生をすり減らし。一つの人生を苦悩し選択する事は馬鹿げた事かい」
皓: 「――いや」
GM: 蒼の少年「届かないものは無い。この世に永遠は存在しない──だが繰り返されるものはある」さて、と。
GM: 蒼の少年「君に伝えに来た。”滅び”を」
GM: 感慨も無く。淡々と。
皓: 「………」眉根を寄せ。
皓: 「――この俺自身の滅びを、か?」答えたのは“今”の口調。
GM: 蒼の少年「いいや。街だね。極端に言ってしまえば世界といってもいい」
皓: 「……この街を?」
GM: 蒼の少年「何処の誰かが企んでいるか、誰が行なうか、どのようにするか──全てはわからない」
GM: 一息ついて。
皓: 「それは面白いな」はは。と笑って。「――こんな街でも、生きている輩にとっては確かな“居場所”だろうに」
GM: 蒼の少年「だが滅びる。君自身の悩みも誰かの人生も踏み潰してね。ああ。今の雨のようだ」
GM: 蒼の少年「なんで君に告げたか判るかい。津嶋」
皓: 「それは……」言葉を切り。「気に食わないな」
皓: 「何かを期待しているなら“無駄”だろうさ。でも、そうじゃないんだろう?」目の前の少年を見据え。
GM: 淡々とした口調で。幾千夜と同じく姿をした少年は告げる。
GM: 蒼の少年「”仮面の剣士”が関わっているのでね。”居場所”をなくして」
皓: 「―――」目を見張り。
GM: 蒼の少年「間接的にか。直接的にか」
皓: 「あの人が、いるのか?」
GM: 蒼の少年「それは知らない。知らない、という”ルール”になっているからね。僕は」
皓: 「そうか」
皓: 「なら……探すまでだ。それこそが、“僕”がここにいる意味だから」
GM: 蒼の少年「ここで『道を進む』といる可能性はある」
GM: 蒼の少年「いいのかい。このまま朽ちる事も恥じた選択肢じゃない」
皓: 「感謝するよ、久継。――ああ、示された路なら、そこが進むべきそれならば、“僕”は行く」
GM: 蒼の少年「繰り返すよ。──真実を知る事は辛いよ。津嶋」
GM: 遠い目で。
皓: 「この世の全てが朽ちることを許そうと、“僕”自身が許さなければ意味はない」
皓: 「――かつての“僕”を知る君なら、解るだろう? この“僕”の思いは」
皓: 再度、笑う。
GM: 蒼の少年「今の僕は告げるだけだ。──進むといいよ。津嶋。僕は見ている」
皓: 「それに……このまま“死んだ”まま以上の辛さは――俺には無い。決して」
皓: 頷き。
GM: 蒼の少年「この街を見ろ。観ろ。視ろ。──その先に”滅び”と”剣”はある」
皓: 「見つけてみせる。……改めて感謝する、久継」
GM: 蒼の少年「津嶋。僕は全てを知っている。だが”見て”いるだけだ。──動け。津嶋」
皓: ぱしゃり、と、少年の横をすり抜けるように歩き出して。
GM: 蒼の少年「自分で”答え”を出せ」
皓: 「ああ、留まってだけはいない。――またその内、な」片手を振って空に視線を投げる。
GM: ゆるり、と空間が変質し。”蒼”は虚空に消える。
皓: ――このように、顔を上げたのも何時以来だろう。
皓: 「……いつの間にか、思い出せないことばかりが増えていくよ。……それでも“忘れた”んじゃないんだ。……ああ」
皓: 手にした『得物』を握りなおして。
皓: 「そうだ……見つけてみせるさ。――必ず」
皓: 口中で呟く、決意。
===========================
Opening
phase 2 :「星」
Scene Player
:”天雷” Scene:黒巣市郊外ホテルエリシュオン 登場:不可
===========================
操: #1d10+31
ダイス: Misao:1d10=(5)=5+31=36
GM: 支部長室。
GM: 窓から見える風景は大きく変わってしまったけれど。
GM: 街に人が生きるという事だけは変わらない。
GM: 12年前に前任、天城美鈴がUGNの監査部にて告発され。──粛清された。原因は造反。
GM: それ前後に。ジャームが一斉に増殖した。
GM: 日本支部及びアメリカ特殊部隊テンペストは試作型レネゲイド抑制爆弾を投下。
GM: 大部分のジャームを駆逐し、同時に町並みを崩壊させた。
GM: 周囲に広がる影響を考慮し。近隣地域を封鎖。日本国の隔離地区として認定された。
GM: レネゲイド爆弾により感染、覚醒される人間が急増。UGNとしては対処の為、レネゲイド情報を街に限り公開。
GM: それより水に浸水されたこの街も。10年以上もの間、UGNと他の組織との微妙なパワーバランスの元で成り立ってきた。
GM: 前任、支部長が死亡してから10と2年。
GM: 街並みは戻りつつあったが。貧富格差は拡大し。治安は悪化していた。
GM: そこでUGNはその理念を持って治安に尽力。地位を確立していた。
GM: 支部長室。
GM: 少ない人員で日々ハードワークをこなしつつ。デスクワークもこなす。
GM: もうそのような人員しか残って居なかった。更に言えば理想だけではやっていけない。あるものは辞職を促した。
GM: あるものは己の鎖に縛られ。
GM: 街に残った。
GM: もうUGNでも屈指のエージェントと称される”黒巣市支部長”はしかめっ面で書類を整理していた。
GM: 来る日も来る日も処理処理処理。
GM: そんな中でふと。呼び出された。何の前触れも無く。
操: 「“天雷”草野 操、入ります」
操: 慣れたもので感慨も特には無く。返事よりも先に扉を開け、静かに入室を。
GM: ”凡犬支部長”「ああ。どうぞ。お入りなさい」
GM: 見渡せば。
GM: 未だ。奥にある”支部長席”は誰も座っていない。
操: 「用件は。…世間話であれば、一服させていただきますが」少し膨らんだポケットに手を。
GM: 手前の席にて支部長は手招きを。ソファを薦める。
GM:
”凡犬支部長”「構いません。楽にして聞いてください」困ったような顔で。
GM: 灰皿を差し出して。
操: 「いえ。尋ねてみたまでの事です」勧められた其処に腰を掛け、差し出された灰皿は辞退。
操: 『話をどうぞ』と見遣り、ゆったりと手を組む。
GM:
”凡犬支部長”「先日の洪水前に所員動員して書類を書庫に移動しましたね。それに関して貴方だけに伝えておこうと思いまして」
操: 「はい。…何か、あったんですか?」
GM:
”凡犬支部長”「貴方以外には”今の現在の事”だけで”前の話”など興味が無いと思いますので。こう前置きさせていただきました」
GM: さて、と腕組んで。
操: 頷いて、ふと気に掛かる言い草に。手を組み替える。
GM:
”凡犬支部長”「12年前の事件を覚えていますか?あの時は私達は処理後を見ているだけしかなかったのですが」
GM:
”凡犬支部長”「前任支部長の粛清に関しての資料です。下手人と処理内容についての話です」
GM: やや遠い目をして。
操: 「………」暫しの沈黙。
GM: ”凡犬支部長”「聞く必要はありませんが、聞くというなら簡潔に。聞かないなら退室していただいて結構です」
GM: ”凡犬支部長”「私は知ったとしても。行動する力はなく。枷があります。故に動きません」
操: 「…いえ。伺いましょう」不意に訪れた過去に、幾ばくかの困惑を漏らして。
操: “無慈悲なる12時の鐘”――さながら、あの人自身のCNのように、終わりの刻を告げられ崩壊した街。
操: “子供”でいられた頃の、夢見る時間はその刻に終わり…そして今。現実の只中に。
操: 錆びついた時計の失われた捻子を発見した思いで。
操: 姿勢を正し、正面から支部長を見る。
GM: ”凡犬支部長”「判りました。それでは下手人は──」
操: あの時はただ、遠い世界のように眺める事しかできなかった出来事。けれど…今ならば。
GM: ”凡犬支部長”「──”怒れる銃火”芹沢 怜二。前支部長・天城美鈴の罪状はレネゲイド広域流布です」
GM: ”凡犬支部長”「──”信じます”か?」
操: 「…――」
操: ふ、と。薄く笑う。
操: 「いいえ。あの人にそんな事が出来るとは、到底考えられません」
操: 理性的にも、そして感情的にも。其れを否定する。
GM:
”凡犬支部長”「ですね。──私もそう思います」
操: 「罪の擦り付け…よくある話じゃないですか」再び表情を殺し、足を組み替える。
GM:
”凡犬支部長”「これは”支部長”クラスにのみ閲覧可能なランクの機密書類です。私がこの地位に立って地をつけなければ見ることも無く、打ち捨てられていた」
操: 「六会支部長」
GM:
”凡犬支部長”「故にこれは私達にしか意味の無い事象です。本来は忠実なエージェントが、と言う話ですから」
GM:
”凡犬支部長”「よくある話かもしれませんね。さて」
GM:
”凡犬支部長”「ここで矛盾が。擦り付けて隠蔽して何の意味があるんでしょうね」
操: 「私自身に何かがあった際には“支部長に無理矢理に巻き込まれた”と言い逃れをしようと思うのですが」
操: 「それでも構いませんか?」表情を崩して、柔らかく微笑む。
GM:
”凡犬支部長”「お行きなさい。用件はそれだけですよ。”天雷”」困ったように笑う。
GM: 眼前のテーブルには件の資料。
操: 「真実を探られたく無いのであれば、代理など立てるべきでは無かった――必ずしも、汚名を濯ぐ者が居るとは限らない、が」
GM: ”凡犬支部長”「”誰か”は調べるとは思ってなかったのですよ。掘り起こしても得の無い事ですから」
GM: 真の歴史と言うのはそういうものです、と小さく。
操: 「生憎、私は“生き残った”――という、ただその一点でこの地位に居る存在。さしたる支障は無いでしょう」
GM: ”凡犬支部長”「お行きなさい。”天雷”。いえ。草野操」
操: 「僕は、この地で命を落とした彼の人達のために在る――この資料、必要であれば、草野操の煙草火の不始末で焼却したとでも報告しておいて下さい」
操: 笑って立ち上がり、卓の資料を手に取る。
操: 「では。…定期巡回にでも行って来ますよ」軽く頭を下げ。
操: 遺物たる資料を懐へと。
操: 鍵を以て、過去への扉を開くために。
===========================
Opening phase 3 :「闇」
Scene
Player :”混沌の主” Scene:何処とも知らぬ暗闇 登場:不可
===========================
肇: #1d10+33
ダイス: Hajime:1d10=(3)=3+33=36
GM: 鎖の街で何処かにある暗闇。
GM: ただ室内らしく。遠くで雨の音が聞こえた。
GM: かつんと一歩踏み出すと。
GM: 淡く奥が光り。ベットを照らす。
GM: そして幾つもの医療器具。
GM: 眠るは女性。成人はしていない。
GM: 固く目を閉じ。眠り姫は眠る事を続ける。
GM: 白い衣の看護士が闇より現れ、”主”に深く一礼する。
肇: 「……様子は?」決まりきった挨拶。
GM: ”看護士”「変わりありません」
GM: 手馴れた様子で液を入れ替える。
GM: あれから20年。年を経て。衰える体を機械で補正し、生きさせた。
GM: ”看護士”「では。今年は決断なさいますか。”消す”と。”我が混沌の主”」
肇: 「いいや。……『ヤツ』を探す」この状況を何らかの形で変える、あの男を。
GM: 計器に視線。そして沈黙する。
GM:
”看護士”「承知いたしました。──”報告”が。」
肇: 「何だ?」傍らの椅子に座り、看護士を見やる。
GM: ”看護士”「担当区域、貧民街A地区にて組織同士の衝突が。それ自体は珍しい事ではありませんが。一人を巡っての事なのでお耳に入れようかと」
肇: 「……誰だ、それは」眉間に軽く皺を寄せる。
GM: ”看護士”「追手は各務とファルスハーツ。隊長は不明。戦闘部隊である事は確実。重装備です」
GM: ”看護士”「コード:鉄衣の剣舞。賞金稼ぎですね。ランカーランクは…詳細不明です。」
GM: ”看護士”「本来は二名居たようですが。一人は被弾。雨にて行方不明です」
肇: 「……そうか。仕方ない、私も出よう。部下を減らされても困るからな」立ち上がると、ぎしり、と音を立てる椅子。
GM: ”看護士”「よろしいので。”プランナー”との定時報告の時間調整はいたしますが」
GM: 「”我が混沌の主”。どういたします」
肇: 「……ああ、時間調整は任せた。その後は引き続き『彼女』の中にある『データの残骸』を調べておいてくれ」
肇: くれぐれも彼女本人をいじくるまねはしてくれるな、と釘を刺しながら。
GM: ”看護士”「了解いたしました。”我が混沌の主”」
GM: くすり、と色っぽい笑みを浮かべて。”看護士”は”──”に戻る。
GM: そして闇に消える。
GM: 残ったのは機械が示す眠り姫が”生きて”いるという現実のみ。
肇: 「……すまないな、助かる」と、消えゆく“看護士”に笑みを向ける。
肇: 再び、ベッドに視線を落とす。
肇: 『彼女』は“鎖”。20年もの間存在し続ける“鎖”。
肇: 残された儚い“希望”。
肇: 「待っていてくれ。必ず……」呟いた後、踵を返し部屋を出た。
肇: では、ロイスを。
肇: 真田麻里亜 ■庇護/悔悟
肇: 「今度こそ守ってやりたい。……けれど、どうやって?」
肇: 以上です。
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Opening
phase 4 「望」
Scene Player
:”鉄衣の剣舞” Scene:黒巣市郊外貧民街A地区13番通り/通称殺戮通り 登場:不可
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イブ: #1d10+44
ダイス: EV:1d10=(10)=10+44=54
イブ: げ。
GM: くす。
GM: 頭の上の木看板が銃弾で弾けて跳んだ。
GM: パンピーが持っている安物の銃でなくて。上の人の一発ナンボの高性能の連発銃が先ほどまで居た壁を斜めに裂いていく。
イブ: 「…マジで、さあ……。」口の中で呟く。誰にでもない。いや。正確には言いたい相手が居る。が、この音量では届くまい。
GM: 追手は複数。と言うか阿鼻叫喚。
イブ: 叫ぶような余裕はない。走る、走る。逃げる。
GM: 手には…一枚のディスクとカード。
イブ: 「…一体なんだってーのさ!」迫り来る見も知らぬ輩共を、肩越しにちらり。
GM: 思い返せば。何故こんな事になっているかというと。ほんの昨日の夜の事に遡る。
===========================
GM: 取り合えず。その日は雨とか降ってダンボールハウスで寝るには寝苦しい感じだった。
GM: 流されないように適当にアンカーフックつけて。適当な賞金首もなかったので空腹を友にして寝に入ろうとしたとき。
GM: 男が先ほどのフックの努力をあっさりと足蹴にする。
イブ: 「さむいよさむいよー……って、あー?」怪訝そうに声を上げる。
GM: 手には取り合えず二枚の皿、載せられた肉。手には缶ビール3つ。発泡酒でなく。
イブ: 面倒くさそうに瞼を開け、努力を水に流したヤツを見る。
イブ: 「……。」きょと、と目を見開く。
GM: ”相棒/ジン”「お前、人に飯パシらせておいてGO睡眠か。いい度胸だな。イヴ公」
イブ: 「……オヤジの足じゃ明日の朝になるかと思ったんだよーだ。…んで、これどーしたん。」
イブ: パシらせていたのを微妙に忘れかけていたということすら、頭の隅に放って。目の前の食糧に目を輝かせる。
GM: ”相棒/ジン”「あん?お前のゼニで上から横流ししてきた。ツケな。もしくは出世払い」
イブ: 「ちょ、俺の金かよ!こういうのは保護者が払うもんじゃねーの!」喚き。
イブ: 「…まーいいや。腹減ってたんで丁度良いタイミングーだな。」偉そうに。もしくは嬉しそうに。
GM: ”相棒/ジン”「ジャイアニズムって知ってるか。まぁいいじゃねぇか。ツケなんだし」がつがつ。
イブ: 「オヤジィじゃあ将来ないから出世払い出来ないじゃん。」もぐもぐぐびー(何
GM: カップスープを鍋で温める。
GM:
”相棒/ジン”「いや、連れはどんな奴だとか聞かれたのでぼんきゅ、ぼんの、おなごと答えたら親父も余分に出してくれた。感謝しろ」(何)
イブ: 「詐欺っていうんだぜそういうのー。…ま、確かに俺はせくすぃーだけどな!」馬鹿を言って。いつもの調子。
GM:
”相棒/ジン”「取り合えず。こう雨が降るとお前を拾った時の事を思い出さんでもないな。なんてーかイヴたんフラグ的に」幾分真面目な目でぐびぐび。
イブ: 「たんゆーな。……そうだっけ。雨降ってたっけ。」覚えてねーわ。と。降りしきる雨に目を向ける。
GM:
”相棒/ジン”「思い出せば…何年前だ。せくすぃーなイブたんが流れ着いたのがこの通りの用水路だ。ザリガニでも取って食おうかと思ったらお前が引っ掛かってた」ぐびぐび。
イブ: 「……。そりゃあ随分イイ獲物がかかったもんだ。」
GM:
”相棒/ジン”「野郎だったから正拳突きで水を吐かしたんだが。聞いてみたら何も覚えてやがらねぇと来たもんだ」
イブ: 「なによー。まんすとぅまーずでも良かったのよん?」言って。けらけらと笑う。
GM:
”相棒/ジン”「本来ならそこでINTO水なんだが。なんか勢いで面倒見ちまって今に至る。あの時パイルドライバーで叩き込めばよかったと今に思う」けらけら。
イブ: 「そこでリリースするのはひととしてまちがってるーぜー。…まー。何も覚えてないのは今もだけどね。」もぐ。
GM: やれやれ、と酒を手にとって。
GM:
”相棒/ジン”「期間で聞いてみる訳ぢゃねえんだが。何も思い出せねぇのかね。お前」
イブ: 「なんども言ってるっしょー。…なーんも。」首を振って。
イブ: 「此処来て覚えたことはそら、増えたけどさー。そんだけだよ。」例えば、金の稼ぎ方とか。例えば、飯が確保出来る場所とか。
GM: ”相棒/ジン”「──そうか。実際お前の人相は見た事がなかったからな」
イブ: 「見たこともないほどのびけーだったっしょ。」ニヤニヤ。
GM:
”相棒/ジン”「”返して”やれれば幸いなんだがな。──まぁ。しょうがねぇ」
イブ: 「……。」また、酒を一口。
GM:
”相棒/ジン”「お前制裁用にコンボが38個も出来た事実を認識しようぜ。GUY」にや。
イブ: 「ちょ、そんな作んなや!」どこか遠くを見ていた目も、元に戻って。
GM:
”相棒/ジン”「まぁ。兎も角だ。ここの街での生き方は2割ぐらいわかった筈だな。もうちと割りのいい仕事見つけてきてやる。働け若者」にや。
GM: そうじゃねぇと、と前置きして後ろの猫を引っつかんでイブの頭に載せる。
イブ: 「割の良い仕事?…っとぉ。」働け、と言われてむくれつつも。
GM: ”相棒/ジン”「”満足に生きてもいけねぇ”」
イブ: 「………。」乗っけられたまま猫撫で。
GM: ふと降りた沈黙。
GM: ざぁざぁと雨が──
GM: 止んだ。
GM: 雨が落ちる前に。何かの力で消え去っている。
GM: それがゆっくりとこちらに近づき。
イブ: 「………?」猫を膝に降ろして。困惑したように周囲を見る。
GM: 空間が袈裟懸けに裂けた。
イブ: 「……へ?」間抜けな声。猫の方が利口だ。もう膝の上には居ない。
GM: 雨を消すは熱。温度の寒暖さより来る熱。
GM: 熱は刃に宿り。男の体を血に染める。
イブ: 「…っちょ、ちょ…何コレ?オヤジ!」答えを求める…が。
GM: ジンと呼ばれた男は黙って己の生命力の回復に勤める。
GM: 手で配管を引きちぎり。鉄パイプを手に取る。
イブ: 「……!…ジン!」駆け寄って。それから、敵を見据えようと視線を巡らせる。
GM:
”相棒/ジン”「こいつは…賞金首の“EverybodyOne”(誰でもない人)だ。くそ。割が良すぎるぜ。イヴ公。さっさと逃げろ。場所が悪すぎる」
イブ: 「…賞金首?誰でもない…。」呟いて。はたと。
GM: ”相棒/ジン”「持って逃げろ。ここで俺がアバレっぷり発揮したら絶対ぶっ壊す。それ」
GM: 投げられたのはディスクと古びたカード。
イブ: 「待てよオイ!お前、“此処は俺に任せてお前は逃げろ”とかゆー展開持ってこうとしてんじゃねーだろな!」押しつけられるように、ディスクと、カードを受け取って。
GM: ”相棒/ジン”「合流は何時ものトコだ。心配するな。お前のツケは俺は絶対払わん!」
イブ: 「そんなの、俺がゆるさねーかんな!こう言うときだけ保護者面してんじゃねえ!」子供じみた素振りで。
イブ: 「……。」言葉に詰まって。
GM: 火花が散った。向こうの得物は刀剣類。
イブ: 「ちくしょー。…絶対払って貰うかんな!馬鹿オヤジ!」ダメだ。これ以上言っても聞かない。オヤジだから。
GM: ”相棒/ジン”「各務社に行け。カードで突破出来る。そこでお前の記憶の一端を閲覧できる!」
イブ: 走り出して。背に受けたその声に、肩越しで振り返る。
GM: ”相棒/ジン”「精々、北京ダックでも用意して待ってやがれ」
GM: それ以上は再び起きた雨の音で掻き消させる。
イブ: 「…オヤジのツケにしとくからな。このヤロウ…!」それだけ。叫ぶように。呟いて。
GM: イヴのすぐ横の壁を銃弾が抉った。
イブ: 走った。走って走って。宛なんか……。
GM: 一つ。二つ。続けて7つ。
===========================
GM: 現在。待ち合わせ場所には着ておらず。ついてきたのは猫の一匹のみ。
GM: そして複数の自分を中心とした明確な殺意。
GM: 否。自分を中心としたというより。
GM: 文字通り自分を中心としての流れ弾から始まった狂騒劇。
GM: おそらく追手も”住民”の反撃を食らうとは思ってなかったのだろう。
GM: こんな銃撃がもう約半日ほど続いている。
イブ: 「っくそ!マジ、ぐちゃぐちゃじゃねーか…!」転がるように、走る。
イブ: 物陰に走り込んでやり過ごしては、また走る。いい加減飽きる。
GM: 少し気を抜いた時。持ってきたハンバーガーが半分銃撃で飛んだ。
イブ: 「……っひ。」毒づいたのもつかの間。
GM: 少し歩いて。物陰に隠れた。向こうでは銃声が響いているが、自分からは離れており。こちらに近寄ってくる様子は無い。
GM: 一息つける。
イブ: 「…はひー…。……ホント、愚痴る暇もないわ…。」へたり。
イブ: 「…。…なんだっけ。各務…か。」カードと、ディスク。手の中に残った、薄っぺらい手がかり達。
イブ: 「チクショウ。保護者ならちゃんと引率しろっつーの。馬鹿オヤジが…。」呟いて。ともかく、どうにかしなければならないことは分かった。記憶という言葉も気になる。
イブ: ため息と共に。とぼとぼと物陰を歩き出す。
イブ: 身体が悲鳴を上げそうだったのは、疲れのせいだけじゃない。でも、認めてなんかやらないけど。
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→裏話 オープニング編
GM: ではここにて第一夜終了と致しましょう。お疲れ様でした。
肇: おつですよー。
皓: お疲れ様でしたー。
GM: 長々とすいません(くあー
イブ: お疲れ様でしたー
操: お疲れさまでしたー。
操: いやあ。これからどうしようとわくわく(わきわき)してますよw
イブ: わくわく。(何
皓: いやー。色々NPC出てきて楽しかったですやー♪
肇: いぶたんふぁいと(何)
イブ: が、がんがる。(何
GM: イヴたんが細切れになったらそれはそれで話は進む(何)
皓: 一番ヤバイっすよな、イブたん。
イブ: それは勘弁(何
肇: てかあれだな。この分だと各務の軍門に下るのかいぶたん(はて)
操: OPで54。斬新(何)
皓: (おいでおいでー)
イブ: FHなんて名前も知りませんよ(何
GM: さぁ?(何)
イブ: (超遠い目)?54
肇: くそうw<名前も知らん
肇: 54てなにー?(はて)
操: 定時巡回に出るので、その時にでもげっとしたい(何)
皓: てか当方いるか解らんね、各務社内部に、今(笑)
GM: あくまで通信設備とかきっちり揃ってるのは各務とか企業やUGNだという事は認識してくれ(何)
イブ: わあい俺もってもてー(棒読み
皓: こっちも外徘徊してるっぽいので、捕まえるか。 >イブたん
操: 雷を撃ち込みますよ!(何)
肇: おい、FHはどうなんだ(笑)<きっちり
操: セル次第かなと。
肇: ああ。<セル次第
皓: 操君黒くなったな……(ガクガク)
操: この調子ならば、操→皓→鳥越の、一方通行追い駆けっこに突入しそうです(何)
皓: ええー?
肇: すごいね!(笑)<一方通行おいかけっこ
皓: 追っかけられるのですん? 操君に?(何ゆえ)
操: 黒くなったのではなく、斜めから物事を見られるようになったという風に捉えていただきたい(何)<操
皓: いえっさ。 <斜めから
肇: とりあえずいぶたん捕獲にやってくるよ肇(にぱー)
イブ: やってこいオヤジィ共よ(酷
操: うーん。やっぱ、何だかんだ言って兄っぽく尊敬していた人だし(過去形?)<皓追いかけ
皓: ……何故かイブたん争奪戦? あれ?
皓: 過去形(苦笑) >操君感情
操: オヤジの遺体を見つけるというのでもいい。
イブ: とりあえず各務ってキーワードしかないので各務の施設でも探すんじゃないかね。
操: あれ? 各務からも追いかけられてるんだったっけ?(何)
皓: 追っ手にも各務がいるっぽいですがね、肇ちゃんOPによりますと。
GM: そうだよ(何
イブ: 超捕まりそう(何>自滅
操: イブたん、何か間違えたか(何)
肇: ただ、FHサイドの追っ手もいるのは気になるね。
肇: ディスクの中身気になる気になるー(うづうづ)
皓: 個人的に接触するなら悪いようにはしない。 >イブたん
GM: イブたんは各務の人を懐柔しつつデータを取って帰らねばならない(何
操: UGNで解析とかしてみないかい?(わきわき)
肇: 別に痛いことはしないよ?(にこー)
イブ: 誘惑が(何
皓: 正直、各務への忠誠心は激低ですし、当方。
GM: 別に他所でも可能(何
イブ: ってことはやはりあれか。フラグを立てた人の所に(待
肇: 所属組織への忠誠心が高いの操君くらいでないん?(笑)
皓: 多分。 <忠誠心高
肇: (←20年以上超無気力エージェント)
操: 比較すればそうかと。といっても、組織そのものというよりは、先達が守ってきたもの…というほうが正しく。
操: ぽちぱぱにはちょっとだけ反抗期っぽい振る舞いしてますけどね(笑)
操: それでも尊敬はしてるんですよw
皓: 何故にー(笑) <対ぱぱ
肇: そのお年で反抗期(笑)
GM: 文句あんのか。凡犬支部長に(何
皓: まぁ、勝手知ったるっぽいですしね。ぱぱと操君。
GM: 基本的にフォローはしますがゲストはOPのみです(何
イブ: ぱぱとみさおんのやりとりは見てて楽しかった(笑
操: 昔の僕じゃない、ということをあっぴーる(何)<反抗期ぽい振る舞い
肇: 楽しかった(笑)<やりとり
皓: 凡犬支部長は正直笑えました(笑)
操: 平凡な犬使い支部長。略して凡犬支部長。
イブ: カワイソス(笑
皓: 相変わらず犬がメインなのね……(泣笑)
操: 固有名詞ではなくあくまでも形容詞で統一しているせいで、ぽちぱぱにしわ寄せが(笑)
肇: わんこ(笑)
操: 蒼の少年、凡犬支部長、看護士、相棒
皓: それも可。 <代名詞
GM: 権限で変えてもいいよ(何)<ぱぱ
操: …一番酷いのはやっぱ支部長だな(何)
操: PPPでもいいかと。
皓: そのままで良いです(何)
操: 達観してる(何)
皓: 多分、殺伐としている支部で支部長を出汁にからかうこと自体、支部の和みになるって放置してるんですよ! <凡犬支部長
GM: ……………いいのかそれで(何
イブ: 黒巣市の和み、それが凡犬支部長(何
皓: あの人ならいい(投げやり)
操: 三代目“ぽち”が大型犬になったので、隔意(何)
肇: ええー(笑)
GM: なんてーか
GM: ふーたになっただけじゃね(何)
皓: まだ大型犬ダメですか、操君(笑)
操: ふーたきゅんをテイム。
イブ: ちょ。ふーた(何
皓: ……ふーた君テイム!?
イブ: テイムされるんか。お菓子で(何
操: 駄目っていうか苦手。
籠乃: 何よんでんですか(何
籠乃: (思わずこっちで発言しちゃったよ!)
イブ: (そんな籠乃様に)(ニヨニヨ!)(何)
GM: ぱぱパワァで年を取らず!ふーたティム!
操: お菓子で犬のフリをするふーたきゅん。
籠乃: すまん、ふーた、確か表振ったら死んでた。(何)
皓: ……じゃ、それで(よくねぇよ)
イブ: あーあ。(何
操: しぼんぬ。
真央: うゅ
肇: おわあ。<ふーたくん
イブ: ふーたと言う名の犬で。(ぇー
皓: そういえば死んでましたな……。
操: ああ、じゃあそれで(何)<名前がふーた
籠乃: ふーたの遺志を継いで…!(何)
皓: ……ふーたぱぱ?(あ、痛い)
イブ: 「この子の名前はね。ふーたにするって決めてるの。」(何
籠乃: まあ、二十年後のわんことか見たくないんでいいか(何)
操: 想像しづらいですね(笑)
GM: イヴ=テッドだったらどうしようもないので可能性は消しておく(何)
皓: 若返ってます……!
操: ……敢えて目を背けてはいるものの、
皓: <イブ=テッド
操: やっぱ気になるあの剣士(何)
皓: いやぁ。
操: てっどんの因子を用いて複製体。
肇: 実は古代種だったのか!(古代種って若返るんですか(何))
イブ: うそん。(何)
皓: 探しますよ、当方、話を聞けば。EveryBodyOne。
真央: 覚醒すれば、最も適した肉体年齢にアジャストするんだよ(何)<古代種
肇: ではリプレイのダイナストはどうなんだ(笑)>まおさん
操: あと気になるのは。筆ぴんとさきたんの生活だなw
肇: 多分相変わらずただれてるんじゃないかな(ぁー)
操: 対外的には筆ぽんがさきたんを囲っている。しかしその実態は――!
真央: 壮年時代が一番脂乗ってたんだよ(何)
皓: 生活といえば、操君や当方はどの程度の階層なんですかね、生活レベル。
イブ: そうだよなあ。皓君に泣きつけば一番協力しやすそうなんだよな。(何>誰でもない
GM: んー。
肇: まおさん、そのタイミングでその発言は困った(笑)
操: はっはっは。UGNですが社会1の調達0ですよ(笑)
皓: まーね。 <誰でもない人
肇: 調達は1あるな(何)
イブ: チルドレン乙…!(笑
操: UGNで寝泊まりしますよ僕わ(何)
皓: 調達は3。
イブ: 1あったかなー>調達
皓: 社会も3。
真央: ふぇ?<困った
操: かといって今社会を成長させると、現代に戻った時にバランスが悪い(笑)
皓: なるべくなら必要以上の時間を各務内部では過ごしたくない……(ぬん)
GM: 自由かな。皓も操もそれなりに役職持ってるので。
肇: いあ、気にしなくていい(笑)>まおさん
真央: あぅ。
操: 自分の持ち分は無いけど、組織の力を借りてどうこうする…という風に捉えることにします。<社会階層
真央: っグレート闇の牙FX<宿泊先
皓: んじゃ、浸水しない程度の部屋を持っているということで。上流は何か違うっぽいので。
肇: さて、寝ますの。
肇: (ねむー)
イブ: 俺はこそこそと濡れないように廃墟を探す日々さ(何
イブ: おやすーですにゃー
操: UGNの芹沢室よりちょっとだけマシな部屋で寝泊まりしますw
皓: と、お休みなさいませ。
操: おやすみなさい。、
真央: おやすみー
GM: おやすみなさいませ。
GM: こちらは落としましょう
肇: んじゃー。
操: はい。
皓: はーいー。では。
GM: さて。行動指針とか決まってますかね。いちお。
皓: まぁ大体は。 <行動指針
操: 定時の巡回当番が回ってきているので、市街に出てパトロールかな。
肇: 前のシーンの通り、とりあえず騒ぎの確認かな。あとは探し人。
GM: おぅけ。操をシーンプレイヤーに任命。登場は自由なので出るならどうぞ。
ミドルフェイズ
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Middle
phase 1 「火」
Scene Player :”天雷” Scene:黒巣市貧民街境界 登場:可能
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操: 取りあえず、登場をば。#1d10+36
操: あ、ダイス。
操: #1d10+36
ダイス: Misao:1d10=(10)=10+36=46
GM: ya。
GM: ぱらぱらと雨が降っていた。
GM: 巡回ルートの貧民街との境界にては雨の日になると諍いが絶えない。
GM: それもその筈。資産の少ない者は低地に住み。居住空間が水に浸食され。充分な生活空間が確保出来ない。
GM: よって椅子取りゲームの如く。誰かを弾き。誰かの座に座る。こうして貧民街の住人は行き続けてきた。
GM: そのルールを表の街に持ち込まれる事を恐れ。住人はUGNを頼った。檻の中の罪人を縛る鎖として。
GM: そう遠くも無い場所で地響きがした。
GM: 火薬と血の匂い。
操: 「――今回はまた激しいな」轟音と喧噪を前に呟き、ふわりと髪を払う。
操: 重力の柵を失った雨粒が肩に掛かる前に弾ける。
GM: ぱらぱらと足元に瓦礫が落ちた。遠くの衝撃にも拘らず。
操: 確か報告は入ってなかった筈。ならば、様子を見に行く事こそが巡回の仕事。
操: 足元に落ちる瓦礫を蹴り、緩やかに空を滑りながら“ポイント”へと向かう。
GM: 暫く進むと足元には携帯用のバズーカが落ちていた。倒れているのはボロボロの住人。そして身なりのござっぱりとしたビジネスマン達。
GM: 半ば建物は半壊しつつも。どちらかが止む事も覚えないように銃弾が飛び交う。
操: 『ビジネスマン――所属は…各務か?』飛び交う銃弾から身を隠し、静かに目を配る。
皓: #1d10+35 登場。
ダイス: kou_t:1d10=(10)=10+35=45
イブ: #1d10+54 こそこそ
ダイス: EV:1d10=(2)=2+54=56
肇: #1d10+36
ダイス: Hajime_M:1d10=(3)=3+36=39
イブ: よっし(何<2
操: 交戦の状況を支部本部に無線にて連絡。傍受されていようがそれは構わない。牽制になれば良い。
皓: 瓦礫の向こうから無防備に。戦乱の後を追うように。
イブ: 銃弾を避けるようにして、物陰をこそこそと移動。ディスクとか諸々は懐に仕舞って。(何
操: 銃撃の音を背景に、通信完了。
GM: その空間の中で。操が思わず見とれるように。ゆらりと”一つ”剣閃が閃いて。
操: 「――…」目を奪われる剣閃。
肇: 交戦地域の近辺までやってきて『火種』を探す。……何処だ。
操: 「あれは……」
GM: ビジネスマンを上下に叩き切り。雨と血の煙の中に消えた。
GM: 体格からして成年の男性。得物は刀。
肇: 現状、交戦地域の状況は?
操: ほんの一瞬ではあったろうが、意識を現実に戻す。
GM: 住人とビジネスマンが目標定めずに乱射・応戦中。
GM: 何が目標だったかあまり関係なく。やったらやり返すの感じで延々と銃弾が飛び交っている。
GM: 元々はビジネスマン風の奴等は何かを追って来た(ついてきた)ようだが現在は無作為。服で判別してるんじゃないかね。住人とビジネスマン組。
肇: 「……」ため息を一つつき、交戦地域に少しずつ近づいていく。
操: 「――UGN“天雷”草野
操だ。今すぐ交戦を停止せよ、聞く耳を持たぬ者には――!」轟音と共に降り注ぐ雷撃が、銃撃地点の付近のビルに落ちる。
肇: 「私が出るまでもない、か?」さて、FHの陣営はどこかな?そっちには声をかけておこう。
GM: では貧民街住人は銃を持って銃弾を背に塒に帰る。あまり敵に回しても殺っても益の無い連中だ。そう考えたのだろうか。
操: 「―― 繰り返す。停戦せねば、次は“当てる”」轟音後の静寂に再び声を上げ。
皓: 「眼には眼を、か。……いつの間にか、無茶なことをするようになったな。誰かの恩恵か?」 静かになった街並みの中、操の背後から。
肇: 「随分と派手な警告ではないか、“天雷”」薄く笑みながら、操に声をかける。
イブ: 「ありえねえ…。どいつもこいつも無茶苦茶すんなー…。」ぼやきつつ。物陰から様子を窺ってみる。(背景)
肇: 「さて、散った散った。見世物ではないぞ」手を振って野次馬も追い返しておく。
GM: FHの陣営は肇を目にすると合図をしてそのまま撤退する。他の組織があるので。
操: 「……思わぬ人達のお出ましですか。“逆位置の太陽”…そして“混沌の主”」
GM: ビジネスマン達はそれらの様子を見て即時撤退する。弾薬など証拠は出来る限り回収し。
皓: 各務側には知った顔もいるかも知れんが無視。今は業務時間じゃない。
操: くるりと振り返り、声がした二手の方向に視線を投げる。
肇: 「“その名前”で呼ばれるのは、久しぶりだ」ふ、と笑う。
GM: 肇に追い返された野次馬は落ちた弾薬薬莢を拾って塒に帰る。ただで帰ってやるものか。
肇: 「……さて」改めて『火種』を探す。人が散った分、探しやすいだろう。
皓: 「別に会うこと自体は珍しくないだろうさ。大して広い街じゃない」呼びかけにちらりと視線で反応しつつ、腕を組んだままで。
操: 「各務のエリートエージェントと、マスタークラスのFHエージェント。貧民街と云えど、ここも市街地。如何様な用件で交戦を行っていたのですか?」鋭い声で両名に問い掛ける。
皓: 「知らんね。今はプライベートだ。何時もいつも“仕事”をしている訳じゃない」
肇: 「こちらに交戦の意志はない。私は撤退指示を出す予定だった……世話焼きのUGNのおかげで、その手間は省けたが」
操: 「焚きつけた後の高みの見物…というわけではないのですね?」もう一度、念を押す。
皓: 「焚きつけたかもしれない輩を見に来た野次馬だよ」言い様、周囲を見回して。
イブ: 「………。」だらだらと冷や汗をかきつつ。物陰。
イブ: どう考えても。騒ぎの初めは俺なわけで。そんでもって、俺が追われる理由と言ったら手元にあるディスクとかしかないわけで。
肇: 「無駄に部下を減らすような真似はせんよ、私は」口元だけで笑ってみせる。
操: 「…こちらも、悪戯に被害を出すくらいならば、力の行使も厭いませんよ」バツ悪く、ふっ…と目を伏せて。
肇: かつ、かつ。火種たる“鉄衣の剣舞”を探している事を悟られないよう歩く。
イブ: 周りの野次馬も居なくなった今。此処に何時までもいると自分もあの雷に当てられかねない。ってことはなんとなく理解できた。
操: 交戦の“理由”を探す。こちらはまだ仕事中なのだ。
肇: 靴音のペースは一定。『火種』にも気付かれては困る。
操: ひらりと身を躍らせて、一階層下の水面へ飛び降りる。
イブ: 「…さ、触らぬ神に畳返し〜……。」そろりそろり、と後退を開始…。
皓: 収まってしまった以上、ここにいる理由はない。自分も、求めるものも……さて。
皓: 視界に入る数人の人物に何ともなしに視線を固定しつつ。
イブ: と。一歩後ずさった場所にあった水たまりが、思いの外深かったのか。
GM: 皓は見る。倒れた重装備のビジネスマンの装甲が綺麗に切れている。斬撃だね。
イブ: 「……のうわっ!?」バランスを崩して、後ろ向きに水たまりへ倒れ込む。(何
皓: 「―――」跪き、その剣痕を指でなぞり。
イブ: ばっしゃーん。とか派手な音をさせて。
肇: 「……ふむ」かつかつ、と少しだけ足音が早くなる。
肇: 目的地は、水音がした場所。
皓: 「……誰だ?」音のする方へ視線。
操: 「……君は一般人か? 何故この場に居る」階層を降りた水面、水しぶきに不審な人物を視認。
イブ: 「いでで……。…ってーやば。」起きあがり。明らかに自分に向けられる視線、声。
操: パリリ…空気が小さく裂ける。
イブ: 「あーいや。ちょっとした物見遊山でアハハ…。」引きつった笑いを浮かべつつ、座り込んだままじりじりと後退。
操: 「物見遊山ならば銃弾の雨が降らない場所でするといい」
操: 「保護が必要ならば、UGNが保護しよう……どうするかい?」
皓: 少々遅れて人影の方へ。惨殺体を後ろに、気にしつつも。
イブ: 「あい。すんませんねえエヘヘ。……。」ごまかし笑いをして立ち去ろうとして…。
操: 警戒は崩さないままで、水溜まりの中の人物に問う。
イブ: 「…ゆーじーえぬ?…ええっと。各務じゃなくて?」ジンの言っていた企業はなんと言ったろうか。
皓: その言葉尻を捕らえた。「各務?」
操: 「各務…?」離れた場所に立つ、かつての“先輩”へと視線を向け。
肇: 「……」逃げようとする『一般人』を見て、確信した。『火種』の正体を。
皓: 「何か用なのか? ――各務、に? 君が?」その名を口にする時に、少々間を置いて。
肇: 「……さて。君に一つ聞きたいことがあるのだが」逃げようとするイブに向けて、声をかける。
イブ: 「や。あー…。その、俺あんましこの街の企業やら良く知らないんで。」学がないのん。と肩をすくめてみる。友好的ではない空気くらいは感じているわけだが。
操: 「………」暫し沈黙。腕を組む。
イブ: 「…っと。あい。なんすかオジサン。」声を掛けてきた、年長者らしき男に目を。
肇: 「では問おう。君は“鉄衣の剣舞”か?」淡々とした声色で。一言だけ。
イブ: 「…あー…。うん、多分。なんかそんな風に呼ばれてた様な気がする。」一瞬の間の後。小さく頷く。
イブ: 「…けど、オジサンが何か用?…俺はあんまご縁がないんだけどー。」お偉いさん方でしょ。と。
肇: 「……そうか。では質問がもう一つ増えることになるな。この騒ぎの原因、心当たりは?」辺りをぐるりと見回してから、再び問う。
操: その言葉にも沈黙を保つ。
イブ: 「…こ、心当たりって言われてもー…。…ここらじゃ、ドンパチやらかすのなんて日常茶飯事っしょ?」曖昧に。苦笑を作って。
皓: 取り敢えず静観を。
イブ: 内心では、心当たりなんぞ大ありだ。が。
イブ: 「あれじゃね?最近ほら、いるじゃん。賞金首…なんだっけ。“誰でもない誰か”?」
操: 「賞金ランクS、“EverybodyOne”…か?」
イブ: 「アイツのせいだろ。…アレを追っかけてるのとここらに住んでるのと、巻き込まれてやりあっちゃったんじゃない?」その辺の経緯は、本当なわけだが。
イブ: 「そーそ。それそれ。ばっさりやっちゃうらしいじゃん。」操の言葉に便乗する。
肇: 「それを狩っている最中だったのか?『もう片方』と共に?」
皓: 賞金首への興味は特には無い。一瞬気の抜けたように息をつきつつ。
イブ: 「………。」“もう片方”と聞いて。少し黙る。
操: 「各務が、“EverybodyOne”を……?」腑に落ちない。怪訝に青年を見つめる。
肇: 「そうか、『相棒』だったか。……どうなったか、知りたいか?」
イブ: 「…っ。オヤジがどうなったか、しってんの!?」顔を上げる。
GM: まぁ。基本的情報として。突如現れた賞金首ですな。特に主張無く。不作為に現れて消す。得物は刀剣類。特記事項として。熱を操る。<“EverybodyOne”
操: 水溜まりの中の青年を見、次に“逆位置の太陽”を見る。各務所属の貴方ならば何か知っているのではないか、と。
肇: 「……ああ。聞きたいか?」
皓: 操の視線に気づき、首を振る。
イブ: 「……相方は…。……アイツに“斬られた”んだ。…アイツが、いきなり出てきて、なんか良く分かんない内に…俺だけ逃げろって…。」しまい込んだディスクの感触が、妙に気になる。
操: 「………」関与を否定され、再び沈黙に戻る。
イブ: 「…合流するって言ってたのに居ないし。なあ、オヤジどーなったんだよ!」置いて行かれた子供の目。
操: 「運が悪かった、と。そう主張したいんだね君は」
肇: だめもとでイブに知覚。
イブ: こいや。(何
肇: #1d10
ダイス: Hajime_M:1d10=(6)=6
操: こちらも、疑念は払拭できないので知覚判定を要求します。
イブ: #2d10
ダイス: EV:2d10=(4+7)=11
操: #2r10+2
ダイス: Misao:2r10=(3,4)=4+2=6
イブ: とりあえず隠した!(何
皓: 同じく。
GM: 7だな。イブ(何)
イブ: うん。(何
皓: #7d10+1 判定。
ダイス: kou_t:7d10=(4+1+8+7+2+5+5)=32+1=33
イブ: めっかった。(何
GM: まぁ9なので。
操: 何故皆RではなくD(何)
イブ: (えへへ!)(何)
皓: 間違い。9で(汗
肇: 「教えても構わん。が、条件がある」無表情のまま、淡々と。
GM: んーと。イブの足元にカードが落ちてる。各務の社員証だな。
皓: 不意に手を伸ばし、カードを取り上げる。
イブ: 「…っと。あ。」やべえ、と顔に出る(何
皓: 「各務の単語が出たのはこれか。……どこで手に入れた?」
イブ: 「………。」
GM: 記載された名前は草川 仁。
イブ: 「…オヤジがくれた。…なんかあったら使えって。」嘘はついてない。
皓: 知ってますかね? <草川
GM: んーと。皓はビジネスで振ってみそ。
皓: ………。
皓: ベーシックリサーチ突っ込んだる! 47%上昇、1回目。#3r10
ダイス: kou_t:3r10=(9,9,4)=9
皓: 2回目
#3d10
ダイス: kou_t:3d10=(4+7+7)=18
皓: あう。9で。
GM: まぁレネゲイド研究員の一人。同部署。えーと皓が入って暫くして辞職と言う名の行方知らずとなっている。
皓: つまりかつての同僚ですか?
GM: 当時は何かの大規模プロジェクトに加わっていたと言われているが、詳細は不明。
GM: ですな。かつての同僚。レネゲイド調査もフィールドワークによる実践とかが主だった。インドア派じゃないね。
皓: 「……草川さん、か」ぽつり。呟き、イブを見て。
イブ: 「…?」首かしげ。
皓: 「どうやら、無関係ではなかったようだ、違う方向でな」イブを見て、次に操を見て。
皓: 「このカードの元の持ち主は、不本意ながら知り合いだったようだ。そこで、“各務”の名前も君に伝わったんだろう」
イブ: 「なんか、知ってんの?…オヤジの…ジンのこと…。」興味が移ったか、そう尋ねて。
肇: 「……」煙草に火をつけながら、“鉄衣の剣舞”のリアクションを待つ。
GM: 皓に追加事項を言っておこう。草川 仁の研究テーマは古代種の記憶と人間のキャパシティについて。
皓: はい。………。
皓: 「知っている所もある。だが、そうでもないところも。――多分、その答えに近いのは俺の立場だろうね」
皓: どことなく嫌そうに。
イブ: 「………。」知っている。その言葉に、これほど惹かれることがあったろうか。…目の前の男をじっと見て、それから、先程の年長者の男を見る。
肇: 「……まあ、好きにするがいい」向こうにつくなら仕方がない。“鉄衣の剣舞”に『何かある』ことだけは確認出来た。
操: 肩を竦めて、“逆位置の太陽”を見る。「貴方に彼の身柄を預けますよ……但し」
操: 「“各務に”ではなく、“貴方に”」
皓: 「―――」操に視線を投げて、沈黙。
操: 「…先刻。12年前の裏切りに隠された真実への扉の存在が示された。僕はその鍵を探しています」
皓: 「……ああ、預かろう」
操: 「その直後に、貴方に出会ったのも何かの縁」
操: くるりと背を向ける。
皓: 「……君の眼に映る俺の姿は、どんななんだろうな?」
イブ: 「…って、勝手に決めんなよオッサン達よぉ…。……まあ、それでいーんだけどさ…。」ぶつぶつ。何となく、やっぱり居心地が悪い。
皓: 自嘲の言葉。笑みはないけれども。
皓: 「着いて来い。君に真実を渡せると同時に、俺も君に訊きたい事がある」ぽん、と肩を叩き、イブに。
操: 「僕にとっての…」一瞬だけ振り向いて、彼に向かって笑いかけ。
操: 「…裏切りの、太陽」
皓: 操には背中を見せたままで。
操: 「…“混沌の主”――貴方がその道に立ち塞がらぬ事を願っていますよ。では」
肇: 「連絡先だ。気が向いたらここに連絡をくれればいい」“鉄衣の剣舞”にカードを投げ渡し。
肇: 「そう願いたいものだな、“天雷”」
皓: 届いたかもしれない声には、反応することなく、イブを連れて連中とは違う方向へ消える。
操: 荒ぶる雷は去り、再び本来の静寂が場を満たす。
GM: からん。
GM: 瓦礫が崩れた後には誰もいない。
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Middle
phase 2 「水」
Scene Player :”逆位置の太陽”“鉄衣の剣舞” 場所:各務本社
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皓: #1d10+47
ダイス: kou_t:1d10=(10)=10+47=57
イブ: #1d10+56
ダイス: EV:1d10=(3)=3+56=59
GM: 非番であるものの。役員と言う立場にてすんなり奥に入れた。
GM: 幾つものゲートを越えて。役員室に。無論。役員なら個室がある。
皓: くるくると指でIDカードを回しつつ。何時ものスーツ姿でなくても意見されない立場とは便利なものだと皮肉げに思いながら。
GM: 空調設備の整った室内。快適な空間。
イブ: 「……。」居心地悪そうに。場に不釣り合いな格好の少年が後ろを着いてくる。
GM: 無論。ビジネスに必要な事から電子設備も備え付けられている。イヴにとってはあまり縁の無い機器に見えるが。
GM: 外では雨が降り続いていた。
皓: 自室のドアを開け、無造作にカードをデスクに放りつつ。「適当にその辺にかけていいよ」
イブ: 落ち着かなく視線をあちこちやって。こくこくと頷くとそろーっとソファに腰掛ける。
皓: 「緊張する事はない。……何か飲むか?」給湯室に向かいつつ。
イブ: 「あー、うん。…なんか、こういうとこ落ち着かなくってさあ。」そわそわ。
皓: 「……安心しろ。俺も嫌いだ」苦笑を浮かべつつ冷蔵庫を開けて。
イブ: 「……で…えっと。…オヤジ…じゃない、ジンの事、だけどさあ。」体重を掛けたソファが、思いの外柔らかくてびくつきつつ。
皓: ぽん。と遠くから缶コーヒーが投げられる。
皓: 「アルコールもあるが。……そういう場合じゃないだろうからな」
イブ: 「…っとと。」キャッチして。
皓: そういえば。と。「君の名前を聞いていなかったな」
皓: 「“鉄衣の剣舞”なんて呼ばれたくないだろう? 俺も呼びたくない」
イブ: 「まあ、そりゃ。…えっと。イブ。…って、呼ばれてる。」ぼそぼそと。
皓: 「俺は、津嶋 皓。――どうやらかつて、君の知り合いの草川さんとこの場所で同じ時間を過ごしたことがあるようだ」
皓: さて。と立ち上がり。デスクの端末に灯。
イブ: 「草川?……それ、ジンのことか。…知り合いなんだ。」道理で、と内心なんとなく納得する。
皓: 「知り合い、と言うほど長い時間を過ごした訳じゃないよ。……君の方がずっと、付き合いはなががったと思うね」
皓: 起動を眺め、視線をイブに。
イブ: 「…ふーん。……。」
皓: 「さて……君――イブ。さっきのカード以外に草川さんから何か預かってないか?」
イブ: どうするか。知り合いなら、ジンの言っていた“記憶の一端”について、取り次いでくれるかもしれないが…。
皓: 「幾らなんでもあれだけで、“各務と接触しろ”とは危険極まりないことくらいは、あの人だって把握していただろう?」
イブ: 「……う。」見抜かれてる。
皓: 「……信用、出来ないかな?」にこり。笑う。初めて見せる笑み。
皓: 口調も、さっきより温和に。
イブ: 「……。…オヤジは…ジンは、ここに居たんだよな。でも、賞金稼ぎなんかしてたってことは、辞めちゃったってことだろ。」
皓: 「初対面で信用してくれというのも無理な話かもしれない。――でも、俺は、君を“信用”して、ここまで連れてきたよ」
皓: 「それが、ただ俺自身の意思であること。……ちょっとは解らないかな? “こういう場所”で、それがどれだけ面倒かってこと?」
イブ: 「……。…アンタは、なんでここにいんの。面倒なのに、俺を連れてきた。そういうとこ、ジンともよく似てるのに。」じっと、見上げる。
皓: 上に立つ立場の人間が、部外者を、機密のある場所に入れることの意味を、この青年が解るかという不安はあれども。
皓: 「――“必要があったから”」
皓: 「君の知る“仁”は、抜ける“必要があった”から抜けたんだ。……俺は、この場にいる“必要があったから”、まだこの場所にいる」
イブ: 「…必要。」ディスクの存在を、また強く感じる。
皓: 「似ているというのは、そこだろうね。君の仁も、俺も、行動の底本はきっと同じなんだ。その成すべき場所が違うだけで」
イブ: 「………。」暫し、沈黙。
イブ: 「…分かった。…俺も、“必要があって”、アンタに着いてきた。…多分、隠してもしょうがないし。」
イブ: 顔を上げて。仕舞っておいたディスクを取り出す。
皓: 「ありがとう」再度笑顔を見せる。年齢に相応しくない、それを。
イブ: 「…これ。ジンから預かったもう一つ。」差し出して。
皓: 受け取ったディスクをPCに。起動。
イブ: 「…オッサン、お偉いさんなのに変わってんな。…なんか、偉そうじゃないし。」それを見ながら。ぽつりと。
皓: 「柄じゃないんだろうね、こういう世界が」PC画面に視線を向けたまま、さらりと返す。
GM: 画像音声ファイル。
イブ: 「……ふーん…。」曖昧に相づちを打って。画面に見入る。
皓: 「――俺自身、納得している訳じゃないから、さ」さて。と画面に意識。ファイルを再生。
『本当に実行するのかい。天城のお嬢さま』
『────ええ。確約は取り付けました。後は試行錯誤ですね。ありがとう御座いました。ジン。貴方も立場があるでしょう』
皓: 響いたその名前に眉根を寄せる。――天城さん?
『まぁ。半信半疑とは言え。効果を実証されてはなー。本当に頭が下がるよ。お前さん。”マスターマインド”の計画を継ぐ、とはね』
イブ: 「……。」なんとなく、懐かしいような気すらする声。…まだ、半日しか経ってないのに。
『継ぐ、というのは不適切ですけれどね。──はぁ。計画は彼とは真逆ですけれどね』
女性の憔悴しつつも困った顔。
『わーってる。レネゲイドの治療法。オーヴァードの治療法についてだろ、だからその関連で俺にあんたは接触してきた』
『──ええ。それまでの記憶や記録が普通の人間に戻った時。本当に耐えられるか、とか。やっぱり不安ですしね』
『んで。治療薬を頒布させる為にFHの力を借りる、か。まぁ奴さんの計画とは似つつも目指すところが違う、か』
空気が一変する。
『んで。俺を呼びつけて何を言おうとした訳。計画は上々。結果も良さそう、と来て』
『──────私が殺されるからですよ。近い内に』
『遺言か。嫌な話だな』
皓: がたん。とデスクを鳴らす。――過去のことなのに。動揺が、抑えられない。
イブ: 「……オッサン?」顔色が悪くなる皓に、少し不安そうに。
『なんでこんな話をしているか、もわかるでしょう。”彼ら”のプランが押さえられない所まで来ているからですよ』
『だな。それで。遺言か』
皓: すまない。とイブには口中で謝罪。視線はPCに向けたまま。
『それで。十中八九計画は闇の中でしょうね。あった事すら闇の中──だから。』
『貴方は各務から逃げなさい。あそこにも彼らの手はある』
『────』
『彼らのプラン。もし。始動したら』
『──』
『お願いします』
『後の事』
『いーよ。逃げるだけなら再出発という形で。まだ机の整理もしてないから立つ鳥後を濁さずって感じだがな』
『意味判りませんよ。ジン』
『──あの。貴方が庇護した少年の件ですが。もし私がいなくなったら。データを集積して実験的にも治療してみて下さい』
『レネゲイド過剰による身体侵食から生還出来た、とあれば考案者冥利に尽きますので』
『まー、多分それまでの記憶がブレイクするだろうが。いいか?』
『お任せしますよ。父親気分を味わいたいでしょうし』
『古代種としてのモルモットから人間として見るように出来ましたね。ジン』
『お前と話してると心中お察ししますとかしょっちゅう言われそうで嫌だな。お前』
『別件から細胞移植したから厳密な古代種でもないでしょうけれどね』
『──だからチクチク責めるな。もう話は終りだな』
イブ: 「………。」呆然と。その会話を聞く。何の話だ?誰の、何の………。
『じゃあな』『じゃあね』
皓: ちらり、と今度は此方が隣の青年に視線。深く椅子にもたれ、吐息。
イブ: 理解が追いつかない。追いついてはいけない。思考が停止する。血の気が引いていくような、そんな感覚。
GM: ジジジジジ。
GM: 残り5秒ぐらい残して暗転する。
皓: プログラム終了。片手で髪をかき回す。しかめ面で。
皓: 「――各務って組織は……まったく……!」小さく、吐き捨てるように。
皓: 「巨大なだけに……ロクでもない。――出来なくていいことすら、出来てしまう、やってしまうんだ」
イブ: 「………。」首に掛かったチョーカーに手をやる。心臓の音が、音が。ウルサイ。
皓: ディスク内、その他のファイルが無いか探りながら。
イブ: 「…オッサン…。…俺……。」これが、記憶の一端?これが、知りたかったこと?
GM: ────”鎖の夜”作戦。
GM: ファイル1。
皓: 画面を見て、青年を見て。さらに画面に視線を戻し。
皓: ――目に付いたその他のファイルをクリック。起動。
イブ: 動揺を隠そうともせず。ただただ、その場に突っ立っている。
皓: 「――“各務”の人間として、君に謝罪した方がいいのかな、俺は」
『”失墜の騎士”が齎したデータによる”キメラ”の生存本能から来る学習能力、及び忠誠心は賞賛に値する』
皓: 「少なくとも、この時。直接にこの件を知らなかったとしても、間接的には関わっていた――?」 いきなりの声に眉根を寄せ。
皓: 何だ、これは?
『より精度の高いデータの集積を”我々”は考慮し。オーヴァードの段階的統治に状況を進行する』
イブ: 「……っ。……や、いい…。オッサンのせいじゃない…っていうか…俺も良く分かんない。謝られること、なんかどーか…。」自分自身を落ち着けるように、呟きを繰り返す。
『テンペストによる投下による被害は後に添付する図を参照。”第一夜”にて放たれたジャームは死滅すると予測される』
『第2段階として街を封鎖。以下、段階を経て進む事とする』
皓: 「………」――ファイルを閲覧したまま、がし。と傍らの青年の頭を左脇で抱え込む。
『”我々”は真冬の夜の夢の残滓より経験する。知れ。繋げ。戒めろ』
『ここに鎖の夜作戦を開始する』
皓: 「……真実を知る事は、辛いよな」つい最近聞いた、言葉を呟いて。
GM: 無味乾燥なテキスト。
イブ: 「…っだ、あ!?」無防備に、そのまま抱え込まれて。
皓: 「立ってるのが辛いなら、今は支えてやる。――せめてもの、君への謝罪だ。“各務”側の人間として」
皓: 本当は、自分自身が“手に触れない”事が嫌だったのかもしれない。――そんな思いを漠然と抱きつつも。
イブ: 「………。……俺だって、そんなガキじゃねーもん。………でも、オッサンが謝りたいなら、そーしてもいい。」むすっとして。
皓: ディスクからは以上ですかな、他に見当たるものは? >GM
GM: リカバリプログラムが入っている。何のかは不明。
皓: 「―――」一瞬ためらいつつ、クリック。毒を食らわば……。
GM: 電子機器と特殊な医療器具を用いる事で脳内で破損したデータを言語として認識させるような仕組。
GM: クリックしただけでは作動しないが。プログラム自体は”生きて”はいる。
GM: 未完成品ではない。
皓: 「………」ふぅ。とため息。
皓: RWドライブにブランクディスクを入れつつ、腕の中の青年に。「……このディスク、どうする? 君は?」
イブ: 「…どーするって……。…俺じゃ、どうにも出来やしねーけど…。」目を伏せ。
皓: 訊きながらも、ディスクの複製作成。
皓: 「必要ない、と言うなら俺が預かる。返して欲しい。というなら返す」
イブ: 「……形見だし。なんか、また必要になるかも、しんないから…。」こく、と頷いて。
皓: どの道、内容は入手するが。と口中で呟きつつ。
皓: そうか。と頷き、手を離し。
皓: オリジナルをイブの手に。
イブ: 「…ん。」ありがと。と受け取って。
皓: 「それと――だ」ふ、と、気配が変わる。
皓: 「君をここに連れてきた理由。今のが全部じゃない」
イブ: 「…?」まだ何かあるのか、と目を向けて。
皓: 「“EverybodyOne”――君が見た賞金首の詳しい話を聞かせてくれないか」
イブ: 「…ああ。」あいつか。苦々しい顔になって。
皓: 口調は決して険しくない。……それでも、有無を言わせない雰囲気をそれに乗せて、見据え。
皓: 思い出すのは、廃墟で見た刀傷。
イブ: 「最初、雨が…降ってた雨が、止んだんだ。」ぼつぼつと、けれどもありのまま。“あの時”の状況を話す。
皓: 「――……」
皓: さっきのディスクの内容。そして、この青年の話。――どこまで事実かは解らないけれど。
皓: ぐ。と、傍らに立てかけていた太刀を握り閉めて。
イブ: 「…で、そのまんま、俺だけ逃げてきた。…これで良い?」オヤジ、本当にどうなったんだろう。とかぼんやり考えながら。
皓: 「――ああ。ありがとう」今度は笑顔の無い感謝の言葉。
皓: 立ち上がり。「もう少し調べる必要がありそうだ。――各務内部でも、UGNでも。……そして多分、FH、も」
皓: 先ずは。と、今回暴動の各務側のリーダーを検索しようと立ったままPCを操作。複製ディスクはジャケットの胸ポケットに放りり込みつつ。
皓: 「真実を知るのは辛い、か。――恐らく、これからが本番だ。そうだろう?」誰にともつかない呟きを。
===========================
GM: では第2夜終了です。お疲れ様でした。
操: お疲れ様でした〜。
イブ: お疲れ様でしたー
皓: お疲れ様でした。長くなってしまい済みません……。
肇: お疲れ様ですー。
GM: まぁ暴露会のようなものですからの。GMの(何
イブ: 暴露られました。(何
操: 裏事情がまだわからなくてごろごろしてます(笑)<T氏の関与とか!w
GM: もうかるぼーが冒頭でいったんだがな。ヒントは(何)
イブ: 気になることがわんさかですなあ(何
皓: T氏関与がなかなか解らなくて……一番知りたい情報なのに!(何)
皓: それを踏まえてもわからないお馬鹿さん(うわぁぁん) <かるぼーヒント
皓: 昼にゆっくり考えます……(くは)
操: 同じく。
GM: まぁ。無理して考える必要も無いですが(何
皓: 数箇所、目星はつけてますがのぅ。
操: まだ先は長いと思っていても(笑
皓: し、侵食率の上がりが今回はよくて……っ!
GM: 肇ぽんはどうやら現状の打開を望んでいるようなのでプランナーで相対いたしましょう(何
肇: は、ははははー(滝汗)
操: ええと。今回のシナリオで謎が全て解けるわけじゃないんですよね。念のため?(何)
操: がんがれ筆ぽんw
肇: ヤツって失墜たんのことだったんですよとだけは言っておこう!(ぁ)<OP
GM: 解けてもどうにもならんかもしれんし(何)<謎
皓: まー、みんながんばろー。
肇: プランナーとの定期とやらちょっと調整したけど大丈夫かー(がくがく)
イブ: おー。(何
操: がんばろ、おー。
GM: 何事も無かったらイブ血祭りの刑だしな。(何
イブ: え、ちょっと待って(何
皓: あーぁ(何)
操: それはどうでもいいんだけど(何)<刑とか
イブ: ヒドス(何
GM: 予定調和なんだよ。それは(何)
皓: 勝手に手から逃げて捕まったらもう助けないからね(にっこり) >イブたん
イブ: (がくがく)
肇: (いぶたん(ほろ))
GM: くるー。きっとくるー(何)
肇: どれに対する台詞ですかそれは(がくがく)<予定調和
GM: 操は…あんまり被害ないんで。選択ミスでも。ぱぱが痛いだけで(何
皓: ……………(何) <ぱぱ
GM: くす(何)<どれ
操: ぱぱがんば(何)
イブ: 俺は一体何処を目指せばいいんだろうか…(遠い目(何
肇: 目標はわかってても非常に道険しいです(あう)
皓: 今回NPCだから良いか……(高い棚に放り投げる) <ぱぱ
肇: (かわいそうにぽちぱぱ(何))
操: 伝令とか繋ぎ役として働こうかと。それによって自分の目的も達成できる。
肇: ちとふろですのー。
真央: そえおそろおちますー
イブ: いてらましー
肇: またー
皓: お休みなさいませー。
皓: と言いますか、時間も時間ですし、今夜は落ちますやー。
GM: ではこちらは落としましょう。
イブ: ですにゃー。
操: はい。では。
GM: お疲れ様でしタ
イブ: お疲れでしたー
皓: また明日に。ではお疲れ様でしたー。
===========================
Middle
phase 3 「黒」
Scene Player:”混沌の主” Scene:??? 登場:可能
===========================
肇: #1d10+39
ダイス: Hajime:1d10=(5)=5+39=44
GM: では残務を終えて。
GM: 暗闇の部屋。
GM: 白い衣を纏った看護士が一礼して主を迎える。
GM: ”看護士”「プランナーがお待ちです。主」
肇: 「……ああ。今行く」コートを脱ぎ、椅子に掛ける。
GM: ”看護士”「いえ。こちらに」
GM: 部屋の中央に光が集まり人の姿に。スーツを着た年齢不詳の美女。──”プランナー”。
GM: ”プランナー”「定時の報告を。”混沌の主”」
肇: 「お久しぶりです、“プランナー”様」恭しく一礼を。
GM: ”プランナー”「報告によれば。担当区域内にて衝突があったようですね。片つきましたか」
肇: 「……ええ。双方の撤退という形で。衝突の原因も確認済みです」
GM: ”プランナー”「何か押さえましたか」
GM: くすり、と笑い。
肇: 「衝突の原因となっていたのは“鉄衣の剣舞”と呼ばれる賞金稼ぎ、他一名でした。ただし、厳密には彼ら本人ではなく彼らが所持していると思しき『何か』が原因ですが」
GM: ”プランナー”「──なるほど」
肇: 「その賞金稼ぎとは接触済み、『餌』をちらつかせてこちらに呼び寄せる手はずは整えています」
GM: 心得たように一つ頷く。
GM: ”プランナー”「草川
仁、ですか」
肇: 「……はい」
GM: ”プランナー”「”混沌の主”。貴方は20年以上もの間、よく我がファルスハーツに尽くしてくれました」
GM:
”プランナー”「その少女の為に。同様にして我々も貴方の要望に従い、彼女を保護し。『身の安全を確保してきました』」
肇: 「そしてもう一つ、交戦していたFH側の隊長はおそらく“失墜の騎士”であると思われます。彼は私と同じく、20年前のキメラ計画に関わっていました。」
GM: ”プランナー”「──ええ。その事でも関連しますが」
GM: かつ、とヒールの音が聞こえるような気がした。
肇: 「……彼は“鉄衣の剣舞”の所持する『何か』……おそらくはキメラ計画のデータを奪取する予定だったのでしょう。……それを手に入れさえすれば、失われた計画の全容と有用性が明確になるものと思われます」
GM: ”プランナー”「ええ。そうでしょうね」
GM:
”プランナー”「重ねて言いましょう。何故その様な事を改めて述べるか。わかりますか」
肇: 「なお、20年前のデータ閲覧は一部失敗に終わっており、その結果彼女は現在意識不明になっています。彼女から全てのデータは開示されたわけではない、と考えているのですが」
肇: 「……いえ。お聞きしても宜しいでしょうか」
GM:
”プランナー”「では。草川 仁は12年以上も前に計画されており未遂に終わったオーヴァード治療計画のデータを所持していました」
GM: ”プランナー”「それは『FHとUGNが共同にて行なった』モノであり。”キメラ・マスター”の研究データが取り入れられている事でも現在と関係しています」
GM: ”プランナー”「貴方の言ったとおり。『彼女から全てのデータが抽出されたわけではない』」
GM: ”プランナー”「更に言いますと。『彼女は彼女で知りえる情報以上を脳の中に残している』。俗な言い方をすると忘れてしまっている」
GM: かつ。
GM: ”プランナー”「あなたの現状のままでは『少女の治療は望めない』。だが、貴方がこれ以上に我々に協力しようとするならば『治療データの横流し』をしてもいい。要するに我々にも都合の悪い情報もあるのですよ。”混沌の主”」
GM: くす。
肇: 「協力致します。……いえ、全力を尽くさせていただきます」再び一礼。
GM:
”プランナー”「失墜の騎士が狙っている事はわかっています。故に我々も防護してきた。貴方の要望にしたがって」
GM: ”プランナー”「この一件が片つきましたら。貴方をセントラルドグマに招聘しましょう。混沌の主。貴方の忠誠に沿い。恩恵を与えましょう」
GM: それまで黙っていた”看護士”が手に資料を持って。肇の元に一歩。
肇: 「ありがとうございます、“プランナー”様」深々と頭を下げる。
肇: “看護士”に視線を向ける。
GM: ”プランナー”「”鎖の夜の第2夜の計画”。テンペストによるオーヴァード処理計画の草案です」
肇: “看護士”から資料を受け取り、一通り読む。
GM: ”プランナー”「”キメラ”のデータ奪取と共に。カウントダウンを開始します」
肇: 「はい、了解いたしました」目を通した後の資料を小脇に抱え、視線を再び“プランナー”へ。
GM: ※簡単に言うと。黒巣に収束させたオーヴァードをテンペストの手により粛清。規定された人口まで削減する。そういう計画。
GM: ※根回しとして粛清する人物リストを用意。計画的に実行する。
肇: 粛清リストの名前は?
GM: まー。色々。でも比較的UGNの名前が多いかね。後、肇からしたら「あーこいつFHでも爪弾き者」と思う奴がのってる。
肇: ほう。
肇: では、先程接触した面々(操など)の名前は?
GM: んでだ。リスト見てたら日本全国地図でも黒巣含めて2〜3箇所のみにオーヴァードの数が多いと資料で示されている。
肇: 同じように『檻の街』かもしれないってことかな?
GM: あるな。正確に言えば死亡原因とかもかかれている。抗争中に抹殺する事とか。
GM: より正確に言うと
GM: 『檻の街』相当の密集地にオーヴァードが過重に密集しており、それ以外にはコンマいくつぐらいにしかオーヴァードが存在しない。
GM: 同様にしてジャームもそこにしか存在しない。
GM: 囲い込みだな。思いつくのは。
肇: ふむ。
GM: 更に資料には他のアメリカとかも同様の政策を実行している。だからマニュアルが存在する。
GM: まぁザッと見ての感じでそんな感じ。FHでも上位のセルの一部が行なっている。無論反対勢力も存在する。
肇: だろうね。
肇: 「……」読み終えた内容を頭の隅で反芻する。
GM: ”プランナー”「では。リストの処理をお願いします。混沌の主」
肇: 「承知いたしました」思考を打ち切り、会釈。
GM: ※聞きたいことやいいたい事があれば。
肇: とりあえず今は特に。
GM: 闇より闇に。
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Middle
phase 4 「鉄」
Scene Player:”天雷” Scene:自由 登場:可能
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操: #1d10+46
ダイス: Misao:1d10=(9)=9+46=55
GM: さて。では事故現場に再び戻ってきました。
操: ひらり。低い屋根沿いを伝い、現場へと降りる。
操: 「ここが“元”となった場、か…」
GM: 現在はUGNの手によって修復作業が行なっています。
操: 「遺体の回収は済んでいるかい?」回収班に声を掛ける。
GM: 回収員「そこそこっすね。誰かお探しで?天野隊長」
GM: 瓦礫をどかしつつ。
操: 「“草川
仁”という人物を捜している。データは…照会を試みてみるが」
操: 「所属は各務、という話だが…」瓦礫を避けて、遺体と残骸の間を縫うように歩く。
GM: ”回収員”「あー。了解っす。隊長煙草吸います?」煙草くわえつつ。
操: 「ああ…頂こうか」
GM: ”回収員”「どぞ」
GM: ぽいと煙草入れをほおる。
操: 手を伸ばしてそれを受け取る。
GM: ”回収員”「聞き込みしてたついでなんすけれどね。通り名のジンって奴が死んでいるのは住人の照会で終えました」
操: 雨と血の煙の中に消えた、鮮やかな剣の使い手……あれは何者だ? 各務所属というにはあまりにも――
操: 「…ふむ。遺体は?」
操: 思考の逸脱を停止し、目の前の“作業”に戻る。いずれは机上での処理が待っている。
GM: ”回収員”「こちらっす」どぞ、と幕をどける。
操: 幕を払い、内へ。
GM: 筋肉質な中年男性。右腕が鋭利な刃物で切断されている。温度差でたたっきったかな。
GM: もしくは骨をも立つ鋭利な刃物でたたきっているか。
操: 各務同士で内部抗争…というにも疑念が残る。顎に手を当て、遺体の損傷を見て沈黙。
操: 「…他の各務エージェントの遺体は銃撃によるものだったが…」誰ともなく零す。
GM: ”回収員”「直前まで鉄パイプで応戦したようっす」
操: 無言の頷きで応え。
GM: ”回収員”「銃撃だとそう確認してるっす。基本的に金食い虫の拳銃は貧民街の連中は好まないっす」
操: 「しかし、この傷は……」屈み込み、傷口を見遣る。相当の手練れであることは間違い無い。
操: 「外界との接触を断たれていない組織は気楽なものだ」金食い虫という言葉に、毒づいて。
操: 静かに立ち上がる。「この遺体は安置室へ運んでくれ。調べたい事がある」
GM: ”回収員”「んー。了解っす。後、隊長聞いてるっすかね。しぶちょの事」
GM: くわえ煙草に火をつけて。
操: 回収員の煙草から直に火をもらい、
操: 「――胃潰瘍で倒れたのかい?」紫煙を吐く。
GM:
”回収員”「なんでも外の方からしぶちょに圧力来たらしいっすよ。本件を調べるなー、てきとーにやっとけーって」
操: 「…へえ。あの支部長にもたまには休暇をあげていいんじゃないかい?」
操: 何でも無い事のように軽口を叩く。
GM:
”回収員”「後、警察の方にも。いあ。なんてーか。うち(UGN)って警察が最大の味方じゃないっすか。そのせーで捜査とか難航してるっす」
操: 「上の都合、か……」喉を鳴らして小さく笑う。
操: 「たまには私が仕事を肩代わりして、彼に恩でも売っておくことにするよ。捜査はこれにて終了。仕事をしたフリをするために、運ぶのはこの遺体だけでいい」
GM: ”回収員”「まー。都合は都合っすけれどね」
操: ぞんざいに告げて、再び煙草を銜える。
操: 「上にも下にもイイ顔をするってのは、難しいものだね」
GM: ”回収員”「まったくで。給料分だけは働いて帰るっす」ああ、後、と。
操: 「今になって支部長代理の苦労が分かるってもんだよ…ああ、そんなに丁寧に運ばなくていい。報告は私がしておこう」
操: 「……何だい?」
操: 瓦礫を踏む。
GM: ”回収員”「何でも上の上の方のお偉い方がお亡くなりになったそうっす。その所為でなんかうち(UGN)のスポンサーとかも変な感じになってるみたいっすね」
操: ふうん。さしたる興味もなさげに息を吐く。「お偉いさんが…ね。誰だっけ……か?」
GM: ”回収員”「要するにキナ臭い時期ってことっす。隊長も気をつけて。なんか何年か前のしぶちょもそんな感じだったみたいなんで」
操: 「ふふ。忠告に感謝するよ」――扉が開く。それは同時に“向こう側”からも来訪者があるということ。
GM: ”回収員”「鳥だか……鷹とか…なんかそんな感じの。なんかややこしー字の人っす。経済欄俺ッち読まないんであんま覚えてません」
GM: ”回収員”「では」しゅた、と手を上げてバンダナつけた回収員は奥の方に消える。
操: 「ああ」
操: 普段ならば気にも留めない回収員の後ろ姿を見送り、足元に捨てた煙草を踏みにじる。
操: 「鳥……鳥越、さん…か? ――いや、それは違うか」
操: ともあれ。
操: あの青年を連れていった皓さんは、一体何を得たのだろうか…気になる
操: 抗争の原因は恐らくあの青年…自体、あるいは所持品に関わる事か。
操: 無意識に手が胸ポケットへと伸びる。
操: 懐に忍ばせた、天城支部長粛清に関する資料。
操: そして携帯電話。
操: 「………使いたくは無いのだけれど」呟き、登録した名前を見る。こういうところはずぼらで、ずっと番号を変えていない
あの人の名前を。
操: 会いたくないのであれば、消せば良かったのだ。このデータごと。
操: 「…皓にいさん……」
操: 「――貴方をもう一度、頼る事になりそうです」曇天の空を仰ぎ、ボタンに指を。
操: ゆっくりと、かけた。
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Middle
phase 5
Scene Player:”逆位置の太陽” Scene:自由 登場:可能
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皓: #1d10+57
ダイス: kou_t:1d10=(10)=10+57=67
GM: 情報交換及びリサーチシーンです。登場は自由で。
操: 登場します。#1d10+55
ダイス: Misao:1d10=(1)=1+55=56
イブ: #1d10+59 くっついて出ておこう。
ダイス: EV:1d10=(7)=7+59=66
イブ: ヒィィ(何
操: 「――“僕”です」静かな声がインターフォン越しに響く。表札は無い。が、此処が誰の部屋なのか知っている。
操: ボタンから指を離し、扉が開けられるのを静かに待つ。
皓: 数瞬の後、ドアが開く。特に言葉を発しないまま、来客を見て。
皓: 「――いらっしゃい、操」微かに笑顔で、招き入れる。
操: 「…こんにちは」目を逸らし、ぎこちない返事。
操: 失礼します、と呟いて、静かに体を扉の中へと滑り込ませ。
皓: 顎をしゃくるように部屋の奥へと促し、同時に目の会ったイブに。
イブ: 来客があったことには興味なさそうに、窓の外を眺めていたが。
イブ: 「……あ。」さっきの。と。振り返る。
皓: 「――すまない、ちょっと外してもらって良いか、イブ。直ぐに済む」
操: 「いえ、その前に」手で制す。
イブ: 「……あー…うん。おっけ。…と?」
操: 「君には“知らせ”を持ってきたよ。……訊きたいかい?」イブに向き合う。
皓: ん、と口をつぐみ。
イブ: 「…“知らせ”?」首をかしげる。
操: ゆるりと壁にもたれかかり、淡々と告げる。
操: 「そう…知らせだよ」
皓: ――扉を塞がないよう、腕を組み、背中を別の壁につけて。……嫌な、空気ばかり敏感になる。
操: 「草川 仁の“死亡”を確認した」
イブ: 「―――!!!」
イブ: 言葉を失う。一瞬遅れて、感情。驚きと、哀しみと…やり場のない怒り。
操: それだけを告げて、言葉を秘する。
イブ: 「……オヤジ…。」嘘だろ、と。か細い声で、呟いて。
操: 「…残念だったね」つい…と窓の外を見遣る。相変わらずの、雨。
イブ: 「…………っ。」淡々とした声に、何かを堪えきれず。
操: よくある出来事、よくある仕事。割り切りはできている、今回も同じ。
イブ: 荒々しく足音を立てて、部屋から出て行く。
肇: #1d10+44 登場。
ダイス: Hajime:1d10=(3)=3+44=47
操: 「……出て行きましたね」開け放たれた扉に視線を送った。
肇: かつん、かつん。一定のスピードで聞こえる足音。
イブ: 「……っ。」走る。目指すのは、最後に別れたあの廃墟。
イブ: 認めない。認めるもんか。この目で確認するまでは………
肇: 「……待て、“鉄衣の剣舞”」すれ違う瞬間、イブの首根っこを掴む。
肇: そこにいるのは、黒いコートを羽織った初老の男。
イブ: 「…ってぬおうっ!?」ひっつかまれて。
イブ: 恨みがましい視線を、男に送る。
イブ: 「…んだよ!邪魔すんなジィさん!」喚き散らす。すっかり冷静さを失っている。
肇: 「単独行動は危険だ。……捕まれば死ぬぞ。各務にしろ、FHにしろ」ぼそり。
イブ: 「…………。」死、という響きに。ぐ、と言葉に詰まる。
肇: 「まだ死にたくはないだろう。……違うか?」畳み掛けるように。
イブ: 「……だ、だって…オヤジが、オヤジが死んだって……。」呟く。
肇: 「だからといってお前も死にに行くのか。それが死者へのはなむけになると思うのか」淡々と。
イブ: 「…………。」
イブ: 「……放せよ。」ぼそり。俯いたまま。
肇: 「……長話が過ぎた。案内してもらおうか、“Sun of Arcana”の元へ」手を離す。
イブ: 「…さんおぶあるかな?……もしかして、アンタもオッサンのとこに用事があんの?」さっき、そんな風に呼び合っていた気もする。
イブ: 飛び出してきた部屋に、視線を向けて。
肇: 「ああ、色々と用事がある。……色々と、な」
皓: 背にもたれた姿勢のまま暫くドア口を眺め。――吐息。部屋のソファへ歩み寄り。
操: 「――先刻の言葉、覚えていますか?」部屋の主に代わって、扉を閉め。
皓: 「座らないか、操。話は長くなるだろう、色々と」
操: 「あまり、時間がありません」
皓: 「そうか」はぁ。とまた吐息。ソファの椅子ではなく、背もたれに浅く腰掛けて。
操: 「いつもの事ながらまたゴタゴタですよ。そちらの組織のように」悪態をついて、懐にしまった書類を取りだし。
操: 腰掛ける彼の膝の上へと放り投げる。
皓: 受け取り、無言で眺め……微笑。笑うしかない。
皓: 「芹沢さんが、か。――あの人を知れば知るほどこんなのは与太にしか過ぎないな」
操: 「上の上の方のお偉い方が亡くなったそうで。そのせいでこちらのスポンサーとおかしな状況になっているんですよ」反対側の壁にもたれかかる。
操: 「聞いたところに依れば、“鳥とか……鷹とか”」
皓: 「それもまた大変なことだね――?」天上人など興味がないと言いかけ――目を見張り。
皓: 「――火、鷹、か?」途切れがちに。
操: 「さあ?」ぞんざいに言葉を返す。
操: 「早速、圧力がかかりました。見えざる者による“粛正”が、また回って来ているのかもしれませんね…こちらにも」笑う。
皓: 「鳥と、鷹。――なら」操の次の言葉を聞いているのかいないのか、小さく口中で呟き。
操: 「…先程、草川仁の遺体を見てきましたが」意図的に話題を変える。
皓: ―― 一瞬、顔を上げ。無言のまま。
操: 「彼にあったのは、刀傷。骨をも断つ鋭利な刃物…あるいは“熱”によって、武器として用いていた鉄パイプごと切断されたようです」
操: 「僕自身は間近で見た事はありませんが……あの抗争で微かに見た影の。太刀筋の、鮮やかさは――」
皓: 「――そいつは」
皓: 立ち上がり。
操: 「……まだ、追いかけているんですか?」何かを抑え込んでいるような、静かな声
皓: 「“熱波の斬撃”――なら……」あの人は、やはり、――なのか?
皓: 思考を冷やすような声に、我に帰り。
操: 「行方不明の“彼”が、まだ生きているという保証なんて何処にもない」
皓: 「―――っ」
操: 「よしんば生きていたとて…」
皓: 「……それでも。死んでいるという保障だってないだろう、言うなれば」目を逸らしつつ、反撃。
操: 「“EverybodyOne”であったとしても。それならばこそ…彼は、きっと貴方の事なんて覚えてなんかいやしない」
皓: 「――そんな事は承知している!」
皓: だん、と忌々しげに床を蹴りつけ。怒号。
操: 「…それとも、“証”が欲しいんですか? 振り払うための」怒声を流し、腕を組んで目を瞑る。
皓: 「10年以上、あの人の影を追ってきた……それでも手が届かない。見つかる保証だってない、解ってる……」それに……
皓: 「目の前にしたところで……“僕”のことなんて覚えていないだろうさ。それでも……!」
皓: “憧憬”を追うしかない、自分。それが、ここにいる意味だから。
操: 「結局は…」態と大きな溜息をつく。
操: 「………貴方は、僕と同じだ。届かない者の背を見続けている」
操: 俯き、顔に掛かる長髪を右手で掬い上げる。
皓: 「―――」一瞬息をつき、目の前の青年を見つめる。
皓: ――何時の間に、この子はこれほど大きくなったのだろう? そんな、益体もない感想を。
操: 感情を押し殺す。それは、遠い昔を思い起こせば容易いコトだった。
操: 「…この話はもう止めましょう。もう一つの用事を…僕は、貴方が得た情報を尋ねに来たんです」
操: うっすらと笑みを浮かべて、ゆっくりと顔を上げる。
皓: 「………。ああ」
皓: 「――済まなかった。怒鳴ったりして」振り向き様、部屋のPCに歩み寄る。視線を外す仕草をごまかすように。
操: 「いいえ。僕も挑発の度が過ぎました、反省しています」
皓: 「――なぁ、操」
操: 「なんですか?」
皓: 終わりにしよう、と言われたばかりなのに。――どうしようもない。これだけだ。
皓: 「……相変わらず、敬語なんだ、君は、“僕”に」失笑交じりの言葉。
皓: 「今の状態じゃ、仕方ないんだろうね、それは、さ」
操: 「…………」目を丸くし、先程までの悠然とした態度が形を潜める。
操: 「……指摘されるまで、気がつきませんでした」
皓: 「普通に喋ってくれ、と頼むのは、贅沢なのかな。……呼び方も。CNなんかじゃなくてさ」
皓: さて。と、デスク上のPC起動。懐のディスクを取り出して。
操: 「敬語は昔からのクセが治っていないだけで。呼び方は…僕の意地悪です、気になさらず」
皓: 「意地悪か。――そういうことが出来るようになったんだね、君も」
皓: ディスクをドライブに。――起動。手招きで。
操: 「時が僕を変えた。貴方と同じですよ、変わる処と変わらない処…良い処も、悪い処も」
イブ: がちゃり。遠くで、扉の開く音。
操: 後ろから端末を覗き込もうと、一歩……と。
皓: 帰ってきたのか? と顔を上げる。
肇: 「飼い猫の扱いはしっかりしておけ、“Sun of Arcana”」イブの後ろで響く声。
操: 「――“混沌の主”!?」
イブ: 「………話、済んだかよ。…って、猫とか言うなジジィ」むすっとした顔で入ってくる。
皓: 「―――。これはまた、妙なところで」呆れたような言葉。
操: 戸口に振り返り、臨戦態勢を取る。
肇: 「……取引だ。いや、『情報の提供』と言うべきか?」後ろででドアを閉める。
皓: 「招かれざる客は“奥に招きいれ……”って、何処かで聞いたな。“混沌の主”」傍らの太刀に手。
操: 「…何の算段が?」不信の眼差しを投げる。
肇: 「『第二夜』……『滅び』」
皓: ふたつめの単語に、ぴくり、身を震わせ。
皓: 「“滅び”……だって?」壮年の男性に視線を刺す。
肇: 「最初に言わなかったか。取引だ。こちらが必要としている情報をそちらが持ち、おそらくお前達が必要としている情報はこちらが持っている。……そういうことだ」淡々と。
皓: 「そして“第二夜”……おまえ……」
肇: 「……ああ。ある条件を元に、滅ぶ」口調は崩さない。
操: 「それを先導するのが貴方というわけですか?」鋭い声。魔眼が空に浮かぶ。
皓: 「道の先にあるのは“滅び”と“剣”。――それを、おまえ達が持っているというのか?」
肇: 「もっとも、その条件に穴がある可能性もある。……手練二名を相手取るつもりはない。最後まで話を聞いてくれないか」
肇: 「……剣?なんだそれは」初めて、眉を顰める。
操: 「………」態勢を保ったまま、沈黙。
肇: 「“剣”など知らん。これは本当だ」
操: 「僕からも、これだけは言っておきます。人質に取ったつもりのその青年は、取引のカードには成らない」
肇: 「別に人質にするつもりではなかったのだが。……信用されていないようだな」肩を竦める。
イブ: 「……。」むー。ついて行けない話に黙って居づらそうにしている。
操: 「ならば彼を離してやってください。私からの条件は以上」
皓: 「いきなり招き入れもせずに人の家に入る輩を信用するか? ……幾らこの街とは言え」
肇: 「私が求めているのはただ一つ。……『リカバリデータ』だ」ぽん、とイブを前へ突き飛ばし。
イブ: 「…っとと。……んだよ、みんなして人を物みたいに扱うなよなー…。」ぶつぶつ言いつつ、勝手に座る。
操: 追加の動きが無いかを見極めてから、魔眼を消滅させる。
皓: 「リカバリデータ、ね」ふん。鼻を鳴らし。
肇: 「……私とて、無闇に滅びを求めているわけではない」窓の外に目をやり。
操: 「物扱いと裏切り者扱い、どちらがいいかい?」静かにイブに近づき。
皓: 「かなりバイオ的なものだったな……あんなもの、どうするつもりだ?」 嫌悪に顔をしかめ。
イブ: 「う、裏切り…?」裏切ってねーよ。と、言おうとして、語尾は弱くなる。
操: 無言で傍らのブラインドを下ろす。
皓: 「操、部屋は汚すなよ。後が面倒だ」さらりと。視線は壮年の男性に向けたまま。
イブ: 「え、ちょ。待ってよこのアンちゃん怖いんですけどー…!?」ひー、と後ずさる。
肇: 「説明の前に、リカバリデータの具体的な効果を聞いておこう。……使うと、どうなる?」
操: 「これだけ所属が違う者同士が顔を合わせている事を知られると、貴方も都合も悪いでしょう。ただの心遣いです」
皓: 「―――」腕を組み、息をつき。
操: ブラインドを全て下ろし、幾分か暗くなった室内にて。空いた席に腰を下ろす。
皓: 「いわれてみれば確かにな。いくら不良役員とて不味くはあるか」ぼそり。そして。
皓: 「“電子機器と特殊な医療器具を用いる事で脳内で破損したデータを言語として認識させるような仕組”――だとさ」
皓: 素っ気無く。
操: 「脳内で破損…つまり、記憶の復元…と?」
皓: 「そういうことらしい」ちらり、イブに視線を投げ。
肇: 「……そうか。20年も探してきたものが。そんなちっぽけなモノに収まっていたとは、な」ため息と共に、自嘲的な笑い。
イブ: 「……。」記憶。不安げに、でもどこか興味ありげに。顔を上げる。
皓: 目線でイブに。――此方に来い、と。
イブ: 「………。」不安そうな顔のまま。少しだけ躊躇って、立ち上がると皓の方へ移動する。
操: 肩に掛かる髪を無造作に払い除け、足を組む。
皓: 近づくイブの懐に手。男性の死角からディスクを抜き出し、耳元には「済まない」との謝罪の言葉。
操: 視線は二人に。されど気は周囲に配る。
イブ: 「……!?」不意のことに、対応できず。
皓: 操にも目線で合図。――事あれば、この部屋全てに放電をさせろ、と。
皓: かつん、と手で押さえるようにイブから抜き取ったディスクを机に。手は離さないまま。
操: 合図に…指を組んで応える。
イブ: 「…ちょ、オッサン!?」済まないって、済まないってなんだよ!そう、食ってかかろうとして。
肇: 「私……いや、俺の目的はある人物を『復元』によって治療する事。その前提条件が、『リカバリデータ』である。という事なのだが……渡しては、もらえないようだな」苦笑い。
操: 「…早くしてくれないか?」何かを誤魔化すように、後ろから急かす。
皓: 「それも真実だろうな。――でも、それだけとは思えない」ディスクに手は乗せたまま、男性を見据え。
肇: 「……それも取引という事か。いいだろう、何が聞きたい?答えられる範囲でならば答えよう」
皓: 「おまえの欲しい情報はこの中だ。――手に入れたいなら、全てを話せ」
皓: 「“滅び”とは何だ? 何故、おまえがそれを知っている、その具体的な目的は? 全て、だ」
肇: 「最初の答え、わかりやすく“剪定”と言えばいいか?次の答え、ある人物の救済と引き換えにもたらされた情報。最後は……悪いが知らん。これでいいか」
肇: 「……これ以上喋ると私の目的は永久に達成されず、同時にお前の目的も達成されない可能性があるので黙秘したいのだが、出来る事なら」ため息。
皓: 「……それが口先だけでない保証があるのか?」
肇: 「何を提示しろというんだ、お前は」
皓: 「俺は、“全てを話せ”と言った。――それが何であれ、判断するのはそれからだ。……黙秘は許さない」
皓: 「そして、俺の目的をおまえに心配される筋はない」
操: コツ、コツ……ゆっくりとしたリズムで卓を指で叩く。
肇: 「……」おもむろに、手帳を取り出して何がしかを書き込んで皓の眼前に。
イブ: 「………。」聞きたいこととか、ワケわかんねぇこととか、沢山ある。のだが…。張りつめた空気に言葉を飲む。
皓: 差し出された手帳に視線。
肇: 『話せない。が、これを見ろ』手帳を持った同じ手には伏せられた紙束。
皓: ディスクを押さえる手はそのまま、空いた方の手で書類を受け取り。視線を走らせる。
肇: 2行目には、『内容についてここで喋るな』とも。
皓: 「………」眉根を寄せ。
皓: ――PC内のディスクの複製をさらに2枚焼きこみ。計4枚のそれ。
皓: それぞれを、操と、肇に。投げ渡す。
操: 片手でキャッチ。
肇: 「……」同じく、片手で掴む。
操: そのまま、懐へと滑り込ませた。
皓: 「――必要以上の人死にはさせたくないんでね。……素直に、初めから行っていればこんなばかげた事はしなかった」
肇: 3行目『書類は焼き捨てろ』
イブ: 「……」恨みがましい目で皓を見て。
皓: 「時間はない。……もし、事が為った場合は責任を……言っている場合じゃないな」肇に、吐き捨てるように。
肇: 「……俺は人質を取られている。出来るだけ情報を制限する必要があった」手帳をしまい込み、深いため息。
皓: そして、オリジナルはイブへと。「……済まなかった」
イブ: 「…いーよ。…オッサンも、オトナだからな。」むくれたまま、受け取って。仕舞う。
皓: 「姑息な手段ばかり覚えていくんだよ、オトナはな。――君はこうなるな」少々高い位置にあるイブの髪をくしゃりとかき混ぜて。
操: ちらりと時計に目を遣り、凪いだ海のように静かに事の成り行きを見守る。
肇: 「これでわかっただろう。私は“剣”など知らん」もう一度、はっきりと宣言する。
イブ: 「………。オヤジみたいなこと言ってんなよ…。」俯く。アイツにも、よくそうされた。>皓
皓: 受け取った書類は手の中に。――炎上。かつて、誰かもこのような手段を取ったな。と感慨深げに眺めながら。
皓: 「……後は、“剣”、か」
GM: まー。操は+2Dでいいか。情報判定してみよう。判定はUGN。目標値やや高め。
操: コネ有りに、更に+2Dですか?
肇: エフェクト取得申請OK?
GM: です。
操: 了解。では、情報:UGN #5r10+1
ダイス: Misao:5r10=(2,6,10,1,5)=Critical!!
GM: 取得もおっけ。
ダイス: Misao:1r10=(4)=4+10=14+1=15
操: 達成値15.
皓: おおっ!
皓: やるだけやります。素で。#4r10
ダイス: kou_t:4r10=(8,6,5,8)=8
操: 支部長代理ありがとう!
皓: 8かー。……ってあの人に聞いたんですか(笑)
イブ: おーw
肇: 《マインドエンハンス》3と《壁に耳あり》を2に上昇。計8点消費。
肇: UGNのコネもないので5dで。
肇: 侵蝕率は5上がって52%
肇: #5r7
ダイス: Hajime:5r10=(4,3,4,10,8)=Critical!!
ダイス: Hajime:2r10=(9,9)=Critical!!
ダイス: Hajime:2r10=(8,3)=Critical!!
ダイス: Hajime:1r10=(9)=Critical!!
ダイス: Hajime:1r10=(6)=6+40=46
イブ: ちょ。
皓: 流石に。
操: ……運を使い切ったかもしれん(何)
GM: 了解。
GM: かつての黒巣市UGN支部長天城美鈴が提唱し計画したオーヴァード治療の計画は《運命の剣》というレネゲイドを再構築する兵器が要となっているとされる。
GM: オーヴァードのレネゲイド侵食を中和する事でレネゲイドの無い世界を作り出す。まぁ理想論としてはありえる話で実験的に行われる事になったが。
GM: 世の中にはレネゲイドが消えてしまうと不都合のある組織が圧倒的に多い。
GM: そうした組織が干渉した。まぁここまではいいとして。
GM: オーヴァード管理という観点から言うと《運命の剣》はあると非常に役に立つ事は確か。
GM: でも存在を立証されると天城美鈴の次を継ごうとする人間が出てくる事が懸念された。
GM: 故に計画があったことは資料に残し。自分達の計画の障害になる部分を隠蔽した。
GM: それは《運命の剣》。
GM: UGNの資料曰く前任の支部長が所持していた事は確かだが騒乱と共に行方不明。起動ファイルのバックアップも共に消えた。とされている。
GM: ■追加情報
GM: FHとUGNが共同でおこなったこの計画だが。
GM: 検体としてある若者が抜擢された。当初。家族をジャームに殺され、感情の揺れによりレネゲイドが極端に上昇。反面ジャームとなりかけていた所をプロジェクトの検体として実験。
GM: 剣にて斬り。検体のレネゲイド侵食が低下した事を確認している。
GM: 最終実験中にトラブルが置き。
GM: 上より中止命令が出た事から検体の存命を重視した実験員は剣を二本に折って砕き体内に埋め込む作業に従事。
GM: レネゲイドの沈静化を持って計画の終了及び隠蔽と成す。
GM: 以上。
肇: ※で、追加情報を知ってるのは操と肇ってことになるのかな?
GM: です。
肇: おーけい。
操: 了解。
肇: 「……だ、そうだな」右腕の“端末”を元に戻しながら。
操: 「レネゲイドの無い世界…それを創り出す『運命の剣』――か」ぽつりと零す。正直なところ、想像も付かない。
イブ: 「………。」ぽかーん。
操: 生まれてからずっと、此の力と共にあった身には。
皓: 「……壮大な理想を持っていたんだな、あの人は」
肇: 「…………すまない、麻里亜。もう、約束は守れないかもしれない」手袋を嵌めなおした後、小さな呟きを。
皓: それ故に、斃れた。――斃された、と言うべきか。
操: しかし、そのために倒れた先達の存在が居る事を、僕は忘れない――忘れるわけにはいかない。
皓: ぽん。と、再度、イブの頭に手。
イブ: 「…。…俺……。」なんだか、現実味が無い話ばかりだ。
皓: 「柵は、とっとと消すに越した事はなさそうだな」――どの口が言うのか。自嘲すら交えて。
イブ: “剣”とか、被検体とか、古代種とか。実感として戻ってこないのに、事実だけはどんどん見えてくる。
操: 「この街は嫌いだ。滅んでしまえばいいと思った事だってある」卓を叩く指を止め、零す。
操: けれど、離れられない…つまりは。それでも愛しているということ。想い出が未だ残る此の地を。
操: 「――滅びを、止めるかい? 剣を以て」
皓: 「それでも、この街で生きる連中にとっては、確かな“居場所”だよ。操。――君にとっても、俺にとってもね」
肇: 「……つまりこれだったのか。狙われていた理由は」右手に埋め込まれた剣を指差して。
イブ: 「滅び…。」右手の甲に、手をやる。…この身体に?良く分からないけど、今迫ってるヤバイことを止められる物が?
操: 「肯定は、したくないけれども」
操: 皓の言葉に少しばかりの棘を以て応える。
操: 「君には過ぎた代物かもしれないけれど。どうする? ……言い換えようか。“どうしたい?”」
イブ: 「昔のこととか、…良く、分かんないけど、さ…。」まだ、はっきりと“記憶”として戻ってくる物はない。
イブ: 「……ここが、無くなっちまうのは、やだよ。俺。」ここでの記憶。短い間だったし、決して恵まれてもなかったけど。
イブ: 笑ってた。多分。いつも。ひもじかったり死にそうになったりもしたけど。多分。
皓: 「だったら、護れ。居場所を」ぐしゃ。と、さっきより乱暴に髪をかき回して。
イブ: 「……頭撫でんなよ、オッサン…。」笑ってみる。“昔”の俺は、笑ってたのかな。
肇: 「……“居場所”か」この青年は自分の居場所を作るのだろうか。
操: 皓がイブに対して行った仕草。遠い記憶と重なる光景…寂しげにそれを見て、呟く。
操: 「君が動こうが、動くまいが…恐らくは“あの男”達がやってくる。君を切り裂いて、剣を我が物にせんと」
皓: 「……俺自身も、まだ、この場所が無くなるのは困るからな。手を貸せよ、イブ」笑顔に、応える様に笑顔で。
操: 斜に構えた言葉が口から付いて出てきた。
イブ: 「……“あの男”?」皓への笑みから、元に戻って。操の声に問い返す。
肇: 「……“失墜の騎士”の事か?」
肇: あの男ならやりかねないが。
操: 「直接的には…草川仁を殺した男の事。間接的には“混沌の主”が言う人物かも知れないけどね」
皓: 「―――」
イブ: 「“誰でもない誰か”…。」微かに怒りを込めて。
皓: イブの頭から手を離し。そのまま握り締めて。
皓: そうなのか、本当に。そうではないのか……? これは、期待か? 希望? それとも?
皓: ――手は、届くのか?
肇: 「……」“居場所”を守ろうとする彼を見、“居場所”を求め続けた己の軌跡を思い返す。
肇: 彼と俺との違いは何だったのか。
肇: ……自嘲的な笑みが漏れた。
操: 真実も、虚構も。すべてはこの先の未来に。
===========================
→裏話 ミドル編
GM: では第3夜終了です。長々とお疲れ様でした。
肇: おつかれさまでしたー。
肇: そしてぬおー、ふろー。
皓: お疲れ様でしたー。
操: お疲れ様でした。
肇: (だっしゅ)
イブ: お疲れ様でしたー
操: 近づいた…かな(と信じたい)
皓: 近づいたかな……?
イブ: PCと、中の人すら事態について行けてませんあうあう(何
操: 次以降のシーンでは、イブたんを囮に(何)
皓: てかT氏はどこーホントにあの人かー?(あうあう)
イブ: マジ容赦ねえな(何
皓: まぁ、操君になじられるというのは欲しかったシチュなのでちょっと嬉しかったです(Mって言うな)
操: なじって欲しそうだったので、チクチクなじりました(何)
GM: とりあえずイヴの暴露です(何
操: イブたんが、ただの頭悪い青年じゃなかった(何)
皓: 折角なので(何が) <なじる
イブ: 記憶戻るのかしら。(何
皓: イブたん主役ですなー♪
イブ: うわー俺剣だったのねー(ぼうよみ(何
イブ: 事態に置いて行かれそうです中身が(何
皓: さて、長引かせた上で済みません(汗)が、今日はこれで落ちますや。
操: お疲れ様でした。
GM: おやすみなさいませ。こちらは落としましょう。
イブ: お疲れ様ですー
皓: お先に失礼します。また明日に。
操: じゃあ、今日はこれにて落ちまする。
イブ: うぃささー
皓: ではー。
操: また明日。
肇: というわけで何日間もとりそびれたPC間ロイスを提示したいのですよ。
GM: どうぞ。
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肇: PC間ロイス:"鉄衣の剣舞" イブ 憧憬/■劣等感
肇: 「彼には“居場所”がある、俺にはない。……それだけの、違いなのか?」
肇: 以上。
===========================
Trigger
phase
Scene Player:”逆位置の太陽” Scene:廃屋外 登場:可能
===========================
皓: #1d10+67
ダイス: kou_t:1d10=(5)=5+67=72
GM: 廃屋外。雨が少しきつく降ってきた。そんな夜。
GM: 多分な情報量を整理する為、気分転換に外に出てきた。
皓: 得物だけを手に、雨の中へ。20年前以上ずっと抜けない癖。得物が替わってもなお。
GM: 降りしきる雨に紛れて。ぽつんと人影。
皓: そういえば、雨の中傘をささなくもなった。別に、この街では珍しいことでもないが――と。
皓: 人影に、意識を。
GM: 小さな人影は肩を竦める。
GM: 「真実を知る事は辛いだろう。津嶋」
皓: 「――また会ったね」
皓: 「そうだな……他人の真実ですら辛い。と思う。これが、自分のそれだったらどうなんだろうな、と思うよ」
皓: はぁ。と雨を仰ぎ見るように。
GM: ”蒼の少年”「僕は別段、滅びを回避してもらおうと思って君に告げた訳でないさ」
GM: ”蒼の少年”「今ある君の選択も積み重ねたもの。──故に辛い。だが自分の力さ」
皓: 「例えそうでなくても。その言葉を聞いて、“僕”が回避手段を取らないと思ったのかな、君は?」
GM: ”蒼の少年”「君は独りでいる事の痛みを知らない」
皓: 「―――」
皓: 「そう、だね。ああ。確かにそうだ」
GM: ”蒼の少年”「自分が何であるか。何を進むか。それすらわからずにもがき苦しんだ」
GM: ”蒼の少年”「彼とは違う。だが君はそれを求め”目指した”」
GM: ぽつり。
GM:
”蒼の少年”「人は誰でも繋がっている。だからこそ孤独を忘れられる。先を見据える事が出来る」
皓: 「――確かに、目指すものがある“僕”は、指針があるだけ幸せだったのかもしれないな」
皓: 「例え届かなくても……そこに、誰かがいる事は解っていたから。――それ故に、独りではなかったから」
GM: ”蒼の少年”「”誰でもない誰か”は。”何”なんだと思う。津嶋」
皓: …………。
GM:
”蒼の少年”「彼に限った事も無い。──君自身にもある癒されない孤独という名の痛みなんだよ。津嶋」
皓: 「“僕の目指しているもの”であればいいと思っているし、そうでなければ良いとも思っている。――曖昧すぎるかな、この思いは」
GM: ”蒼の少年”「”自分自身の孤独”に向き合うのは辛いよ。津嶋」
皓: 「――君は、それに打ち勝てるのかな? 鏡という、君は?」
GM: ”蒼の少年”「僕はこれを選んだ。そしてもう20年も前に僕で終りにすると誓った。誰にもこの永遠の孤独を引き渡す気は無い」
GM: ぽたり。
皓: 「君と“僕”は、僕には手の届かないもの、手を伸ばしても、表面的に触れるだけで、絶対に届かないものだと思っていた。君が、“僕”の鏡だというなら――俺にはそういう意味で、だ」
皓: 「なら……届かないなら。俺は、“鏡”の君とは違う道で、孤独に、真実に勝つよ」
GM: ”蒼の少年”「うん。それでいい」
GM:
”蒼の少年”「君の継いだ技は何の為。──考えるといい。それで勝てる」
皓: 「ありがとう。――また話せて良かったよ、駆穂君」笑い。
GM:
”蒼の少年”「君は君の生を生きるといい。それは君に許された真実なのだから」さて、と
皓: 「今度は、こんな情けない顔で会わないと良いな。――きっと」
GM: ひゅんと。空間が蒼で灯される。
GM: ”蒼の少年”「”仮面の剣士は父親を殺した”。それは真実」
皓: 「………」
GM: ”蒼の少年”「何でだと思う。津嶋」
皓: 「……ずっと、断ち切りたいと思っていたはずだ、あの人は……でも、それだけじゃないだろう」
GM: ”蒼の少年”「──わかる必要は無いのかもしれないね。もしかすれば」
皓: 「失くしてまでも斃したい本能だったのか、それとも、結果、“父親殺し”となったのか……事実を、確かめるよ。本人から、さ」
GM: ”蒼の少年”「そうだね。僕から言うのは”ルール違反”だな」
皓: 「そのために……今までやってきたんだ」あの人の影を追ってきた。何を言われても構わないから。
GM: とんと。瓦礫の上に。
GM:
”蒼の少年”「僕は君がどのような結果を選ぼうと選択を容認する。それも真実」
皓: 「――容認なんて」は。笑い。
皓: 「必要ない。未来は、自分自身が認めてこそのそれだ」
GM:
”蒼の少年”「──」やれやれ、と。
皓: 「根本は、結局変わらないんだ。やっと、それを思い出したよ」
GM: ”蒼の少年”「そうだね」
皓: 「思い出させてくれた君に、感謝する」見上げる位置にいる少年に軽く一礼して。
GM: ”蒼の少年”「もう僕が言う事は無いのかもしれない」
GM:
”蒼の少年”「だから去るよ。舞台に上がっていい身じゃないからね」
皓: 「そうあってほしいな。――それでも、また会えることを楽しみにしているよ、俺は、ね」
皓: 手を振り、背を向けて。
GM:
”蒼の少年”「僕に感謝は必要ない。僕は君自身の鏡でもあり影であるのだから」
GM: ゆるりと気配が消える。
GM: 「津嶋」
GM: 「雨から雪になるよ」
GM: 雨の中に音を残して。
皓: 天気とは違う、気の晴れた思いで道を進みながら。「天気予報、覚えておくよ」
皓: ぱしゃん。と、水音。
===========================
Trigger phase 2
Scene
Player:”天雷” Scene:??? 登場:可能
===========================
操: #1d10+56
ダイス: Misao:1d10=(9)=9+56=65
GM: ”凡犬支部長”「進展はありましたか」
操: 半分ばかり気怠げな、いつもの雰囲気を纏わせて、支部へと。
GM: ほおっておかれてるのも癪だと思ったらしい。入るなり声を掛けてくる六会輔支部長。
操: 「抗争の決着を確認し、ついでに…これを買ってきました。一本どうです?」ポケットから空いた煙草を取り出す。
操: 「小耳に挟みましたよ。大変だったようで」
操: 「遺体の処理も、いつものように“適当に”済ませてきました」
GM:
”凡犬支部長”「気持ちだけいただきましょう。煙をつけて帰ると娘に嫌がられるんで」困ったように笑い。
操: 「それもそうですね」小さく笑って。
GM:
”凡犬支部長”「了解しました。お疲れ様でした」
操: 煙草をしまう。
GM: ”凡犬支部長”「それで今度は何を拾ってきました、草野さん」
操: 「猫を一匹。今は、僕の知人が飼い主になっています」
GM:
”凡犬支部長”「単なる猫ならいいんですけれどね。おっかない犬とかに追いかけられてるんじゃないですか」
GM:
”凡犬支部長”「そうですね。檻の外から、とか」
GM: 苦そうな珈琲飲みつつ。
操: 「ええ。今も臭いを追いかけているんじゃないですか。1、2……3、あるいはもう少し多くの犬が」
GM:
”凡犬支部長”「犬たちにとって見れば。ようやく見つかった、と思う反面。見つかる筈もないのに、と思うようですね。まったく」
操: 「迷子の子猫は帰る場所も知らない」手近な椅子に浅く腰を落とす。
GM: ”凡犬支部長”「お犬様の縄張り争いですよ。調べてみれば。いたた。君の事じゃありませんよ」足押さえる。
GM: ”凡犬支部長”「ならこちらで引き取りますかね。草野さん」
操: 口元にだけ笑みを浮かべて、彼と“相棒”の振る舞いを見守り。
操: 「できればそうしたいところですね…が、その前に。提案があります」
GM: ”凡犬支部長”「何でしょう」
操: 「賭けに出ようと思います」――音もなく椅子から立ち上がり、支部長室に掛けられてある柱時計に近づく。
GM: ”凡犬支部長”「そうですか。──」
操: 「今晩は荒れそうです。二番目の夜が来る前に…その子猫を預かろうと考えています」
操: 「子猫を探している人達も、きっと血眼になって探しているでしょうしね」
GM: ”凡犬支部長”「そうですね」
操: 「その子猫が鍵を持っている。過去の扉を開く、鍵を……」柱時計の扉を開き、長針を指で逆回す。
GM: カチリ。
操: ぐるぐると逆回転に回る針が、数回転の後に12時を指し示す――
操: 刻を告げる鐘の音を聴きながら、一枚のディスクを支部長に放る。「これを貴方に」
GM: ”凡犬支部長”「受け取りましょう。──何処まで関与しますか。草野さん」
GM: 傍らにいた犬がディスクを受け取る。
操: 「全て」告げる。決意を以て。
操: 「僕の身がこの街にある限り」
GM:
”凡犬支部長”「では”お行きなさい”。後の事はやっておきます」
GM: ゆるりと立ち上がり。室内を出て行く。自分が聞く必要は無いと思ったのだろう。
操: 「“剣”を以て“滅び”を止める。そうすることで、“僕”は決意を継ぐ」
GM: ”Axis”「────」
操: 12番目の鐘の音を静かに耳に。
GM: 声のみの存在。柱時計の向こうの向こう。此処でない所の世界の声。
操: 静かに支部長の退室を見送る。…この鐘の音を聴くのはこれで最後かもしれない。そう思った時。
GM: ”Axis”「──何を望む。」
操: 「…真実を。黒巣市が鎖の街と化した理由を」
操: 「何故黒巣でなければいけなかったのか。どうして黒巣がこんな災いに遭わなければいけないのか…僕は、それが知りたい!」叫ぶ。12年間、澱のように心の奥底に沈んだ思いが口をついて出る。
GM: ”Axis”「真冬の夜の続き。起こり得たならば、との期待と欲望に沿いて。シナリオが組まれ。プランが実行された」
操: 「天城支部長は何故死ななくちゃいけなかったんだ…自分に止める手立てが無いならば、せめて――」句を継ごうとした時に返ってきた“言葉”。これは、幻聴では無い…。
GM: ”Axis”「”Realizer”は個人の意志だけでなく。周囲を取り込み。賛同を得て。計画を組み立てた」
操: 「………」天啓のように響く言葉に、意識を奪われる。
GM:
”Axis”「何故黒巣でなければならなかったのか。それは罪を押し付ける存在が”彼女”に相応しかったからだ」
GM:
”Axis”「”世界が彼女を拒絶した”。計画が実行される事で吐き出される”痛み”に世界が耐えられなかったからだ。だから──」
GM: ”Axis”「”処理”した」
GM: 先ほどとは違う男の声。
操: ぐらり、空間が歪む…錯覚。忘れかけていた事実を思い知らされる…UGNとは理想ではなく、“組織”であるのだと。
GM: ”Axis”「これは我々12人の総意であり、イレギュラーたる13番目を処理する為の計画でもある」
GM: また別の声。女。
GM:
”Axis”「望まれた。故に語ろう。真実を。黒巣で無ければならなかったか。──彼女が欲したからだ。世界の革命を。ささやかだが根底から打ち砕く願いを」
操: 「………鎖の夜作戦は…第二夜」振り絞ってようやく紡ぐことのできた言葉さえ、どこか遠い誰かの口から発せられたように感じた。
操: 「運命の剣に依って、また、あの夜が来る…?」
GM:
”Axis”「故に問おう。何を求める。黒巣の街か。なら逃げてしまえばいい。幾夜を越えた後。破壊の後。街は蘇る。」
GM: ”Axis”「知ってしまったのなら。最善の選択だ。”天雷”」
GM: 数人の重なった声。
操: 鉛色の雲が厚く空を覆う。その下の街…ここはあまりにもちっぽけで薄汚くて、醜くて――僕は、大嫌いだ。
操: それでも。
操: 「…逃げるつもりなんて、最初から無かった」
GM:
”Axis”「────」
操: 「此処には、今の僕を構成する多くの要素がある。有り体に云えば、苦しみも悲しみも…喜びも、希望も。…そして絶望も」
操: 「僕は、僕を否定しない。そして、僕を否定しないこの世界を、街を……大切に、思う」
操: 息を付く。こんなにも、思いを言葉に表したのは久し振りだ。
操: 「だから、放棄という選択肢は無い」
GM:
”Axis”「──なら望め。我々は承認しよう」
操: 暫し目を伏せ、止めていた長針から指を離す。
操: 規則正しい針音が再び時を刻み始めた。正確に。
操: 「…望みます、全てを知る事を。如何なる道が立ち塞がろうとも」
操: 「“私”は、天の采配を信じている。失われた命にさえ、その役目は在った…と」
操: 静かに扉を閉め、真っ直ぐ窓の向こうを見る。
操: そして、この場に居ない彼に、言葉を。
操: 「――支部長代理。後のことは宜しく頼みます」
GM:
GM: 雨は。ゆるやかに──
GM: 雪になりつつあった。
===========================
Trigger phase 3
Scene
Player:”鉄衣の剣舞” 登場:自由
===========================
イブ: #1d10+66
ダイス: EV:1d10=(7)=7+66=73
肇: #1d10+52 こっそり付いてきています。
ダイス: Hajime:1d10=(10)=10+52=62
GM: 降りしきる雨の音が退屈になって。
GM: ふらふらと廃墟内を歩く。
イブ: 「……はー…。」さっきから、出るのはため息ばかり。
イブ: 沢山の事実。知らなかった過去。抱え切れそうにもない。
GM: 幸運にも雨漏りをする事が無い為、見上げても雨が落ちてくることが無い。
イブ: 「……。」濡れない、そのことに漸く違和感を感じて。
GM: 元々暗かった室内が──
イブ: 「…さすが良い所住んでんな、オッサン。」…ジンも、昔はこんな場所に住んでいたのだろうか?
GM: ぞわりと暗闇に染まった。
イブ: 「………?」周囲を見渡す。冷たい、悪寒。
GM: 「おおっと。大声を出さないでくれ。お前だけに用があってきたんだからな」
イブ: 「……だ、誰だよ。」口の中がからからになる。威圧感。
肇: 「……ふん、やはり出てきたのか“失墜の騎士”」おもむろに、イブの後ろから。
GM: 音も無く。精悍な顔つきの男が現れる。
GM: “失墜の騎士”「御紹介に預かった“失墜の騎士”様だよ。お前の顔なぞ見たくもなかったがな。”混沌の主”」
GM: せせら笑うように。
肇: 「私とて、貴様の顔など見たくはなかったな」相変わらずの、無表情。
イブ: 「…“失墜の…騎士”…?」肇がついてきていた事にも驚いた物の。なんだろうか、この嫌な感じは。
GM: “失墜の騎士”「お前もザマぁねぇな。今や女一人守れず。右往左往で。──まぁいい。聞いているだけでも愉しめた」くすす。
GM: “失墜の騎士”「”鉄衣の剣舞”。取引に来た。お前にもわかるような簡単で簡潔な取引だ」
GM: くすす。
イブ: 「…取引……?」言い方にむっとしつつも。
肇: 「……」“失墜の騎士”の言葉に、眉を顰める。
GM: “失墜の騎士”「お前一人ついて来い。──代りに”草川 仁を生き返らせてやる”」
イブ: 「………え。」やや、高いトーンで。希望と、驚きと、それから、困惑。
肇: 「……はは、ははははははっ」唐突に哂い声を上げる。
GM: “失墜の騎士”「──何が可笑しい」
肇: 「貴様も20年前と全く変わっていないな、“失墜の騎士”」
GM: “失墜の騎士”「それは如何かな。”混沌の主”」
イブ: 「い…生き返らせる、って……。」どういうことだよ、と。言葉を促す。表情は未だ、戸惑いの色が強く。
GM: 軽く手を振ると。“失墜の騎士”の背後にうつぶせに倒れた男。
GM: “失墜の騎士”「”現物”がある。死体があって…という意味合いでは生き返らせるのも”出来ない”という話じゃないな。”混沌の主”」
イブ: 「―――っ!」息を呑む。
肇: 「────20年前、私はその取引に乗った。今でも後悔しているよ。貴様の口車になど乗らなければ良かった、とな!」
イブ: 「――オヤジ!」声は耳に入らず。倒れた男の元に、踏み出そうとする。
皓: 登場。#1d10+72
ダイス: kou_t:1d10=(3)=3+72=75
肇: 「よせ」反射的に、イブの腕を掴む。
GM: “失墜の騎士”「ならばお前はあの時、偽善に則って自己犠牲に走った訳だ」
皓: その背後から、伸びる手。肇とは逆のイブ腕をつかみ。
イブ: 「離せよジィさん!!!オヤジがっ、オヤジが………っ!」喚き散らす。
GM: “失墜の騎士”「ははははは。それこそお笑い種だ。──何せお前はあの時そう選択するしかなかったからな。”混沌の主”」
肇: 「……それも、『息をするだけの人形』ではないのか。“失墜の騎士」限りなく冷めた声。
イブ: 「……!!」もう片方から伸びてきた手の持ち主にも、敵意をむき出しに睨み付ける。
皓: 「―――……」がん、とイブを得物の鞘で殴る。気絶しない程度に。
GM: “失墜の騎士”「なら死んでいた方が良かったと言うのか。俺と一緒に死んでくれというのか。何たる言い草だな。”混沌の主”」
GM: くつくつ、と。嘲り笑う。
イブ: 「…っが…!?………でえぇぇ………!!」殴られて。痛みにうずくまる。
GM: “失墜の騎士”「保護者の方々の所為で取引はおじゃんだな。──”消してしまおう”」
肇: 「…………何とでも言え」吐き捨てるように。
GM: 軽く手を振ると。うつ伏せになった男は何処かに消える。
皓: 「――この、馬鹿。保護者に行き先くらい知らせておけ! 立場解ってんのか、君は!」うずくまったイブに、頭ごなしに。周囲の空気は気にしない。
イブ: 「……ぁ…。」目に映った光景に。びくり、と身体を強張らせて。
操: #1d10+65
ダイス: Misao:1d10=(8)=8+65=73
イブ: 「…………。」顔を歪める。我が儘をしかられた子供のように。
肇: 「昔から貴様はこうやって偽りの希望を与え、絶望を振りまいてきた……だから『変わっていない』と言ったのだが?」
操: 「――やれやれ。猫に鈴を付けておいて正解だったというわけですか」別の闇から姿を現す。
皓: 「ほら見ろ……所詮は夢なんだよ……失ったものは、そのままなんだ」痛ましい眼で見つつ。
皓: 操には、手振りで謝意を。
操: 「イブ……だっけ?」“猫”と呼んだ彼を見て。
イブ: 「……うる、せぇ…。……説教垂れんな……。」弱々しく、呟いて。その場にへたり込む。
GM: “失墜の騎士”「手にしようと藁の事を手にする者にとっては丸太であるかを嘲笑うのか。傲慢だな」くつくつ。
イブ: 操の声には、視線だけ向けて。
GM: さて、と言ったように。
操: 「希望を持たせる言い方をするつもりは無いんだけど…」するりと近づき。
操: 「其処に居た“彼”は本物?」耳元で、小さく囁く。
GM:
“失墜の騎士”は一歩後ろに。本来ならば壁。
イブ: 「………?」頼りなく、顔を上げて。
操: 「……私はどちらでもいいのだけれど」興味を失したように体を離し、失墜の騎士を見る。
肇: 「……」苦虫を噛み潰したかのような表情を浮かべ、沈黙する。
GM: “失墜の騎士”「――気に入らないね、その目」
操: 「貴方かな? この猫を追って来たっていう所属不明のFHって」
GM: 誰に言ったかはわからない言葉。
操: 「誰に唆されたんだい?」
GM: “失墜の騎士”「所属不明のファルスハーツか。言いえて妙だな」
GM: “失墜の騎士”「答えると思ったのか。──時期にわかるさ。直にな」
皓: 「コイツは所属不明じゃない、きちんと保護者もいる。連れて行きたいなら許可を受けろ」
操: 「私から見れば、“混沌の主”のセルだろうと余所であろうと、どちらでも構わないんだけど…《運命の剣》を手に入れて、セントラルドグマへの招聘を望んでいるのかい?」
操: 淡々と言葉を紡ぐ。
GM: “失墜の騎士”「はは。それも”可能性”だな。だがプランはそれだけでもない」
操: 「鎖の夜の、第2夜。――困るんだ、それを起こされると」
GM: “失墜の騎士”「なら止めてみればいい。困るというならばな」
GM: “失墜の騎士”「困るというから第一夜も起きた。やってみればいい。想うだけで。何事も片がつくというならば」
操: 「そうだね、そうさせてもらうよ。それが私の望みだから」ゆっくりと踏みしめる、一歩。彼へと。
肇: 「……」イブの様子を見る。
操: 「でも…貴方をどうこうしただけでは、現状は変わりそうもない。其処が問題だよ…もう少し“上”の人と話がしたいんだ。貴方のような下っ端ではなく」
GM: “失墜の騎士”「ほんの一歩。踏み外せばいいだけなのだがな。残念だな。”鉄衣の剣舞”」
イブ: 「………。」軽く俯き。虚空をただただ見ている。置いて行かれた、子供の顔。まただ。
GM: “失墜の騎士”「────ッ。言いたい事を言ってくれる」
操: 「ええ。私の口の悪さは折り紙付きです。支部長代理にもよく叱られます」さらに、一歩。
皓: イブの腕を取った手を軽く力をこめて握り。「――そんな“勇気”は、今は必要ない。次に取っておけ、イブ」
肇: 「……踏み外せば、あとは堕ちるだけだ」イブの耳元で、ぽつりと。
皓: 3度目。髪をかき混ぜるようなそれを、イブに。
イブ: 「………。オッサン…。………。」見上げて。言葉に詰まって。
GM: “失墜の騎士”「取引は完全におじゃんだな。分が悪すぎる、か」
イブ: 「………。」今度は、何も言い返さず。
GM: “失墜の騎士”「”上”か。──言い得て妙。流石に黒巣市部のエリート様だ。そこまで予測はついているか」
肇: 「……どけ、“天雷”。巻き添えを食うぞ」空いた右腕がぐにゃりと伸び、一直線に“失墜の騎士”の元へ。
操: 「“キメラ”の話等、もっと良くお聞きしたかったのですが。それは“混沌の主”にお任せする事にしましょう」振り返らず、左に一歩。
GM: “失墜の騎士”「──どうかな。上が出てきても納まるかな。まぁ精々あがいてみるがいいさ」
GM: ぐしゃり。
GM: 肉を裂くような感触。
GM: でも“騎士”の姿はそこにはない。
GM: もし。傍にいた男が生きていたとしたら。身代わりにして逃げた、とも思わせるタイミングで消える。
肇: 「……」腕を引き戻す。
GM: ぽたり、と空中から血が一筋流れて。──消えた。
操: 「……さて。最低限の仕事は果たしたかな」第一関門クリア…と、傍らのイブを見る。必要なのはこの猫であり、失墜の騎士の身柄ではない。
イブ: 「………。」目を見開いて。一瞬だけ、その“光景”が見えたような、そんな気がして。
イブ: 強く目を瞑って。頭を振る。
皓: 「立てるか、イブ? ……瘤は出来ていないはずだが……?」撫でるのではなく、今度は探るように頭に手をやり。
肇: 「……“鉄衣の剣舞”、“Sun of Arcana”」イブと皓に視線を向ける。
皓: 振り向く視線で返事。
イブ: 「……うるせー。…痛かったんだっつーの。」強がるように毒づき。立ち上がって。肇を見る。
肇: 「頼みがある。“混沌の主”としてではなく、溝口 肇個人として」
皓: 「……だったらこっちもコードで呼ぶな。俺は津嶋皓だ。さっきの呼び方は気に食わない」捻くれた自己紹介を返し、向き直る。
肇: 「あいにく、本名を知らなかったものでな」肩を竦める。
イブ: 「……。」同じく、と言わんばかりに。とりあえず話を聞く姿勢。>肇
肇: 「……事が終わってからでいい。《運命の剣》を、貸してもらえないか」
イブ: 「……貸す?」首をかしげ。左手の方だけで事足りるのだろうか…というか、軽々しく貸していいもんか。
イブ: とりあえず、“保護者”を見てみた。
皓: 「――……」軽く腕を組み、肇に視線。
肇: 「そのものを借りるわけではない。その能力を『貰い受ける』だけだ」イブの疑問に答える形で、言葉を続ける。
操: 「……“異世界の因子”」腕を組んだまま呟き、眉を顰める。
イブ: 「良くわかんねーけど……。何に使うんだよ。これ、なんか大変なもんなんだろ?」
皓: 「……こいつは物じゃない。貸す、貸さないでどうにかするようなものじゃないだろう」だが、と。
肇: 「……『娘』の命がかかっている。“鎖の夜”に代わる成果がなければ……彼女は、死ぬ」ぼそり、と。
皓: 「――おまえががその言葉を誠意として、イブに理解を示せるなら、俺からは何も言わないよ。――溝口さん」
皓: ふい。と軽くイブに視線。同時に肇から目線を外す動き。
イブ: 視線の意図を問い返すように、皓と目を合わせ。
操: 「情に訴えるつもりかい? ……残念ながら、私はその言を鵜呑みに出来ない。その力を流用しないという保証がどこにあると」不快げに髪を払い。
皓: 「操」
操: 「……何ですか?」
操: 苛立ちを纏う声を、“兄”のように慕っていた相手に返す。
皓: 「“娘を助けたい”。その点については俺が保証する。――信じられるかどうかは君次第だが」振り向き、苦笑して。
肇: 「……約束をした。『雪を見せる』と」ぽつり、と呟く。
皓: 先の資料、それを思いだしながら。
操: 「……………」
肇: 「――――20年も、前の話だ。笑いたければ笑うがいい。くだらない、と」自嘲的に笑う。
皓: 「君が俺を信じられなくなっているなら――仕方がないけどな」自嘲。
操: 「…いいでしょう、妥協します。僕自身が“監視の目”となる」
操: 「その上で。もう一度、彼と貴方を信じるかどうか考えます」くるりと背を向け、来た時と同じように暗闇へと消える。
皓: ありがとう。と口中で呟き、背を見送り。
皓: 「後は君次第だ。――好きに動き、戻って来い」ぽん。とイブの肩を叩き。二人を残して自室に戻る。濡れた服がわずらわしい。
イブ: 「………。」きょとん、とした顔で。それを見送って。
肇: 「……感謝する、津嶋 皓」去り行く背中に、声をかける。
イブ: 「…んだよ…。散々説教垂れて、最後は好きにしろ、かよ…。」ぶつぶつと呟く。
肇: 「……さて、先に説明しておこう。『借り受ける』際の手順は簡単だ。……その剣で、俺を貫くがいい」
イブ: 「…ん…そんだけで、いいの?……俺、コイツの使い方とか良くわかんねーんだけど……。」いつも、ただ攻撃するためにしか使ったことがない。コレ。
肇: 「……今はやらなくていい。事が終わってからだ」
イブ: 「……あ、そう。……まあ、刺して普通にジィさんが死んだりしたら面倒だしな。」頭をぼりぼりと掻く。
肇: 「そうやすやすと死ぬものか」可笑しそうに、笑う。
イブ: 「まぁ、ジィさんみたいなのは中々死にそーにないしね。」吊られて、笑い。
肇: 「話は終わりだ。そろそろ保護者もうるさく言ってきそうだからな」扉に向かって歩き出す。
イブ: 「ん。また説教食らうのはイヤだしね。」行って、後に続いた。
イブ: 好きにしたらいい。…まだ、その言葉は不安だけど。
イブ: この先、何があっても。多分。決めるのは、自分なんだ。
===========================
GM: では…四夜終了です。お疲れ様でした。
操: お疲れ様でした。
イブ: お疲れ様でしたー
操: では、こちらは落とします。
皓: お疲れ様でした。
肇: おつですよー。
皓: では此方落ちますねー。
===========================
Trigger phase 4
Scene Player
:鉄衣の剣舞 Scene:自由 登場:場合による
===========================
イブ: #1d10+73
ダイス: EV:1d10=(8)=8+73=81
GM: 雨から雪に変わりつつ。ある今の天候。
GM: 廃屋からぽつぽつと歩き始めて。
GM: いつしか。足音がとんとんからさくさくと。
イブ: 「………。」見上げる。
GM: 雪を踏む感触へと変わる。
GM: ぱらぱらと黒の雲から雪が舞い降りてきている。
イブ: 「……?」えーと。なんだっけ、これ。
GM: 雨はあれど。雪は珍しい。行き交う住民は物珍しそうに空を見上げ。そして家路に着く。
イブ: 寒くなったら、雨がこれになるんだって。誰かに聞いた気がする。
GM: 「よぅ。イブ公。一人かー」
イブ: 「“同じ厄介なら、まあ綺麗な方が良いよな。どうせ寒いし。”」呟いて。
イブ: 声に、顔を向ける。
GM: いつしか元いた居住区の管轄に入ったらしい。
GM: ボロボロの服を着た爺様が声を掛ける。手にはパイプ。
イブ: 「あー。…うん。一人。……今日はね。」
GM: 爺様「お前もジンも貧民街から出て行ったと思ったじゃき」
イブ: 緩く笑って。本当は、これからずっと、かもしれないけど。
GM: かっかっか、と笑う。その口に雪が入る。
イブ: 「なー、じっちゃん。…これ、なんだったっけ。」掌に、ふわりと落ちる雪を掬って。
GM: 爺様「まぁ。儂等はここしかいく所が無いからの」ほれ、といった感じでリンゴをほおる。
GM: 爺様「”雪”じゃよ。おぬしは見たこと無かったの」
イブ: 「っと。……“雪”、か。…見たのは、多分初めて、かなあ。」リンゴを手に。また、見上げる。
イブ: 「きれーだね。じっちゃん。」ぼんやりと呟くと、顔を降ろして。さむいけど、と笑う。
GM: 爺様「黒巣は閉鎖された鎖の街じゃが。それでも雪は降るもんじゃの」かかっ、と笑う。
イブ: 「ん。…“空にまでは、壁は作れない”もんね。」
GM: 爺様「まぁ、の」
イブ: いいなそれ。誰が言ったんだっけ。ふと、そんな事を思った。
GM: 爺様「あのぼんくらが連れて来た時はどうなるかと思ったが。しゃれた言葉はくとは案外ヤツに似てきたの。イブぼん。お前も」
GM: かっかっか。もう一度笑って。腰を上げる。
イブ: 「……似てきた?オヤジに?」よしてよー、と笑うものの。どこか寂しさは拭えない。
GM: さくりさくりと当ても無く彷徨うと。
GM: 何時しか。貧民街すらも越えて。
GM: 黒巣市より外の街へと続く大きな橋の元に辿り着く。
イブ: 「………あれ。」ぼーっとしてる内に、端っこまで来てしまったか。
GM: 検問もあり。普段から人通りが少ない。
GM: 白い雪がはらはらと舞い降りる。
イブ: 「………。」見上げる。
GM: そして風が強くなり。──雪も激しくなった。
イブ: 「……。…戻るか。」風に、身を縮めて。踵を返そうと
GM: ぽつん、と。
イブ: 「……?」
GM: 人影が現れた。長身の男。
イブ: 「………。……。」何、とはいえない。嫌な感じ。
GM: 手には氷で彩られた刀。
イブ: 冷たい、寒い、死、恐怖。…そういった、気配。
GM: ふわりと、積み上げられた雪が舞った。
GM: 続いて──
イブ: 「……誰…。」口に出そうとして、掠れた声…。
GM: ”火が走る”
イブ: 「っ……!!?」不意のことに。認識できない。
GM: 剣閃。イブの肩口から腰までに。鋭い痛みが襲い来る。
GM: 斬られた、と認識したのは数秒後。
イブ: 「が……っ!!」ばっさりと、裂け目が出来る。吹き出す朱。
GM: さくり、と踏みしめられた雪の音。
イブ: ――血の、朱。
イブ: ゆっくりと、周囲の景色がスローになっていく。目前の男も、雪も。その動きを鈍らせる。そんな感覚。
イブ: 同時に、フラッシュバックするように、脳裏に浮かぶ映像。
見覚えのない、人々の姿。
分かる。それは、昔の。自分の、家族だ。
泣き叫ぶ声。入り乱れる足音。
朱。
こみ上げてくる感情。悲しみ、憎しみ、無力感。
涙。
カットが変わるように。映像が移り変わる。
青い部屋。くすんだ色。暗い天井。
見上げる視界を、何かが、誰かが遮る。
見慣れた顔。
見慣れぬ、白衣に身を包んだ姿で。
『済まねぇな。先に謝っとくぞ。……忘れちまうだろうが。』
聞き慣れた声。
そうして、切っ先が閃いた。
(―――オヤジ?)
――シーンは途切れる。白く塗りつぶされる。
イブ: 白い。空間。何処でもない、意識の海。
イブ: (…俺、死ぬんかな。)ぼんやりと、思う。
イブ: そこに
イブ: するり、と白い影。とけ込むような小さな影は、正面で立ち止まる。
イブ: “なー”
イブ: 柔らかい鳴き声。
イブ: (ヨシロ……?)怪訝そうに、それを見る。
イブ: それは間違いなく、近所に居た、あの薄汚れた猫だ。
イブ: (どしたの、ヨシロ。見送りに……)撫でようと、手を伸ばす。
イブ: と。
イブ: 不意に、その影が揺らいだ。
イブ: ゆらゆらと、その輪郭が再構築されて
イブ: 目の前に立ったのは、少年。薄紫の髪に、白い服。
イブ: まっすぐに、見上げて。
イブ: 『“Evangel”』呟く。
イブ: (……?)困惑気味に、それを見つめ返す。
イブ: 『――君/僕の名だよ。』迷いのない、眼差し。
イブ: (………俺の?…お前は…。)ああ、そうか。何故かすんなり受け入れられてしまった。
イブ: “コイツ”は、俺の“記憶”なんだ、と。
イブ: 『“福音”とするために。』理解したことを見透かしてか、少年は続ける。
イブ: 『苦しみ、縛られる人々の。…君/僕は、“福音”となるために。それが、君/僕の名前だ。』イブのチョーカーを指さす。
イブ: (“Evangel”……。)吊られて、胸元に視線を落とす。
イブ: 『本当の…もっと前の名前は、聞きたければ、教えてあげるけれど。』聞きたい?と首をかしげる。
イブ: (………。)少しの沈黙があって。
イブ: (……や、いいや。昔のこと、思い出しても…俺は、俺なんだって分かったから。)緩く首を振る。
イブ: (無くした記憶、思い出したら、俺が消えちゃうんじゃないかって、不安だったけど。でも、結局、全部今の俺に繋がってるんだよね。)ぽりぽりと頭を掻く。
イブ: 『………。』
イブ: (だから、俺は今のまま。“イブ”のままで良い。)そうだろ?と。笑顔で、首をかしげてみせる。
イブ: 少年は、満足げに笑うと、“剣”の埋め込まれた右手を指さして
イブ: 『“運命の剣”と呼ばれたもの。“福音”の核となるべきもの。』
イブ: 『“想い”を持って振るえば、それは“叶う”。…ただし、一度きりだ。』真摯な顔で。きっぱりと告げる。ただし、それ以上の言葉はない。
イブ: (一度きり…。)反芻する。それは、選択しなくてはいけないと、そういう事なのか。
イブ: 『答えは、君が決めると良い。今の君が。』見た目にそぐわぬ、しっかりとした口調で。
イブ: 『行ってらっしゃい。多くを学び、僕の記憶をも持った、君。新しい君/僕。』ふわりと微笑んだ。
イブ: そうして、少年の姿が消えていくと同時に、漂っていた白い空間もうっすらと存在を薄くして…。
イブ: 「……!!」唐突に、意識が浮上する。
イブ: 雪に溶けるように、白が移って。戻る場面。
GM: 男は流麗な動きでイブより離れる。
イブ: 痛みも戻る。朱く、ふさがりきらない傷口を庇いながら。
イブ: 「……そうか、アンタが…。」
GM: 続いて舞い散る雪。白い雪。
イブ: 視線を向ける。夢のように、離れていく男に。
イブ: 幻想的な風景に。
GM: ────“EverybodyOne”。
GM: 誰でもない誰か。個を持たぬ者。──福音すら望まぬ者。
→裏話 トリガー編
クライマックス
===========================
CLIMAX PHASE
Scene Player
:鉄衣の剣舞 Scene:希望と絶望の橋 登場:自由
===========================
操: #1d10+73
ダイス: Misao:1d10=(6)=6+73=79
イブ: #1d10+81
ダイス: EV:1d10=(8)=8+81=89
肇: #1d10+62
ダイス: Hajime:1d10=(5)=5+62=67
皓: #1d10+75
ダイス: kou_t:1d10=(7)=7+75=82
GM: ぱさりと血が舞った。白の中に赤。そして──
GM: ”炎”
イブ: 「……っ…。」傷が深すぎる。戦闘態勢など取れない…まして、この男の、この威圧感。
GM: もう一度剣閃が閃く。鳳の羽根がひらくが如く。
肇: 「……させん」イブの前に立ち塞がる、黒い影。
イブ: 「く、そっ……。」コイツなのに。剣閃を睨み付けようとして…遮られる。
操: 暗雲より来たる雷光が、男を目掛けて一直線に落ちる!
GM: 風を切るかの如く剣も。阻まれ。通らない。
イブ: 「………ジィさん。それに……。」影に、雷光に。気配に、声を向ける。
GM: もう片方に手にした刀で雷を受け、大地に突き刺し放出させる。
GM: そのまま氷の刀を一閃。雷に打たれた刀を破棄する。
肇: 「……無事か」短い問いかけ。
GM: とんっと。距離を置く。遠く背後には数名の軍服を着た兵隊。
イブ: 「……多分、それなりに…?」は、と息を吐き出し。辛そうに笑ってみせる。
操: 「牽制の役にしかたたない…か」舌打ちし、イブと混沌の主をちらりと見る。囮が殺されては元も子もない。
皓: 「―――」
皓: 一連の出来事を目の当たりにしつつ、現実感がない。――眼に映るのは、ただ一人の影だけで。
皓: 「……鳥、越、さん?」 問いかける自分の声すら、遠くに聞こえる。
GM: 火が渦巻き。雪を巻き上げ。熱を顕現させる。
GM: 「──」男は何も語らない。
操: 「イブ。無事ならば、立ち上がれ。でないと殺され――」雪を消し、伝わってくる熱に手を翳す。
GM: ”男”「刀を」背後の兵隊に告げる。眼前の者には興味もなさそうに。
皓: 「鳥越さん!」2度目は力強く声を張り上げ。
イブ: 「……わ、かってるよ…。…けっこー痛いんだからな…。」元の調子で、軽い言葉を吐きながら。どうにか身体を支えて立ち上がる。>操
GM: ほおり投げられる刀を後ろ手に取り。鯉口を抜く。
皓: “味方”と“彼”の間にその身を立ちはだかせる。
GM: 淀みの無い動作。──眼前の者など歯牙にもかけない。そう言っているかのように。
操: 「やはり、彼が………」冷然と立つその姿に、言葉を失う。
皓: 覚えていないに決まっている。分かっていた。そんな事は。でも――
皓: “僕”はずっと、この人を探していた!
操: 「皓さん、危険です!」
GM: ”破面”「俺を鳥越と呼ぶ意味がお前にはあるのか」
皓: 「―――。名前は、覚えているんですね」操の声は届いていながら、その場に留まったままで。
皓: 「ずっと、追っていた。“鳥越劉斗”さん、貴方を」
GM: ”破面”「所詮は呼び名だ。如何呼ばれようと理解できればそれでいい」
操: 「……っく」――僕の言葉は、もう届かない。敬愛する彼に差し伸ばした手が下がる。
GM: ”破面”「──────」単に息を吐いたように思えた。
皓: 「僕の存在が、貴方にとっての何かのきっかけになるなんて思っていない。そんなエゴはない。――でも」
GM: ”破面”「今の俺に必要なのはお前が”強い”かどうか、それだけだ」
皓: 「―――っ」
皓: 「――貴方に、対峙できること。それが、“僕”の貴方にとっての意義ですか?」
皓: ぐ。と、手の中の得物を握り締めて。
GM: ”破面”「そうだ。感傷など必要ない」
皓: 「………。ならば」すらり。と刀身を抜き去る。いつの間にか慣れてしまった刃の重さ。
皓: 「改めてその後で――“僕”の存在を認めてください。鳥越さん!」
皓: 倒したくない。ずっと憧れていた人。何時までも届かないと思っていた人。――永遠の目標である人。
GM: ”破面”「──────」単に息を吐いたように思えた。眼前で吼える男の”熱”すら邪魔に思うように。
GM: ”破面”「2名来い」
皓: それでも……“対峙する事”で、自分を認められるなら。
イブ: 「…っ。」一歩、踏み出そうとする。コイツが、この男が。…大事な物を、奪ったのだと。
肇: 「……邪魔は、してやるな」手で制する。
イブ: 「……っ、でも!あいつ…!」
肇: 「……彼が津嶋にとっての“鎖”なのだろう?」相変わらず、感情の見えない声。
イブ: 目前にある、皓の姿を見る。一時でも、守ってくれた人の。
イブ: 「………。…わかった。…俺は、俺にできることを、やる。」…その姿に、感じるものがあったのか。俯いて、そう呟いた。
GM: 眼光でいや、まて。と制止させて。部下を遠巻きに待機させる。
操: 「……“EverybodyOne”。貴方は何故《運命の剣》を求める!?」
操: 「願うのは滅びか、それとも再生か。支配か?」
GM:
”破面”「それは俺にとってはどうでもいい選択だ」
操: 「名を無くした貴方が求めているモノとは一体何なんですか!」
操: 気を緩めてしまうと震えが混じりそうで、それでも気力を尽くして問い掛ける。
GM: ”破面”「滅びの先にある無だ」
GM:
”破面”「いや。それすらもどうでもいい些事。”ただ生の死の間で命を費やせばいい”」
操: 「…………」言葉を失う。この人には――“何も無い”
GM:
”破面”「話は終りか」
皓: 「――操」
GM: 刀を振るう。ちらちらと雪が炎に照らされて輝く。
皓: 「もう、いい。……後は……“僕”自身が、この人の“意味”になる。―― 一時だとしても!」
操: 『皓さんは、こんな人の背を追い続けていたのか…?』
皓: 操の問いの間、俯いていた顔を上げて。
操: 大切な人の声も、今は遥かに遠い。雪よりも氷よりも冷たいものが背筋を這う。
操: 「………」
GM: ”破面”「────」
皓: 「貴方の望むままに――“僕”は命を燃やす糧になります。……“今”の貴方の、最後のね」
GM: 音も無く歩を進ませ。
GM: 刃を向ける。
===========================
Extra 1 RoundT
===========================
GM: 衝動判定ですが。処理で皆一斉にやって置いてください。
イブ: あいさ。
肇: OK。
操: 衝動判定:#8r10+4
ダイス: Misao:8r10=(5,2,1,3,3,5,9,4)=9+4=13
操: 侵蝕率上昇:#2d10+79
ダイス: Misao:2d10=(10+6)=16+79=95
皓: ぐー。衝動。#7r10
ダイス: kou_t:7r10=(1,5,2,4,2,5,1)=5
イブ: #5r10
ダイス: EV:5r10=(4,8,7,7,10)=Critical!!
操: ああっ、成功したけど95%!
ダイス: EV:1r10=(10)=Critical!!
ダイス: EV:1r10=(7)=7+20=27
イブ: ちょ
肇: #4r10+1
ダイス: Hajime:4r10=(7,6,6,7)=7+1=8
イブ: 今運使い果たした…!(何 #2d10+89
ダイス: EV:2d10=(6+8)=14+89=103
肇: #2d10+67
ダイス: Hajime:2d10=(6+3)=9+67=76
皓: ………。#2d10+82
ダイス: kou_t:2d10=(4+1)=5+82=87
GM: ……。
皓: おおっと。失敗の87%とか。
皓: 100%超えている人が(汗)
イブ: (がくがくぶるぶる)
GM: 戦闘ラウンド入ったら狙うね(何
GM: えーと。皓IV幾らでしたっけ?
皓: 25/26です。
GM: なんか知らんが鳥越の方が早いようです。なんでやねん(何)
操: 感覚の高さと、ノイマンパワーですね(何)
皓: ……流石(何)
GM: 鳥越 → 皓で。割り込む人はまぁ先持ってイニシアチブフェイズに宣言してください。
===========================
● ”破面”鳥越
GM: マイナーで移動。エンゲージ。
GM: メジャーで《コントロールソート/コンバットシステム/炎の剣/業炎》
GM: #22r7+8
ダイス: KURU:22r10=(10,2,3,3,6,2,9,9,3,4,4,8,5,8,6,6,10,6,3,3,1,4)=Critical!!
ダイス: KURU:6r10=(5,8,5,6,6,10)=Critical!!
ダイス: KURU:2r10=(6,2)=6+20=26+8=34
GM: 34。ペナルティ無し。
GM: 霊刀に火が走り。空気を焼き。雪を消し。──斬撃が届く。
皓: あえて受ける。 《業炎》のみ。侵食率85%へ。
皓: #11r8+17
ダイス: kou_t:11r10=(6,9,7,2,5,2,5,9,6,3,7)=Critical!!
ダイス: kou_t:2r10=(5,1)=5+10=15+17=32
GM: #4d10+16
ダイス: KURU:4d10=(9+6+4+10)=29+16=45
皓: く……足らない。
GM: 45点装甲あり。
皓: 無理だな。リザレクト。#1d10+85
ダイス: kou_t:1d10=(8)=8+85=93
GM: 無造作に斬って捨てる。
●皓
皓: 「―――っ」受けきれず、下がった刀を跳ね上げるように――斬撃。
操: 「…皓さん!?」悲鳴にも似た声が上がる。
GM: 片手で構えた刀を跳ね上げて防ぐ。
皓: 白兵9+《炎の加護》→→《音速攻撃/炎の剣/さらなる波/クロスバースト/吼え猛る爪/業炎/》侵食率113%へ。
皓: #20r7+9
ダイス: kou_t:20r10=(6,6,7,2,2,3,5,8,7,3,6,1,3,6,3,10,5,1,4,2)=Critical!!
ダイス: kou_t:4r10=(5,7,3,10)=Critical!!
ダイス: kou_t:2r10=(9,1)=Critical!!
ダイス: kou_t:1r10=(10)=Critical!!
ダイス: kou_t:1r10=(4)=4+40=44+9=53
皓: 53!
GM: #18r7+5+7+8 《戦士の知恵/氷盾/業炎/炎神の怒り》
ダイス: KURU:18r10=(8,7,1,3,7,8,5,2,1,3,4,6,1,10,2,8,4,1)=Critical!!
ダイス: KURU:6r10=(2,8,1,6,8,2)=Critical!!
ダイス: KURU:2r10=(2,10)=Critical!!
ダイス: KURU:1r10=(3)=3+30=33+5+7+8=53
GM: ”受け”たな。来い。
皓: く……同値か! ダメージ。#6d10+30
ダイス: kou_t:6d10=(4+7+2+5+7+10)=35+30=65
皓: 65点装甲無視。跳ね上げるように刀身を振り切る!
GM: 33点を防護。そして
GM: #6d10
《氷雪の守護》!
ダイス: KURU:6d10=(2+7+8+4+1+7)=29
GM: 29点も追加。あわせて62点の防御。
GM: 装甲無視により3点通し!
皓: 「……流石に……っ!」手応えにも拘らず平然とした相手に、笑い。――愉しい、そんな気分すら抑えられない。
GM: ”破面”「────」
GM: 高揚したように。もう一方の刀を構え直す。
===========================
●セカンド
GM: 皓行動します?
皓: むー……ん。
皓: 其方がやるならやろうかと。
GM: ではまぁこっちはなしにします。
皓: では無しで。
●クリンナップ
GM: 《炎神の怒り》によりバックファイア。1点。
皓: 無しで。
===========================
Extra 1 RoundU
===========================
●”破面”
GM: んー。[待機]。
●皓
GM: 両手に刀を構え。腰には刀を提げ。広く構える。
皓: 「―――」
皓: 鳥越劉斗にロイス。憧憬/■隔意。
GM: 了解。
皓: 即座にタイタス化。昇華。C−1で。
GM: 《カウンター》宣言。
GM: ”破面”「────」
皓: な……! っくっそ!
GM: 悠然と構え。
GM: 切っ先を向ける。
皓: 白兵9+《炎の加護》→《音速攻撃/炎の剣/さらなる波/吼え猛る爪/マシラのごとく/リミットリリース/業炎》 侵食率141%
皓: 伝承者使用にて。
皓: 息をつめ、渾身の一撃を叩き込む! #19r5+9
ダイス: kou_t:19r10=(5,3,2,10,3,3,4,4,3,1,1,2,3,2,4,8,8,9,2)=Critical!!
ダイス: kou_t:5r10=(7,4,10,4,2)=Critical!!
ダイス: kou_t:2r10=(1,9)=Critical!!
ダイス: kou_t:1r10=(3)=3+30=33+9=42
皓: #3d10+42
ダイス: kou_t:3d10=(7+4+10)=21+42=63
皓: 63!
GM: ”破面”「試してみるか? 俺の焔とお前の技…どちらが強い“存在”なのか」
GM: #25r7+8 《コントロールソート/コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎/炎神の怒り》
ダイス: KURU:25r10=(7,7,3,10,9,8,3,3,8,6,8,4,1,10,4,6,4,2,6,7,6,7,10,8,7)=Critical!!
ダイス: KURU:13r10=(2,6,7,7,7,2,10,4,3,2,9,3,4)=Critical!!
ダイス: KURU:5r10=(3,4,1,5,1)=5+20=25+8=33
GM: ほら失敗する。ダイスは読む(うむ)
GM: ダメージをどうぞ。
皓: 「――貴方を目指して、ずっとやってきた……これが……“俺”の焔だ!」 #7d10+48
ダイス: kou_t:7d10=(8+8+3+7+6+4+8)=44+48=88
皓: 74点装甲無視。……きつい……!
GM: 焔は焔を押しやり。男の全身を包み込む。
GM: 《ラストアクション》
GM: 焔の中から不死鳥が顕現化し。相対する者を打ち払う!
GM: #25r7+8 《コントロールソート/コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎/炎神の怒り》
ダイス: KURU:25r10=(6,1,7,2,6,4,8,10,9,2,8,3,9,1,5,7,10,5,4,2,3,8,6,4,10)=Critical!!
ダイス: KURU:10r10=(5,6,5,9,1,1,1,9,3,9)=Critical!!
ダイス: KURU:3r10=(1,7,2)=Critical!!
ダイス: KURU:1r10=(6)=6+30=36+8=44
皓: 避けません。そのまま食らう。
GM: #5d10+51
ダイス: KURU:5d10=(5+6+10+2+9)=32+51=83
GM: 83点装甲あり。
皓: 斃れたと思った相手の斬撃に反応できずに、膝をつき。
皓: 「―――っぐ……!」 そのまま斃れこむ。【昏倒】
皓: #先のダメージさらに+30でした。118点で。
GM: 《ラストアクション》2回目で。皓の首筋に刀を突きつけて。【行動終了】
操: 「皓さん!!」今は恐怖よりもただ、無我夢中に――踏みだそうとした歩を、止めた。
GM: 興ざめだといわんばかりにゆっくりと立ち上がる。──《燃える魂》。
===========================
GM: ”破面”「────さて」どうする、と言わんばかりの口調。
操: じり……超高熱の波が雪を溶かし、露わになった地面を踏みしめる。動けない……。
GM: 敗者には用がないとばかりに皓を転がして。
肇: 「……」何も言わず、イブの様子を見る。
GM: ゆっくりとイブ達の方に向かう。
操: 『――今なら』チルドレンとしての本能が、躰を突き動かす。
操: 《加速装置》1レベル取得申請。
GM: ※一応全員IV宣言しておいて下さい。
GM: 了解。
操: IVは15/17/19
イブ: IV7です
肇: IV5。
操: 「無駄にはさせない…!」
操: 雷光が疾る。ふわりと髪を靡かせ、紫の龍が顕現。
操: マイナー《加速装置/イオノクラフト/ダークマター》侵蝕値6→101%
操: RC4+《雷の槍/降魔の雷/黒の鉄槌/MAXボルテージ》侵蝕値+2+15→118%
操: 「奔れ」掲げた右手を指し示す。轟音と共にその道を疾駆する紫光の龍。
操: #15r7+4
ダイス: Misao:15r10=(1,10,1,6,10,8,1,5,5,10,2,8,8,5,3)=Critical!!
ダイス: Misao:6r10=(10,8,8,7,10,3)=Critical!!
ダイス: Misao:5r10=(3,7,1,4,6)=Critical!!
ダイス: Misao:1r10=(10)=Critical!!
ダイス: Misao:1r10=(10)=Critical!!
ダイス: Misao:1r10=(1)=1+50=51+4=55
操: 55.DP等無し。
GM: 流石に不味いな。
GM: #18r7+5+7+12 《戦士の知恵/灼熱の結界/業炎/氷盾/炎神の怒り》
ダイス: KURU:18r10=(4,6,9,1,7,3,10,4,7,4,6,6,6,3,7,9,2,3)=Critical!!
ダイス: KURU:6r10=(3,7,9,9,6,3)=Critical!!
ダイス: KURU:3r10=(7,7,9)=Critical!!
ダイス: KURU:3r10=(7,5,10)=Critical!!
ダイス: KURU:2r10=(2,5)=5+40=45+5+7+12=69
GM: うし。”受け”た。ダメージを。
操: 撃ち込む!ダメージ。#6d10+30
ダイス: Misao:6d10=(2+6+6+3+2+3)=22+30=52
操: 装甲値有効52点。
GM: 39点の防御力。そして装甲で10点。あわせて49点。
GM: これはこのまま通す。3点通す!。
操: 「……立って、る…?」轟音が消え去った箇所を見て、驚愕の表情を浮かべた。
GM: 炎を持って雷を切り裂く!
GM: ”破面”「────」
GM: ぱらぱらと。雪を払う。
●イブ
GM: 行動は決めてくださいな。
イブ: 待機します。
●肇
肇: では、マイナージェネシフト。#2d10
ダイス: Hajime:2d10=(2+1)=3
GM: ……。
肇: イブと肇のエンゲージは同じかな?
肇: エンゲージが同じならこのまま待機で。
肇: 「“鎖”を失った成れの果て、か。……哀れだな」“破面”を見、静かな声色で呟く。
肇: メジャー放棄です。
GM: 了解。
===========================
●セカンド
GM: 宣言する人?
操: ……無しで。
イブ: なしです
肇: あるけど放棄。
GM: 了解。
●クリンナップ
操: ありません。
GM: バックファイア。1点。
肇: なし。
===========================
Extra RoundV
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●セットアップ
肇: なし。
操: セットアップに《フルインストール》宣言。
GM: 宣言しておくがなし。
操: 侵蝕率121%に。
イブ: こちらも《フルインストール》で。侵蝕率106%
GM: では。
●“破面”
GM: #1d3
ダイス: KURU:1d3=(1)=1
GM: マイナー:移動。操にエンゲージ。
GM: メジャー:#22r7+8 《コントロールソート/コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎》 対象:操
ダイス: KURU:22r10=(3,5,2,3,8,6,3,8,4,5,1,4,7,6,3,7,4,2,2,5,4,1)=Critical!!
ダイス: KURU:4r10=(7,9,9,3)=Critical!!
ダイス: KURU:3r10=(2,9,5)=Critical!!
ダイス: KURU:1r10=(2)=2+30=32+8=40
GM: 40。
操: 「――」。呆然と立ちつくす瞬間、間合いを詰められ。回避せず。
GM: 瞬閃。
GM: 炎と斬撃が雪を巻き込んで切り裂く!
GM: #5d10+51
ダイス: KURU:5d10=(9+1+10+4+6)=30+51=81
GM: 81点装甲あり。
操: 気がつけば、目の前に鋼と炎光。一瞬にして炎に包まれ、崩れるように。[昏倒]
●イブ
イブ: “破面”を見据えて。待機で。
●肇
肇: 先にエフェクト取得申請。《異世界の因子》2、《融合》1。
GM: 了解。
肇: で、マイナーでジェネシフト。#5d10+79
ダイス: Hajime:5d10=(1+3+2+7+3)=16+79=95
肇: ………
肇: メジャー《異世界の因子》。《マシラのごとく》コピー。98%
GM: 了解。
●イブ
イブ: 「………。」倒れた皓に操に、動揺を隠せず。
イブ: メジャー放棄します。
GM: 了解。
===========================
●セカンド
肇: 放棄します。
イブ: ないーです
GM: セカンド放棄。
●クリンナップ
肇: なし。
イブ: ありません
GM: 今回はなし。
===========================
Extra 1 RoundW
===========================
●セットアップ
肇: なし。
GM: なし。
イブ: 《フルインストール》宣言。これで終わり。
●“破面”
GM: 改めて。
GM: #1d2
ダイス: KURU:1d2=(2)=2
GM: イブ。
イブ: こいや
GM: マイナー:移動。イブにエンゲージ。
GM: メジャー:#22r7+8 《コントロールソート/コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎》 対象:イブ
ダイス: KURU:22r10=(9,9,1,1,4,2,3,4,5,7,3,5,4,7,3,9,8,1,8,2,2,4)=Critical!!
ダイス: KURU:7r10=(6,2,2,10,7,9,7)=Critical!!
ダイス: KURU:4r10=(1,7,2,1)=Critical!!
ダイス: KURU:1r10=(4)=4+30=34+8=42
肇: 《崩れずの群れ》宣言。101%
GM: 42.
GM: #5d10+51
ダイス: KURU:5d10=(1+4+5+7+2)=19+51=70
GM: 70点装甲あり。
イブ: 恐怖。身体を凍らせる、冷たさ。
肇: “破面”に感服/■憐憫でロイスを結び、昇華。復活。
GM: “破面”「────」
イブ: 「―――。」目の前を、再び覆う影に、黙って目を向ける。
●イブ
肇: 「身を凍らせる事は出来ても、心まで凍らせる事は……出来まい?」薄く笑う。
GM: “破面”「生きていればどうでもいい話だ。死んだら感じる事もない」
イブ: 「……ああ。…凍って堪るか、だよな。ジィさんよ。」なんとか、笑って。
GM: “破面”「お前が思っている”感傷”其の物がお前の弱さだ」
イブ: 肇の後まで待機します。
●肇
GM: 言葉にてばっさり切って捨てて。
肇: 《融合》宣言。105%
肇: 「何とでも言うがいい。この身を縛る“鎖”……これこそ俺の生きる意味、そのものだ」
GM: “破面”「────」軽く息を吐く。
肇: イブの肩に、右手を乗せる。
肇: 「……任せるぞ」
イブ: 「…おっけー…。」
肇: 枯れ枝のような、感触。
イブ: 流れ込んでくる“因子”と“意識”に、静かに目を閉じて。
●イブ
イブ: ひととき、その意識を、“視て”。
イブ: 目を開く。
イブ: 「…“鎖”に苦しみ、縛られる人々の……か。」上等じゃねえか。呟いて。
イブ: 何も、“剣”だけが“福音”を作るんじゃない。今の自分は、それだけの存在ではない。
イブ: マイナーで《毒の刃》 .
イブ: 右腕の、剣をも起動する。…それは、救うためでなく、屠るために使われた性質の。
イブ: 白兵+《MAXボルテージ/ブレードマウント/アドレナリン/雷光撃/オーバードーズ/バリアクラッカー/骨の武具/貪欲なる拳/ブラッドバーン/マシラのごとく》 侵蝕率は+35で146%
イブ: “剣”がたった一つしか救えないというなら、他は“俺”がやればいいだけのことだ。
イブ: 未来は、“人”である者が、作ればいい。
イブ: (そうだろ?)垣間見た記憶の海の、少年に語りかける。
イブ: #41r7+4 防御行動のエフェクトレベル−2 対象は“破面”
ダイス: EV:41r10=(10,8,4,7,10,10,4,4,6,3,5,8,8,4,8,1,8,5,4,6,1,7,3,4,8,1,2,8,5,2,5,5,2,4,7,8,2,8,5,10,2)=Critical!!
ダイス: EV:16r10=(4,7,5,1,5,3,7,9,6,5,10,1,8,8,2,3)=Critical!!
ダイス: EV:6r10=(5,6,3,6,1,3)=6+20=26+4=30
GM: ……。
イブ: 衝動判定に運を使い切ったな(爽
操: 「………」
操: 未だ燻り続ける躰の、指先がぴくりと動く。
操: 「しなも君」のタイタスを昇華。昏倒から回復。
操: 『――まだ…』
GM: すっと。刀を構える。修羅たる虚無は福音すら望まない。
操: かつて放った自分の声が、遠くから響く鐘の音のように聞こえる。
操: “…望みます、全てを知る事を”
操: “如何なる道が立ち塞がろうとも”
操: 「………止まれ、時よ…」
操: 未来を、現在を――
一瞬だけ停止させる。
GM: ”停止”
操: 《時の棺》宣言。侵蝕率は128%へ。
操: “EverybodyOne”の防御判定を失敗させる。
GM: 失敗。
GM: ではダメージを。
イブ: 頭の中を巡るのは、記憶。自分の姿。貧民街のみんな。くすんだ実験室。少女の姿。…“親”の顔。
イブ: 「―――。」多くの手で。一つの力ではない、“全て”で。
イブ: #4d10+77
ダイス: EV:4d10=(1+3+7+2)=13+77=90
イブ: 90点、装甲は有効でする。(何
GM: HPは36。
GM: 装甲は10。
GM: 《氷雪の守護》を宣言。
GM: #6d10+10[防御]
ダイス: KURU:6d10=(4+7+9+2+1+6)=29+10=39
GM: 無理か。倒れた。
GM: [戦闘終了]
===========================
GM: 2本の刀が跳ね上がって雪の降る橋に突き刺さった。
イブ: 腕を振りきる。舞うように。エンドライン、ふわりとステップを止めて。
GM: 肩を押さえて。鳥越劉斗と呼ばれた修羅は膝をつく。
GM: “破面”「────撤収だ」
GM: 如何でも良さそうな。それでいてやや高潮したかの様に。
イブ: 「………っ。」一歩、踏み出しかけて。
GM: 翻し。刀を納め。傷ついた身体で。一歩一歩歩き去る。
イブ: やめる。“滅び”が去るのならば…今は、他にやることが、ある。ただ、じっと視線を向け。
GM: 言葉無く。足元の雪だけがさくさくと音を立てて。
GM: 男達は歩き去る。
操: ゆるゆると仰向けになると、雪が静かに顔に掛かる。呻き声を上げながらも躰を起こし、去っていく複数の足音を何もできずに見送った。
GM: 車両の音が遠くに聞こえて。
GM: シンッと静かになった。
イブ: 「――オッサン。」音のない世界に、声を出すのを忘れそうになって。
操: 「………皓さん、大丈夫……ですか?」
イブ: 掠れないよう注意しながら呼びかけると、皓の側にしゃがみ込み、様子を見る。
操: 静寂の中。躰を引きずらせて、兄のように慕っていた“彼”の元へと。
皓: 「―――」呼びかけに、遠のいていた意識が戻り、微かに目を開けて。
イブ: 目を開けたのを確認すると、顔を上げて、操に場所を譲る。
皓: 「……久し振りに、君の声で僕の名前、聞いたな。操」微かに笑い。
操: 「“撤収”…です。……軽口を叩く元気があるなら、大丈夫ですね…」つられて、笑みを見せる。
皓: 言い様、視線は横に。――あの人の倒れている姿を認められないことに安堵して。
皓: 「――そうか。……やっぱり、まだ届かない、な……」
操: 長い間、凍り付かせていた微笑みを、彼に。
皓: はは。と笑う。自嘲とも、納得とも取れる笑い声。
皓: それでも――“鎖”の一端は、握ったと。
皓: 「――そう、思っていいですか? ……鳥越さん」
肇: 「………終わった、な」灰色の空を見上げ、呟く。
皓: 微かに呟き、雪の降る空を見上げた。
イブ: つられて、空を見上げる。
操: 「………まったく」。少し困ったように呟いて、皓の顔に掛かる雪をそっと払った。
肇: 「……契約は終了した。が、お前には選択権がある。『拒否』しても、構わないが」空を見上げたまま、告げる。
イブ: 「…んー。……いいよ。貸したげる。」さらっと。こちらも、空を見たまま。
肇: 「……いいのか」意外そうな表情を浮かべ、イブを見やる。
イブ: 「…分かったから。」何が、とは言わない。
肇: 「そうか。……ありがとう、イブ」初めて見せる、穏やかな笑み。
イブ: 「ちょーでっかい貸しにしといてあげるよ。」その笑みに、悪戯っぽい笑みを返した。
操: 「――和やかな取引の中、申し訳ないんだけど」
操: 「僕はその現場に立ち会わせてもらうよ。“監視者”として」
操: 言葉に怜悧さが戻り、二人を見つめた。
イブ: 「……ん。」良く分からないけど、と。頷いて。
肇: 「分かっている」元の無表情に。
肇: イブに向かって、右腕を差し出す。
操: 皓の手を引き、肩を貸す。
皓: 操の肩と、得物を杖に立ち上がり。
操: 昔、川で遊んでいた時の記憶。それとは逆の立場に違和感と照らいを感じながらも。
皓: 「……大きくなったな、操」どこか、懐かしげな言葉。
操: 「ありがとうございます」その言葉に素直な感謝を。柔らかに目を瞑り、一歩。前へと踏み出した。
イブ: すぅ、と息を吸って。深呼吸。
→裏話 クライマックス編
自律判定
===========================
Intermission
===========================
GM: 取り合えず自律判定しておきましょー。
操: はい。
皓: いえーっさ。
イブ: うぃうぃー
操: 最終侵蝕率は128%、タイタス1、Dロイス1。ロイス4。
皓: 現侵食率141% ロイス5、Dロイス1、タイタス1。全枠塞がりで。
肇: (そして表最後のは取り消しておこう)<エフェクト使用
皓: 倍降りで行きます。ていっ! #10d10-141
ダイス: kou_t:10d10=(6+7+6+6+4+6+6+2+6+9)=58-141=-83
操: 最後の1枠を使用して皓にロイスを取得します。□信頼/■隔意で。
操: おかえりなさい。
皓: 84%帰還です(どきどき)
操: 残りロイスは5。二倍振りで行かせていただきます。
肇: Dロイス1のロイス5、タイタス1。140%
操: #10r10-128
ダイス: Misao:10r10=(6,1,10,1,9,7,3,9,5,4)=Critical!!
ダイス: Misao:1r10=(4)=4+10=14-128=-114
操: ……(撃沈)計算しなおします。
皓: R、R(汗)
操: 54下がって…74で。
イブ: 肇に■誠意/□不信感 操に■信頼/□恐怖 でロイス取って。
イブ: これで侵蝕率 146%、Dロイス1、ロイス5つ、タイタス(シナリオロイス)1…かな?(何
イブ: 二倍振らせてもらいやす。あい(何
イブ: #10d10-146
ダイス: EV:10d10=(8+7+3+8+5+9+6+1+2+3)=52-146=-94
イブ: ほっ。
GM: おー。
操: おかえりなさい。
皓: あぶな……!お帰りなさい。
イブ: 俺、帰ってきた…!(何)
GM: チッ(何)
皓: 久流さん(汗笑)
肇: 倍振っとく。#10d10-140
ダイス: Hajime:10d10=(5+2+5+2+2+7+10+1+2+2)=38-140=-102
イブ: ちょ
肇: あっぶねー!?w
皓: あ。
肇: 不死者なのでOK。
皓: まぁお帰りなさいませー。
肇: (120%までならいいのさー)
操: まあ、OKですね。
GM: とりあえずおめでとうございますー
イブ: それでも10Dで…まあ、おめー
操: おめでとうございましたw
GM: で。全員帰還でよかったでしょうかな。
皓: OKすね。
肇: 帰還帰還。
操: 倍振りで74%帰還です。
イブ: 倍振りの94%でーと、
皓: 84%っす。
皓: 末尾4そろい(笑)
肇: 倍振り102%。ビバ不死者。
操: 倍振りしても102て凄いなw
皓: 惜しかったっすね。あと3……。
操: いや、倍振りだから扱いは同じく0点ですね。
肇: そうなる(うむ)
皓: いえ、気分的に。<100↑
操: 不死者の喜びを感じられるいい機会じゃないですかw
皓: まぁ、確かに(汗笑)
イブ: 不死者め(何
GM: ではまー。帰還オメデトウ御座いますー(わはー
イブ: (わはー)
皓: おめでとうございまーす。
操: おめでとうございます。
肇: おめでとー。
GM: このままED収録とか皆根性入りそうなのでどうしようかと思うのですが。
肇: ごめん仕事がー。
イブ: 肇ちゃんがまだどうするか決めかねてるしな(何
操: 私はどちらでもいいと思いますが…各々、長くかかりそうな懸念が(何)
皓: むん。明日は少々用事がありましてー。
肇: (次回22時までにはなるべく帰るようにしますが、ちょっと遅れたらごめん)
操: 希望は、冬の蝶と戯れつつ、誰かと会話できればいいかなと(PC、NPC不問)
操: 明日は私もあまり都合がよくなく。
操: 1時以降ならきっと大丈夫だと思うんですが(何)
皓: 相手してあげようか、操君?(何)
肇: 一度共通シーン欲しいな、いぶたんと。<コピー
イブ: オヤジのこと、乗り切ったよ!みたいなことを語りたいです。(PC、NPC不問)(何)
操: かるぼーでもいい(プイス)>皓君
肇: ツンデレ操君めw
皓: 当方も、23時前か25時以降なら……て見捨てられた(笑)
GM: もう君ら語り合っておくといい(何)
皓: いいもん、一人で会社に行くもん(いじけ虫)
イブ: 僕もまあ。仮眠してからの方が都合はいいかな。>明日
操: 「でもいい」という言い方は非常に失礼だとは思ったので訂正しておく(何)
操: じゃあ、25時から…?<明日
GM: というか。明日の1時前後で解決させるぐらいでいいかな、と。皆それで良ければ<夜
肇: とりあえず成果報告が必須になるな、肇。
肇: ん、おっけ。
皓: てかまぁ、希望は特にないので。誰かと共同でも、一人で独白でも。
操: 構いません。
イブ: うぃー
皓: それでー。
イブ: 肇ちゃんは、剣をどうやってどう使うのか決めておいてくれーい。ちくっと釘は刺してやるが(笑)
操: 一人寂しく蝶々とたわむれている処を通りがかりやがってくださいコンチクショウ(笑)>皓君
皓: じゃ、そうします(笑)
操: <個人EDの希望は
皓: てかもういっぺんくらい操君と話したいよ! きちんと!(笑)
肇: 皓君はとても必死ですが操君(笑)
操: ……じゃあしょうがないなあ(何)
皓: 本人気づいてなくても、裏でアレだけ言われたら構ってやりたくなるじゃないですか(何)
イブ: 俺も誰か語らせてー(何
GM: 肇と語るといいよ(何
イブ: 肇ちゃんはまりあんのことで頭一杯だもん(何
操: 肉体を分け合った間柄だ。存分に筆ぽんと語れ(何)
肇: 誤解を招く言い方やめんか!w
イブ: (んまあ)(何)
肇: 大丈夫、脳内容量の80%くらい(何)<頭いっぱい
皓: 今回はそんばっかっかい(何) <肉体とか追っかけっことか
肇: なので語れるですよ?(ぁ)
皓: まぁ、気が済んだら戻っておいで、イブ。門扉は開けておくよ。
イブ: つーか、今後どこに属することになるのかとかさあ?(何
操: 鎖の夜について、自分が思っている事を喋れたらいいなと。
GM: 取り合えず操・皓と肇・イブで考えてみようかと。かるぼーと某ゲストで裏話でもマスターシーンで話してます。
肇: 君は皓君とこの子になるんじゃないのかw
皓: 某ゲスト(誰かなわくわく)
操: 「単身独身のところに転がり込むと悲惨だよ。闇の牙においで?」(勧誘)
イブ: (ふらふら)(何)
肇: 「不吉な名前だな」煙草すぱー。
操: 三食お昼寝がついてきます(何)
操: …仕事すれば(ぼそ)
皓: 「うちにいて構わない。自立するまでは面倒見るぞ、イブ」
イブ: オヤジの話は皓にしたい気もするにはするんだよ?(何
操: ああ、それがあったね。
皓: んーと。
肇: 皓君もってもて。
イブ: 肇ちゃんに話すと、十中八九
皓: 当方EDは特に必要ないので、聞き役に徹してもいいのですが。 >イブたん
イブ: 「まりあんそっとしとけよ」っていう流れになってしまうぜ(何>オヤジの話
肇: ぎにゃー。
皓: 正直クライマックス終了で個人的には終わった気分。 <ED
イブ: 燃え尽き皓くん(何
皓: うん(苦笑)
操: いい勝負してしまうんだよなあ……この前の模擬戦もそうだったけど。<鳥越vs皓
皓: 操君と話すというのも、まぁ、個人的けじめという具合ですからね。ので、イブたんの聞き役もやりますよ。
皓: この間は……鳥越さんが受けてくれたから勝ったようなもので。
肇: リカバリデータどうなるかなー(えへ)持ってきたけど。
皓: 結局適わないことが解りました(大苦笑) <VS鳥越
イブ: 肇ちゃんイジメor猫、皓君を親と認識 って感じで(何>ED
操: 最初から131%超えてたし。
皓: でも、感情的に鳥越さんに勝ちたくないので、今回の結果は満足(こく)
操: ………T氏がどうなったのかは気になるなあ。<ED
肇: いぢめるのかΣ( ̄□ ̄;)
イブ: 撤収、だからなあ(んむ>気になる
皓: また探します。 <T氏
GM: まぁ全体像はぼかしましたからの(何
イブ: やれ「まりあんを俺と同じ目に遭わせるな」とか「そっとしておけよ」とか言うぜ?(何>筆ぽん
操: 聞く耳持たん。って感じだった(笑)
皓: また次に会った時は……っ!(ぐっ)
肇: 剣使わずに直せるようならいいけどさ!(何)<代わりの成果
肇: <というか同じ目に遭わせるな
肇: いやむしろ直すじゃなくて治すだろ(滅)
皓: 「記憶喪失でもいい、此方を認識してくれれば!」……って言ってて痛々しくなってきた。止めよう(何) <対T氏
イブ: 爆弾だけ消して保留って手段が浮かばない限りは、俺の言葉も聞こえないでしょ(笑>筆ぽん
GM: リカバリデータはな。
肇: うむ。<リカバリデータ
イブ: ってか、爆弾とか色々含めて、失墜たんとっつかまえるまで待てないとなると、言っても無駄になっちゃうし。(何>ちくちく
GM: 医療器具があれば時間あれば脳内欠損を治癒できるという効果なんだが。剣もあれば爆弾も消せるが。
GM: 時間の問題だな。正直。
皓: 早急に事を成すか、じっくり堅実な道を選ぶか。
肇: ふむ。
GM: 堅実な方は肇の地位とかも問題になってくるよな。長期的になるんだし。
肇: 治療さえ打ち切られなければ堅実にいきたい!
肇: そうなるな<地位
GM: 打ち切られないようにするために身を粉にする必要も出てくるわけだ(はふ
操: 1からはじめる道も、そう悪くないんじゃないかなと、個人的には思うけどね。<早急手段
皓: 少なくとも指針が出てきた事は、この20年間よりも進展したと捉えることも出来ますしね。
肇: まあね、いぶたんに釘刺されない限りはそれ考えるのだが。
皓: まぁ、確かにそれもある意味あり。ただ、自分意思でないというのがね。 <記憶除去
操: 全てを消されたイブが、不幸であったか?
GM: そうともいえないからな。
皓: 必ず、記憶がないことで苦悩する事は出てきますよ。
イブ: んー。悪くは無いんだろうけどな。イブからしてみるとあんまりやって欲しくはない。
操: 二人で話合って、そして決めればいい。良かった事も悪かったことも含めて。
肇: そうなんだよなあ。というかあれなんだ。
イブ: いつか、取り戻すときは来るから。置いて行かれた気分で寂しいんだぞと(何
皓: 記憶をなくした後で幸せだったとしても、やはり、その前がないというのは喪失感をどうしても伴いますから。
GM: 別段にFHに限った事でもないので。亡命するとかも手なんだよな。
肇: 以前似たような状況が発生してそのときは記憶残す方向だったからなあ。
操: UGNのイリーガルになってもいいよ。暗部ならば102%でも大目に見る(何)
皓: 操君(汗笑)
肇: 亡命するなら各務いくよ!(ぁ)
GM: 肇については色々な選択肢を用意したし。考えて欲しいもんです(何
GM: 正直各務お勧めしないけれど(何
操: さあ迷え、ほれ迷えw
皓: ……まぁ、今の黒巣支部長だったら亡命FHに割と寛容やも(何)
操: 各務に行くならば、黒巣のUGNに来たほうがいいと思う。
肇: このやろーw<さあ迷え
皓: 各務は止めておけ(きぱ)
操: ぽちぱぱが便宜を図ってくれますよ(何)
GM: イブの立場も微妙だけれどね。正直(わは
イブ: まー。うん。じゃあまあ肇ちゃんの選択はどうあれ、コピーだけはさせに行くよ。できれば、語るのとは別がイイナ(何
肇: 皓君がそういうなら止めとくw
イブ: 俺結局各務傘下っぽ(何
操: 僕も悪いようにはしない。<マスター筆inUGN
皓: 理由さえなかったら各務になんていないよ、此方も!
イブ: 筆王(いいから
肇: あ、UGNでも医療機器作成が出来るんなら亡命してもいい(ぁ)
操: できると思う。今のぽちぱぱは社会高いから(何)
GM: だからゼニとコネがあればどこでもできるんだってーの(何)<医療
肇: というかぽちぱぱとは旧知の仲になるのだがな(笑)
操: そういうのを踏まえて、監視人として3歩離れたところからついていく(笑)
皓: 9ありますぜ。調達も5! <社会
GM: イブに選択肢。誰と語る?(何
操: じゃあ決まり。筆ぽんをUGNにスカウトします。支部長代理!(何)
肇: ……うん、亡命考えとく(何)
皓: おお、ついに。 <亡命
イブ: ん。誰がいるんでしょーか(何>選択肢
肇: なんでこいつFHにいるって人質がいるから以外の何物でもなかった気が(ぁ)
イブ: まりあんと愛の逃避行(何
操: 最初は居場所がなく、次は人質がいた。
肇: 勝手にロリコンにすなw
肇: そしてすまん皐紀たん(何)
操: …T氏はテンペスト所属、かなあ(ログ見つつ)。<控えの軍服
皓: テンペストか……
GM: 「まったく縁もゆかりも無いかるぼー」「じーさま」「天上人のジン」etcとか(何)<選択肢
操: 組織なんて関係なさそうだけど、当面といういことで。
操: (笑)<選択肢
皓: やっぱ各務にいたほうが接触しやすいな(はぁ) <T氏
操: それに操を加えても混沌と(接点無し)
イブ: ジンの霊にも惹かれつつ(惹かれるな)、やっぱ新たな保護者と語っておきたいと思います!(何
肇: そしてようやっとボコれるわけですよ失墜の騎士(ぇー)<亡命したら
GM: 了解。
肇: (結局亡命考えるんかい)
操: ワークスを、観察中UGNエージェント(データはFHエージェント)とするがいいよw
肇: 観察中ときたw
操: 見守ってあげますよ。時々毒舌吐くけど(笑)
皓: まぁ仕方ないですな。マスタークラスのFHエージェントですし。
肇: (何気に2006と2026でデータの齟齬出来ますな、主にロイスで)
皓: 操君……黒くなったね(ほろり)
皓: ロイスはかなり仕方ないと思います。 <2006と2026
操: スタイルですから(何)
イブ: ツンデレなんですよ。(何>みさおん
肇: 2026でロイス固定しようと思うと(何)
皓: 正直当方の初期ロイス、2026で全員生きていると思えない(何)
肇: (無理そうですね!)<2026
イブ: 俺は2026の世界で、過去のみんなを見守っているよ!(何
皓: そして2026でT氏にロイス組んでいないのははっきり言って嘘だと思う(何)
操: 2006でもロイス取得したらどうですかね?w
操: 2026では、感情の中身を変える。
皓: ……誰を潰して(何)
操: ……
肇: うん、そのつもりではある。<2006でも
皓: これ以上固定化できません(涙)
操: ほら、ロイスを失うということは、死んだとかだけではなく。
肇: 裏切ったとか裏切られたとか(ぁ)
イブ: 関係が変われば。
真央: 「おまえのせいで筆が裏切ったじゃないか」と針のむしろでますます憎悪する失墜(何)
操: 親友が友人になった。そういうのでもいいじゃないかと(何)
真央: <UGN行き
イブ: めらめら。(笑>失墜たん
皓: まぁ、加瀬君以外は割りとあっさり切ってもいい関係なんですけどね。 <初期ロイス
皓: そして師匠を三先先生ではなく船橋先生に替えたいような。
肇: シートごとで感情変えちゃって大丈夫ですかねー?(はて)<ロイス
肇: (納得)>たつきさん
皓: (はははー)
操: 本人が混乱しないように管理すればいいんじゃないかなと思うんですが?
皓: そう思いますよ。 <混乱しないように
肇: まあ、混乱はないなうん。
肇: ……。
肇: 正式に娘にするとなると苗字同じにしないとな?(ぁ)
操: 好きなようにしれw
肇: えへ。
操: としか言いようがない(笑)
イブ: 好きにせい(笑
皓: まったくだ。
GM: さて。落としておきましようや。まだED終わってないし(何
肇: はーい。
イブ: あいあいー
皓: はーい。
操: はーい。
操: お疲れ様でした。
イブ: では。お疲れ様でしたー
皓: お疲れ様でしたー。
肇: おつかれさまでしたー
GM: ふと思ったんだが。
GM: EDにGM必要かなぁと思わないでもない(何
皓: ……どうでしょう?(何)
GM: 語れ!とか言っちゃ駄目か(何
皓: いいような気がしなくもないですハイ(何)
肇: あ、エンディングでUGN加入後支部長室(だっけ)ぽちぱぱと語らい希望(ぁ)
肇: (と、たつきさんをがしっ)
GM: 本気で加入するんだ(何)
肇: 皐紀たんは怖いが(何)
皓: え、私がやるんですか!? <ぱぱ
肇: だめか(何)>たつきさん
操: せっかくだからやってもいいんじゃないかな(何)<NPCのっとり
GM: GMが職務放棄して委譲するのもいいな(何)<ぱぱ
皓: 今回のぱぱは久流さんが……って皆さん(汗)
操: UGNに勧誘するのは操が。
操: まりあからデータを抜き出した直後に、勧誘行動に入ります。
肇: 操君が知りたがってたキメラ事件の詳細をぽちぱぱの前で語ったり(ぁ)
肇: とか。とか。
GM: 皓とか出る場合なら『仕方無い』のでやろう(何)<ぱぱ
皓: いや、GMさんがいいならやってもいいですが。 <ぱぱ
皓: 肇ちゃんがいるところでUGNに皓がいるとは思えませんが(汗笑)
イブ: 結局EDいくつあるんだろ(笑
GM: まー。
皓: 仕方がないって言われたーっ!(笑)
GM: 乱入可能で好き勝手登場してください。他シーン欲しい人?(何
GM: <現在、肇のUGN加入シーン。
皓: 特別には要りません。操君、イブたんと語りに入らせていただければ。
操: 昨日言った分(皓との語り)と勧誘のシーンさえあればこれで。
イブ: 記憶取り出す時に同席で、自分の時は皓君に話でも。(こく
肇: 取り出す?(こてし)
GM: んじゃ記憶→勧誘と語りのシーンで二つにしようか。
イブ: ああ、こぴーやらどーたら。(間違ったべ
操: はい。
GM: 語りって三人でいいのか。まぁいいか。
皓: 別、かな?
イブ: 別がイイナとか(何
GM: 皓でまくりだな(何
皓: 頑張ります!(自分ED無いけど!)
エンディング
===========================
Ending phase T
「汚泥よりの希望」
===========================
GM: 真なる暗闇。
GM: ”混沌の主”が戻った時。何時もと同じように。
GM: 白い衣を纏った看護士が一礼して迎える。
GM: スポットライトが当り。未だ昏睡する少女を照らす。
肇: 昏睡する少女に視線を向ける。
GM: ”看護士”「お帰りなさいませ。”我が主”」
肇: 「ああ、ただいま」
GM: ”看護士”「如何なさいますか」
GM: 20年以上も変わらず主に忠誠を尽くし。ただ命令を待つ。
肇: 次に、後ろにいる二人へ視線を移す。
イブ: 「………。」居づらそうにそわそわしながら突っ立っています。
操: 闇に紛れるように静かに傍らに佇む。無言。
肇: 「……少しの間、下がっていてくれ。すまんな」“看護士”に向かって。
GM: ”看護士”「了解しました」
GM: スッと奥に消える。
肇: 「……一度だけ、だったな」もう一度、確認するように。
GM: ”一度”だけ。
イブ: 「…うん。」頷く。一度だけ。…一つだけ。
肇: 《異能の指先》使用。麻里亜の額に手を翳す。『異物』の有無を調べる為に。
GM: では麻里亜が体験した痛み。苦しみ。思い出etcがバックファイアして肇に襲い掛かりました。
GM: その中に”失墜の騎士”の仕掛けたモノの存在も確認できました。
肇: 「…………っ」調べ終え、手を離す。額には汗が。
肇: 「最優先で消すべきものを見つけた。どうやって『消去』すればいい?」イブに向かって。
イブ: 「えーっと……。よくわかんないけど、“思って”振れば“叶う”。…って感じらしいよ。多分。」頭掻き
肇: 「何もかもリセットする事も出来る、らしいな」“剣”をコピーした右腕を見つめながら、呟く。
操: 『大丈夫なのかな……』多少の不安と疑念。ポケットに手を突っ込み、少し後方からその様子を見守っている。
イブ: 「……できるね。」だらんと垂らした腕。もうただの腕だ。
肇: 「……少し、悩んでいる。全て『消す』べきか、最優先の部分だけを消すべきか」
イブ: 「……アンタ次第だよ、ジィさん。」歯切れ悪く。思い出すのは、今までのこと。
肇: 「……」無言で、“剣”を振り上げる。
肇: “思って”斬る。『仕掛けられたモノ』だけを。
イブ: 「……。」黙って、それを見る。
肇: 「『一部』だけ消した。……後で恨まれそうだが」苦笑いを浮かべながら。
肇: 「……草野」操を見る。
操: 視線のみを上げて。
肇: 「『契約』だ。もう迷いはない」
肇: 麻里亜を抱きかかえる。
操: すい…と、闇より一歩前へ出て。
操: 「終わったんですね?」確認を。
肇: 「終わった。……行こう」麻里亜を抱きかかえたまま。歩き出す。
操: 「契約の内容は?」その後ろに控えて歩き。敢えて、問う。
肇: 「愛娘の安全を保障する事。それだけだ」
操: 「彼女に必要な設備は全て揃えてあります。“PPP”…」
操: 一旦言葉を止め、直ぐに言い直して再開する。
操: 「あるいは“ぽちぱぱ”の方が通りがよいかも知れませんが」
肇: 「…………すまん、どちらもわからん」ぼそり。
操: 「六会輔支部長が、貴方方を迎え入れる手筈を整えました」
肇: 「そうか。ありがとう」小さく笑った後、再び歩き出す。
操: 「『キメラのデータを破棄、乃至、FHに渡さない事』を条件として、UGNは貴方方を迎え入れ、保護しましょう」
操: 「我々が用意するのは新たなる舞台のみ。貴方を踊らせる筋書きなど無く、貴方次第で幕が上がる」
操: かつん、かつん。響く靴音が不意に止まる。
操: 「…本当に、構わないのですね? “マスターケイオス”――いえ」
操: 「“溝口 肇”」
操: 美辞麗句、甘言奸計を用いて駆け引きするつもりなど毛頭無い。
肇: 「ああ。……くどいぞ、“草野 操”」
操: 漆黒の瞳が、二回り程も年の離れた男の目を真っ直ぐに見つめ…そして、僅かに破顔して。
操: 「では――」
===========================
GM: UGN黒巣市支部。
操: 「“天雷”。他一名、入ります」普段と大して変わらないぞんざいな口調で扉の前に立ち、ノックと共に室内――支部長室へ。
皓: 「ああ、草野君。お疲れ様でした」相変わらず、支部長デスクには座らないまま、傍らの書類に埋もれつつ、顔を上げ。
皓: 「……答えは、見つかりましたか?」立ち上がり、ソファの席を勧める。
操: 「鋭意捜索中、といったところでしょうか。それよりも」
操: 「先程の話の詳細ですが…」背後の老紳士を招き入れる。
皓: 「………?」微かに眉をひそめ、入室した人物に視線。
肇: 「……20年ぶりの再会だな、“六会さん”」軽く会釈する。
操: 「“鍵の一つ”をお呼び致しました」
皓: 「―――! “混沌の主”!? どうして彼がここに……!」
皓: うろたえつつ腰を浮かす。
操: 指を立て、静かに唇に当てる。
皓: はた、とその動作に気づき。
皓: 「……どうも失礼を。――どうぞ?」と、向かいの席を勧める。
操: 「六会支部長。ハードワークのし過ぎです。もう少し体を労ってください……ともあれ、立ち話も何です。どうぞ」肇にソファを勧める。
操: そして自分はその隣へと。
肇: 「ああ。失礼する」ソファに座り、輔を見る。
皓: 向かいの二人を一瞬交互に眺め、――肇にのみ固定して。
皓: 「……20年ぶりですか? こんな席でお会いすることになるとは思いもしませんでしたよ」
肇: 「……ああ、お互いにな」笑う。
皓: 「そして……今は、何と呼べば宜しいのでしょうか、貴方を?」
肇: 「溝口 肇。新しいコードネームは、まだ決まっていない」さらりと自己紹介を。
皓: 「……“Chaos Arm”の、“Master
Chaos”の名で呼ばれることを捨てるのですね」微かに笑い。
操: 「「先程の件の確認となりますが…キメラのデータ、つまり“滅び”の鍵となる得るデータを破棄、乃至、FHに渡さない事を条件として」
皓: 「――溝口肇さん。ようこそ、UGN黒巣支部へ。我々は貴方を歓迎いたします」
操: 「彼と、彼の“娘”の身柄を保護するという契約が成立致しました」
皓: 操の言葉には一瞬後、首肯して。
操: 「キメラのデータを“彼ら”に渡す事により、この街に滅びの夜が始まる」
操: 「それは我々にとり最も避けねばならない事態」
肇: 「……ああ、その通りだ。そしてその前提条件『データの閲覧』は、私にとって最も避けなければならない事態」
皓: 「――解りました。契約の元に、UGNは貴方とその家族を全面的に保護することをお約束いたしましょう。UGN黒巣支部長、六会輔の名の下に保証させていただきます」
肇: 「……ところで、“キメラ”について聞きたいことがあるのではなかったか?」輔から一時視線を外し、操を見る。
操: 「先達てお渡ししたデータディスクは既に閲覧なさいましたね?」支部長に一旦話しを振る。
皓: その言葉には頷きで肯定。
皓: 「溝口さん」
操: 「“鎖の夜”の詳細。第2夜の計画…テンペストによるオーヴァード処理計画は“キメラ”のデータ奪取と共にカウントダウンを開始とのこと」
肇: 「何でしょうか」
操: 一旦、言葉を切り。支部長の言葉を待つ。
皓: 「多分、貴方が望むもの、望む結末は我々にある程度は用意できます。――そして、“それ以上の余計なもの”は、今後、決して見る事はない。――貴方も、我々も」
皓: それは、“キメラ”データの完全な破棄を約束し、保証するとの暗喩。
肇: 「……ありがとう」穏やかな笑みを浮かべ、感謝の意を伝える。
皓: 「それでいいですね、草野さん」微苦笑を浮かべ、傍らの青年に。
操: 「全てを代弁していただき、ありがとうございました」こちらは逆に微笑を湛え。
皓: さて、と。と立ち上がり。「それではその様に準備を。――お疲れ様でした。お二人とも」
皓: くるり、と背を向け、さっきまでの席に戻る。
操: 頷き、ソファから静かに立ち上がる。
肇: 「さて、“キメラ”の話に戻しましょうか。“失墜の騎士”が、どのようにしてデータを手にしたのか。その詳細をお話します」
肇: 笑みを消し、二人を見やる。
皓: お聞きしましょう。と手を組んで。顎の下の支えに。
操: 頷いて、再び座す。
肇: 「……忌まわしき“キメラ”の研究データを全て記したもの、それが『彼女』でした。私は、“失墜の騎士”と『契約』し、彼女を蘇生させる代わりに“キメラ”のデータを読み取って彼に手渡した」
肇: 「……私のした事は、間違っていたのか、そうでないのか。……判断は任せます」
===========================
Ending
phase U
「迷子が持ちえる希望」
===========================
GM: 結局。今まで居た場所に戻ってきた。
GM: 行き場が無いというよりも。未練があるのだろう。
GM: それまで過ごしてきた場所に。
イブ: 「………。」多少、崩れてはいたものの。…よくねぐらにしていた廃墟の壁に寄りかかって。
イブ: ぼんやりと、日が傾いていくのを眺める。
イブ: 瓦礫が残る室内に目を向けて。
イブ: ここで過ごした数年を、思い出す。はっきりとしているのに、どこか遠くて。
イブ: 「…………。」何かがこみ上げそうになって、顔をしかめると、目を閉じてため息をついた。
皓: こつ、と、瓦礫を蹴るような音を立てて、入り口に影。
イブ: 「……?」目を開き、そちらを向く。
皓: はぁ。と息をつき。「……行き先は言っていけ、と言わなかったか? 君は」
皓: 何処か達観したような口調と表情で近寄る。
イブ: 「………なんだ、オッサンか。」べ、と舌を出して。家出を見つかった子供のように呟く。
皓: 無言のまま肩をすくめ、手にした袋から缶ビールをひとつ。ごん。と少々力をこめてイブの頭に押し付け、傍らに座る。
イブ: 「だって、ここの場所どーやって説明したらいいか分か…っつ、てーーー!」大げさに痛がって、じろっと睨む。
皓: 「この間よりは痛くないだろう?」袋よりもう一缶。プルタブを開けつつ。
イブ: とりあえず受け取って。頭さすり。
イブ: 「こないだのは意識飛ぶかと思ったっつーの。」オッサンやりすぎ、と呟いて。倣って缶を開ける。
皓: 「―――で?」目線は合わせないまま、簡素な問いかけ。
イブ: 「………何。」飲み口に口を付けたまま、横目で答える。
皓: 「言い訳、愚痴、その他もろもろ。――吐き出したいんだろ?」
皓: ぐー、と一気に半分ほどを飲み干して。
イブ: 「………。……ちぇ。」オトナの余裕かよ、とひとりごち。
イブ: 「……なんか、さ。やっぱちょっとだけ、コーカイしてんのなあって。」
イブ: 心情を吐露する照れくささから、落ち着き無く足で地面を掻く。
皓: ただ無言で。相槌を打つことも、声をかけることもせずに。
皓: ただ、肩だけを此方に寄りかかり易いような位置で座ったまま。
イブ: 「…ジィさんがさ、剣使っちゃった時。『あーこれでもう無くなっちゃったんだ』って、ちょっとがくってなった。…やっぱ、全然未練ないって言ったら、嘘になるんだよね。」ぼそぼそ、と話す。
イブ: 「…なんか、つい確かめに来たくなってさ。………でも、オヤジ、もう戻ってこないんだよね。」ここは、まだあるのに。
イブ: 「……どーしようもない、よな。…なくなっちゃったもんは。」うなだれる。
皓: 「……そうだな」
皓: 「死んだ人間は、二度と戻ってこないよ。――俺達が、幾ら特別な“力”を持とうが。それは、変えられない」
皓: 「君の持っていた“剣”の力ですら、それはやってはいけなかったことだ。――って」
皓: 「内心では、解っていたんだろう?」だから、譲ったのだろう、その、“力”を。
イブ: 「勝手に連れ出しといて、勝手に居なくなってさ。めっちゃムカツクし、すっげー文句とか言ってやりたかったんだけどな。」はは、と小さく笑う。
イブ: 「………今までもさ。良くしてくれた近所の人とか。死んだヤツが居ないワケじゃないし。…昔の、家族も。」
イブ: 「…いなくなって、つまんねーし……寂しいよ。…でも」
皓: ちらり、と、視線のみで反応。
イブ: 「無かったことには、できねーよな。…死んじゃったこと。…“生きてたんだから”。」
イブ: 「生きてて、俺と一緒に居てくれたことは、嘘じゃねーもんな。」俯いたまま呟く声が、震えそうになる。
皓: 「―――……」片腕を伸ばし、その髪をかき混ぜる。――肯定の返事として。
皓: そして、支えとして。
イブ: 「……っ…。…………子供扱い、すんなよな。」消え入りそうな声で、無理矢理笑う。
イブ: 言葉に反して、抵抗も何もなく。側にある肩に寄りかかるように力を抜いて。
皓: 「泣かない時と泣くべき時を判断できないようじゃ、まだ子供だよ、君は」
皓: もたれた重さに小さな呟き。
イブ: 「……なんだよ、ソレ…。」説教、垂れんな。と言おうとした声は、小さな嗚咽に紛れて消える。
皓: その目元に手。労わるように、隠すように伏せて。
イブ: 正直な所、寂しい。戻ってきたらいいのに、と思う。けど。
イブ: そんなこと言ったら多分、拳固くらうだろーなとか。
イブ: そういう感慨とかも、全部無かったことには、したくないから。
イブ: 『全部、今の俺に繋がってるから』って。ガラじゃないけど。
イブ: 多分、これでいいんだと。ただの剣に、ただの人に戻った腕に触れて。そう思う。
イブ: 昔も、今までも、これからも。そういうの全部、引きずって。此処で生きてくしかないんだから。
イブ: 「………オッサンさあ。」暫しの沈黙のあと。
皓: 「何だ?」
イブ: 「……めんどー、見てくれんだっけ?」俯いた口元が、ニヤーっとした笑いの形になる。
皓: 「………」イブの顔に乗せていた手をのけ、その顔をしばし眺め。
皓: 「……なんだその笑いは」
皓: 明確な肯定はないけれど、否定もない。
イブ: 「かよわい俺ひとりでこの街に放り出すのはカワイソーでしょ。」目元を拭って。
皓: 苦笑。やれやれと頭をかき混ぜて。
皓: 立ち上がる。「帰るぞ、イブ」
イブ: 「……。……はーい。」きょとんと見上げて、それから、またあの笑いで。返事をすると立ち上がる。
皓: 「――ひとつ言わせて貰うが」
イブ: 「あ?」首かしげ。
皓: 「“オッサン”は止めてくれないかな。……皓、でいいから。名前で呼ばれないのはどうにも落ち着かなくてな」家族に、なるならば。と。
イブ: 「………。…気にしてたん?」ぶっ、と吹き出しながら。
皓: 「………」憮然とした表情でイブより先に歩を進め。
イブ: 「いーよ。わかったって。おこんなよ…皓。…………あ、やっぱだめすっげー違和感。」後ろから追いかけていく。
皓: 「慣れろ」一言、ぴしゃりとはねつけて。背後の青年に微笑。
イブ: 「あーい。気長にお待ちくださーい。」べ、と舌を出す。
皓: 再度、前へと向き直り、出口から消える。
イブ: 「……。」出口で。立ち止まって。
イブ: 振り返る。
イブ: 「……ありがとな。オヤジ。」親しげに、呼んで。
イブ: 別れの挨拶じゃなくて。きっと、どうせ俺はここからずっと離れてなんかいられないから。
イブ: また来るよ、と内心呟いて。出口を潜った。
===========================
Ending
phase V
「綱渡りの希望」
===========================
GM: UGN黒巣市支部ホテル・エリシュオン屋上。
GM: 一応の騒動が片つき。残務処理を部下に押し付けての一服。休憩時間。
GM: 降る雪も大人しくなり。気分転換に屋上に出てきた。ここなら街が良く見える。
操: 風を遮る給水塔の陰で、手近なブロックにゆるりと腰を下ろして街を見渡す。
GM: 「本当なら。君にこそ言うべきだったのだろうね」
GM: 「”真実を知る事は辛い”、と」
GM: 給水塔に腰掛けて。黒装束を纏った少年が語る。
操: 「けれども、それが“僕”の望みだから…ね」高みより降る声に応えながらも、視線は眼下に。
操: 「『《運命の剣》を用いてレネゲイドの無い世界を作り出す』。――その理想は、僕が言うなれば“時代に早過ぎた”」
GM: ”蒼の少年”「そうだね」
操: 「天城支部長の理想が、結果的には黒巣市を檻の街へと貶める引き金であったとしても…」
GM: ”蒼の少年”「────」
操: 目を伏せる…が、真実に目を背けることはせず、視線は前へ。曇天の空へと。
操: 「――『“我々”は真冬の夜の夢の残滓より経験する。知れ。繋げ。戒めろ』」データディスクの一文を、詠う。
GM: ”蒼の少年”は黙して。
操: 沈黙に、言葉を続ける。
操: 「……私は死者を貶めない。失われた者達に必要なのは、真実」
操: 「何故このような事が起こったのか? ――それを後に正しく受け継がせる」
操: 「失われ、ただの数字と名前と化した命にさえ意味が生まれる、意義となる」
操: 「これこそが彼らに対する遺された我々の祈りであり誓いでもあり…」
操: 小さく息を吸う。
操: 「戒め、贖罪でもある…他者の死によって永らえた、己の生を甘受する事への」
GM: やれやれ、と肩をすくめる。
操: 「真実を“知り”、後に“繋げ”、繰り返す事のない“戒め”を課す」
操: 「しかしながら、檻の街で生きる我々は決して囚人ではない……という感じ、かな」
GM: ”蒼の少年”「君は本当に大きくなったものだ。草野。僕からは何も言う事は無いよ」
GM: 苦笑にも取れる雰囲気を肩をすくめる仕草に込めて。
操: 「その多くが、貴方や他の先輩達からの受け売りです」少し困ったように顔を綻ばせて。
操: 「“僕”は、早く大きくなりたいと願っていた。僕にとって先輩達は とても大きな存在で、憧れでもあった」
GM: ”蒼の少年”「ああ」
操: 「その背があったからこそ――と、思っているんです」
GM: ”蒼の少年”「少し前の君ならば。”なんで知りつつ力がありつつ。防げなかったのですか”と詰め寄ったと思う」
操: 「かもしれませんね」すんなりと肯定する。
GM: ”蒼の少年”「君はもう見えない背を見る必要は無い」
GM:
”蒼の少年”「ただ存在する背後の闇に目を向ける必要も無い。自由に生きろ」
GM: ”蒼の少年”「これは”彼”にも言った言葉だ。額面通りに取るとは思ってもいないけれどね。君も彼も」
GM: やれやれ、ともう一度肩を竦めて。
操: “彼”という言葉に思考を飛ばし、数秒の後に思い当たり。
操: 「鎖に繋がれていても、冬の季節に在っても。…僕はそれを望んでこの世に生を受けました」
GM: ”蒼の少年”「ああ」
操: 「これからも、探し続けていくつもりです。時計の針を戻す方法ではなく、これからの未来を模索する道を」
操: 「本当にたくさんのものを僕に与えてくれた、この街と共に」
GM: ”蒼の少年”「ああ。今の君ならそういうだろうね」
操: 「……久継さん。貴方の“時”は、止まったままですか?」
操: ふと、口にした思い。顔を上げて、上を見上げ。
GM: ”蒼の少年”「僕はね。”永遠に進んで辿り着けない時”のまま生き続けているんだ」
GM: ”蒼の少年”「止まっているんじゃない。進んでいる。でも振り返ることも無い。終着点の無いそんな時のまま生き続けている」
操: まるでメビウスの輪のようだ、と思うも。「……僕には、なかなか理解し難いな」
操: 苦笑する。
GM: ”蒼の少年”「それは。僕の願いじゃない。僕が多くの人から託された願いなんだ」
GM: ”蒼の少年”「だから君には願う。”生きろ”、と」
GM:
”蒼の少年”「これは数少ない僕自身の願いさ。草野」
操: 「――はい」
GM: ”蒼の少年”「さて。”瓦礫の王”は舞台から消えるよ。──痛みを内包しつつも未来を手探りで探す君達とは進む道が違う」
GM: ”蒼の少年”「君は本当に大きくなった。──先達として誇りに思うよ。草野」
操: 「ありがとうございます。…久継さんも、お元気で」
操: これが彼に対して相応しい言葉かどうかは分からないけれども。
GM: ”蒼の少年”「僕は僕の戦いを続けるよ。草野」
GM: ”蒼の少年”「更に願わくば。君自身の幸せを見つけられるように」
GM: ふと。
GM: 瞬きした時にはそこにいない。
操: 少しはにかんだように笑って。姿を失した給水塔を見上げ。
操: 何かを小さく呟き、くるりと身を翻して非常階段へと。
操: 手すりを支えに軽く跳躍。下界へと身を躍らせた。
操:
操: ゆっくりとした下降曲線を描き、隣のビルの吹き抜けへと飛び移る。いつもの巡回コース。
皓: 「――本当に、無茶なことをするようになったね、君は」苦笑交じりの声を操に、建物からいささか離れたところから。
操: 音も無く着地して、声に目を向ければ――
操: 「……皓さん?」不意に掛けられた声に振り向いた。
皓: ラフなスーツ姿で、ポケットに手。何時もの得物はその手には無い。
操: 「この街ならば、隠す必要も無いですから」肩を竦めて場に立ち止まる。
皓: 「確かに、そうだね」
操: 「…言っておきますけど。“この年齢になったんだから落ち着け”なんて言葉、貴方からもらいたくありませんよ」
皓: ふ、と、操の降りてきた建物を見上げ。
皓: 「その言葉は、僕にはあまりに相応しくないよ。それくらい自覚している」
操: 小さく肩を竦めて、冷えた壁に背をもたれかける。
皓: 「――今日は、君に会いに来た」
皓: 立ったまま、もたれることなくポケットから手を出して。
操: 「……?」怪訝に。
皓: 「言っておかなければいけないこと、気づかなければいけないことがあったからさ。――今更、と、撥ねつけられても仕方がないけれど」
操: 「…何か?」言質が冷えて固まる。
皓: 数歩、操に近づき、表情を消して。
皓: 「……目指している者に目を向けてもらえない。その辛さを、僕は誰より知っているはずだったのにな」
操: 「………」二度、三度と、瞬きをする。
皓: 「気づけなくてごめん。――いや、多分、気づいていても――」自嘲の笑みで表情が崩れ。
皓: 「それでも……君が僕に裏切りを見ても。僕は、君の事を、ずっと大事な友達だと思っていた。そして今も、そう思っている」
皓: あの夏の日、初めてその手を取った、その時から。ずっと。
皓: 「それだけだよ。――先日、呼びかけてくれたこと、感謝する」
皓: 「だからこそ僕は、今こうして立って、生きている」
皓: 振り返り、数歩の後、後ろ手に手を振って。
操: 「………べ、別に。そんなつもりで言ったんじゃ、ない…」こんな時に、どういう顔をすればいいのか俄に思い当たらず。口を窄めて視線を逸らす。
操: 「…それでも追い続けるんでしょう?」
操: ふてくされたような言葉。
皓: その声に立ち止まり。
皓: 「……目指している者に目を向けてもらえない。その辛さを、僕は誰より知っているから、ね」
皓: 「だからこそ追う。――そして、その辛さを撒く事はしない。――もう」
皓: 昔と同じ口調。それでも、その声音に乗る思いは低く響くだろう、と、自分でも解っているけれど。
操: 「…………あ」
皓: 再度歩みだそうとして。
皓: 「………?」声に振り返る。
操: 「……………貴方なんか、あの人に斬られて焼かれてしまえばいい」ぽつ、と。低く声を振り絞る。
操: 「“私”は そんな貴方を見て溜飲を下げることにするよ」
操: 「だから……私の見て居ないところで野垂れ死なないで欲しい!」
皓: 「―――………」一瞬の後、微かに笑顔を返し。
操: くるりと体を翻して、アッという間にビルの向こう側へと消える。
皓: 「せいぜいそうすることにしよう。君が、“俺”の最期を見届けてくれ」
操: 小さな放電の残滓を残して。
皓: 今の口調。それでも表情はあの頃のそれで。
皓: 消え去った姿に手を振り、その場から歩み去った。
===========================
===========================
GM: 「鎖の夜の第2夜はこれにて順延と相成りました」
GM: 「計画が漏洩したのじゃないのかね。管理体制はどうなっているんだね」
GM: 「先生方も先持って退避してられたのでしょう?問題ないじゃないですか」
GM: はっはっは、と笑い声。
GM: 「いやしかしね。今回のプロジェクトには多大な投資をしてるんだがね。君」
GM: 「そうだよ。UGNだけでもない。FHも確約取り付けてもこの調子だからね」
GM: 「といっても各務も投資しているのですから。お互い様ですよ。いいっこなしにしましょう」
GM: わっはっは、と笑い声。
GM: 「さて。次のプロジェクトはどうだね。順調かね」
GM: 「ええ。といっても。先日の事も順延なだけで仕掛けも残っていますからねぇ」
GM: 「まぁ。黒巣の支部にも内通者を送り込んでみよう。面倒なモノを残したものだ。あの女は」
GM: 苦々しい口調。
GM: 「まぁまぁ。先生。お気を直して。──処理はこちらで任せてもらってよろしいかな」
GM: 「かまわんよ。この事は私達だけの冗談としてもらいたいものだな」
GM: わっはっはと笑い声。
GM: 隅の方に座っていた女がようやくといった感じで口を開く
GM: 「それでは。鎖の街に次のプランを」
===========================
「Sie
wollen mich abzocken」黒巣市A.D.2026−ActT
−End−
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→裏話 エンディング編
疑問質問コーナー+雑談
GM: という訳で長々とお疲れ様でした。
イブ: お疲れ様でしたー(終わっちゃったよー
皓: お疲れ様でしたー。
肇: お疲れ様でしたー。
操: お疲れ様でしたー。
皓: いやほんと色々長々とありがとうございます。 >ALL 特にGMさん。
操: やりたいことを色々とさせていただきました。感謝〜。
GM: 流石にこれからアフタープレイとかいう根性あるヒトはいないと思うのですが(何)
イブ: (有り難うございます)(へこへこ)(たのしかた)
操: できますよー。
肇: それはないなあw
操: 皆さんに合わせますが。
皓: 楽しかったですやー。
イブ: 寝たから出来ないことはない(何
皓: って、アフターは明日かBBSにてお願いしたいかもです。流石に眠い(汗)
GM: BBSでやっておきましょう。感想とかいれたら長々となるので(苦笑
イブ: んだばBBSにてー(了解^
操: んでは、BBSにて。
肇: そだねー。
皓: そうですねー。
GM: まぁ簡単に感想だけ下さいな(にゃー
操: 「次はいつですか?」(笑)<感想
肇: (簡単に質問も入れときますわ(うにゃー
皓: 書き込むことがものすごくありそう(汗笑) <感想
操: 確かに、ものすごくありそう(苦笑)
皓: ところで次のGMさんはどうするのですかね。何方かがやってくださるまで待つのでしょうか?
イブ: 色々我が儘聞いて貰ってアリガトウ。拾ってくれてアリガトウ。そして2026ステージを確立できたらいいな主に俺のために(何
操: ありすぎて、逆に書いてる最中にもきゃーとなって、短くなる可能性も(何)
肇: もきゃー。
操: この一週間、もきゃーとしすぎました(何)
GM: 待った方がいいかな。というかてきとーに誰かやってください(何
肇: 次回タイトルもドイツ語なんだろうか(何)
イブ: やる気だけは一応。(だけは(何
皓: 期待してますよ比良坂さん!
操: がんがれひらりん!
GM: もきゃーってなんだ。一応聞くが(何
イブ: 面子とかPCネタとかすっ飛ばすでしょうが(多分今回よか自由度低いにゃー(何
皓: 興奮の泣き声(何) <もきゃー
肇: 某所もえっこの泣き声です(ぇー)<もきゃー
操: 精神的に色々といたたまれなくなって、悲鳴を挙げた声(何)<もきゃー
肇: 違った、鳴き声。
皓: こびとさんは辛かったかと(汗笑) <PCラスボス
GM: ですねぇ(遠い目)
操: 嬉しすぎて辛かった(笑)<何やそれ
皓: 嬉しかったんですか!(笑)
操: 鳥越って、格好良かったんだなあ……と、しみじみと(何)
操: 駄目な人でしたが!w
肇: つか、仕掛け残ってるそうですぜw<第二夜
操: (しかしそれがよい)
皓: まぁ、当方もサシで鳥越さんと対決できて美味しかったー♪
操: 一回の妨害工作でぽしゃるようなプランは有り得ないでしょうw 時間稼ぎですよ、こちらにとっても。
GM: んなもん。まりあん取り返したら仕切りなおし出来るからな。簡単に(何
皓: 負けも美味しかった。今度こそはっ!(ぐっ)
操: まりあん攻防戦。
肇: 全データ抹消してたらそれもなかったんだろうけどなw<仕切りなおし
皓: まぁ確かに。
操: そこまではさすがにこちらも知り得ない情報だろうからなあ。<データの内容(階層)
皓: さて、済みませんが今夜はこれで落ちておきますや(昼予定がー)
肇: おやすみー
操: お疲れ様でした。
GM: さて。こちらは落としておきましょう
イブ: おやすみなさいー
肇: はーい。
アフター・プレイ
投稿者名:久流
タイトル:アフタープレイ
それでは。EDまで終了いたしましたのでアフタープレイと参ります。
ご記入の程宜しくお願い致します。
【■簡易メモ】(後々のGMは下記の設定などを変更可能)
・ある事件により鳥越劉斗の父親(古代種)は息子の手により斬殺。
古代種としては特殊な部類であり記録として継承される特性を持っていたが、
トラブルにより記憶として継承してしまい、人間のキャパシティとしてオーバー。記憶喪失となる。
現在、戦いの場所を求める為に各務を出奔。
・”滅び”。レネゲイド爆弾によるオーヴァード統括計画。
非オーヴァードによる統制の為、囲い込みを行い、一定人数まで削減する計画。
同時期に”外”にてテロ活動を行い、犯人として鎖の街の住人(オーヴァード)を指摘し、
団結及び隔意を助長する計画。
同時期に企業としてビジネスを加える事で様々な利権なども。
投稿者名:比良坂
タイトル:イブのアフター
迷子の仔猫、アフターいっきまーs(何
■セッションに最後まで参加した
→これは全員に。お疲れ様でした。
いただきますー
■侵食率
二倍振りにてなし。
■良いロールプレイ
全員、でも良いかと。(おこがましくも自分を含める阿呆)
それぞれ、ロイスや「鎖」についてのロールがしっかり出来ていたと思います。(皆様ステキでしたー)
■セッション中、他のPLを助けた
自薦はねーです。あっちゃこっちゃふらふらするばかりで(あう)
他薦は…色々な場面で、繋いでくれたみさおんに。
■会場を手配した、PL達へ連絡を行った
→告知により1点。ログ編集は希望者を募ります。
拝領。ログは他に希望の方がいらっしゃらなければで。
■セッションの進行を助けた
→これはシナリオ成功によりGMより全員に。
有り難く頂きまするー(平服
【感想】
改めて、お疲れ様でした。
PLが放り出した部分やらオヤジのネタ等々、拾っていただけて。PCは混乱したりでしたが、PLは超ニヤニヤしていました(何)。感謝を。
物腰や立場的に、渦中の役割を果たす機会があまりないようなキャラクターでしたが、取り上げてもらえて嬉しかったです。滅多に無いことなので(笑
新規PCとして、悩んだり戸惑ったりと、年少者らしく振る舞えたかな…などと自画自賛。大人達が過去と戦う代わりに、今と戦う子供がやれて良かったです。
途中、我が儘に付き合わせてしまって申し訳ないです;どうしても、あのまま戦闘に行くとイブの中で何もまとまらないまま、何も“実感として戻ってこない”ままになってしまうと思ったので…;他のPCとやりとりしながら思い出したほうが良かったかなとも今では思いますが。まあ、それはそれということで。
今後、このステージが、2026の設定がどう転がっていくかは分かりませんが、彼はこれからもそこで生きていくことでしょう。多分、貧民街を救う為に偉くなるーとか言いながら(何)また、セッションでお目にかかることがあれば、とひそかに期待しております。
第二回、とは行かないかも知れませんが、いずれきちんとシナリオもやろうかなとは思っていますので(笑
ではでは、楽しいセッションを有り難うございました!
次の機会がありましたら、またよろしくお願いします。
投稿者名:桜井蒼樹
タイトル:肇のアフター提出
忘れないうちにアフターを。というわけでごー。
■セッションに最後まで参加した
→これは全員に。お疲れ様でした。
いただきますー。
■侵食率
→自己申告でお願い致します。
2倍振り102%で0点。なんで毎回ダイス目呪われてるんだっ(笑)
■良いロールプレイ
→自薦他薦で。
それぞれの“鎖”に対するスタンスを見ているのが楽しかったです。
いぶたんも操君も皓君も大好きだー!
ということで全員に他薦を。(えいっ)
■セッション中、他のPLを助けた
→自薦他薦で。軽い感じで宜しくお願いします。
間接的に繋いでもらった皓君、最終的にUGNへお誘いいただいた操君、
そして忘れちゃいけない恩人いぶたんに。さーんくすっ(しゅた)
■会場を手配した、PL達へ連絡を行った
→告知により1点。ログ編集は希望者を募ります。
ログ編集担当します。現在編集中。
■セッションの進行を助けた
→これはシナリオ成功によりGMより全員に。
いただきますー。
【感想】
いやー好き勝手させていただきました。感謝っ(しゅた)
引継ぎ面子の変わったところ変わってないところにひろわれにゃんこ(違)の決意にと
おいしい話題満載で大変満足でございます。
しかし『鎖』いいですなー。ロイス並に楽しい演出が出来そうで。
これ以降GMすることがあればこれを絡めたネタもちょいちょいやってみたいなと思いつつ。
また、機会がありましたら是非参加したいです。ありがとうございました。
追伸:交渉シーンは心臓ばくばくでしたええw
Q.そういえばあらかじめ設定されていたいぶたんの
エンディングってそれぞれどんな内容だったんでしょう。
(マルチエンドぽい話はセッション前に聞きましたが)
気になって気になって。
あ、伏せたほうがいいのでしたら回答なしでもOKですええ。(ころん)
投稿者名:こびと
タイトル:操のアフター
ようやく灰状態からの復活を果たしました(何) 操のアフターいきます。
■セッションに最後まで参加した
1点受領。
□侵食率
倍振りで74%帰還。0点。
■良いロールプレイ
20年という時を隔てた未来像としては許容範囲かなと。自薦を。
逆に、20年という時の遍歴を変わらずに進み、そして今回に決断を果たした筆ぽん、
憧れの人をひたすらに追い続けながらも、やはりこの人は「兄貴分」だなと思わせてくれた皓君、
新しい「今」を1から構築し、失われた過去を含めて存在を示したイブ。つまり全員を他薦。
加えて、皐紀、失墜、鳥越をロールしたGMにも気持ち1点差し上げたいくらいで!(超満足)
■セッション中、他のPLを助けた
所属がバラバラなPC達の繋ぎを果たしたのではないかと、自薦を。
ボスvs皓、一対一の対決を望んだたつきさんの判断は、結果的には良かったのではないか、と。
部下が二人参戦していたら、よりこちらが不利になっていた気がします。他薦。
■会場を手配した、PL達へ連絡を行った
1点受領。
■セッションの進行を助けた
ありがたく1点拝領。
【感想】
クールビューティーを目指したつもりが、ただのすねすねツンデレっぽく変化した罠。
三つ子の魂百まで…ですかね(とほほ)
感想。ボリューム満点のセッションでした。
PL側も、20年の空白を埋めるがために、貪欲に時間を割いて会話をしていたのではないかなーと。
『時間を掛ける=悪』と、容易に判断するには勿体ないくらい、個々のシーンが見どころ満点。
PLサイドの反省点としては、戦闘シーンでもたついていた箇所があったなーと。
戦術で一手間違えれば即アウト…なんて事は無いので、他のPLを信じて、
(独断専行とならない程度に)もっと迅速に大胆な判断をしても良かったのではないかと感じました。
…そんな事を今後の課題と反省としつつ。
形のないモノに対する鎖を持っている操としては、解明先送りOKなスタンスで、
下位PC枠的に、比較的ラクな気持ちで、脇に回って間接的&全体的に檻の街を追えればいいかな〜
…なんて思ってましたが、甘かったですね。
こんなにいいんですか!? と当方が困惑するくらい出番と情報を頂いてしまいました(汗笑)
個人的には、支部長室の時計ネタが驚きでして(笑)
真冬シリーズ(Side-B)で出てきた重要な小道具だったので、
2026にて、せめてその名残に触れてみたい…と願っての行動が、まさかああ繋がるとは。
ゲストキャラのT氏について、こちらが考えていた設定もイメージも違和感が無い…どころか、
自分のPCを「カッコイイ」と思えた経験なんて初めてです(うはー)
人として駄目なところも含め、全てを手放しで絶賛!
(↑こんな風に思っている自分が痛い人だと思える冷静さはあります(滅))
やはりハーモニカよりも剣のほうが似合ってます、ええ。ネタに走らなくてよかった(何)
プランナーとの交渉を前に、びくびくしまくっていた筆ぽんとか
クライマックス辺りでテンパっていたイブたんとか
いざ彼の人を前にしたら真っ白になってしまった皓君とか、
他のPLさんが裏側で悶えている姿をウフフと眺めていた私ですが
セッションが終わった後で、火鷹の呪いにもんどり打ってました(爆)
…とまあ、色んな意味で極限を見られました。
それだけ皆が、気合いというか情熱というか煩悩(何)を傾けていたということだと思い。
その渦中の中に自分も加わり、未来と謎を追いかける事がとても楽しかったです。
以上、取り留めのない文章となりましたが、これにてアフター提出とさせていただきます。
願わくば、再び2026ステージに立つ日を願いつつ。
楽しいセッションをありがとうございました。
投稿者名:たつき
タイトル:津嶋アフター提出
1週間もの長丁場セッション、皆様お疲れ様でした。
それでは早速、津嶋アフター提出いたします。
■セッションに最後まで参加した。
1点受領いたします。
■侵食率
倍振り84%でした。0点。
■良いロールプレイ
自薦は無し。あまり安定しなかった気分ですので(汗)
操君:大人になったと思いきや、当方の絡みで色々と「まだ可愛いな」と思わせるツンデレっ振り(言うなよ)が良かったので。
肇ちゃん:実は今回で一番いい人?(笑) 20年間もの変わって無さも“らしかった”と思います。
イブたん:のへへんストリートハンターと思いきや、なかなかに難しい役どころをきちんとこなしていたと思います。
以上、御三方に他薦をば。
■セッション中、他のPLを助けた
自薦は無し。むしろ混乱させたと思います。申し訳ない。
シナリオ進行を積極的に行っていた&考察に操君を筆頭として。
此方の我侭から戦闘に迷惑をかけてごめんなさい! という観点から、皆様3名に他薦させていただきます。ありがとうございました!
■会場を手配した、PL達へ連絡を行った
1点受領。
ログは、折角ですのできちんと裏ログ含め、何方かにお願いしたいと思います。辞退。
■セッションの進行を助けた
ありがとうございます。1点受領いたします。
【感想】
先ずは改めまして、長丁場のセッションお疲れ様でした。
終わってみて先ず感じたのは「うわー、濃かったなぁ」というのが率直な感想。
トータルシーン数17(!?)というシーン数も多ければ、1シーンの時間も内容もボリュームありまくりで。しかもそれぞれのシーンごとに山場があるという、なんとも満腹感のあるセッションでした。
PCの一部が現在よりの引継ぎと言うことで、それぞれの20年と言う時間の内包と関係の変化、それもまた見所であったと思います。
PCだけでなくその他PCも一部NPCとして登場して、それがまた楽しかったり驚いたり。これもまた引継ぎ未来セッションとしての醍醐味ですね。
また、新キャラであるイブの立場を主軸として、『檻の街』の経緯と、今後も示されたと言う、シリーズ第1話目としてなかなかに練りこまれたシナリオでした。
……それ故に内包された謎がまったく推測できなかったりした訳で(汗) 上記メモを見て「なるほどそうだったのか!」と何度膝を打ったことか(とほ)
当方反省点としては、ダイスの結果とは言え思いがけない場所に未来の自分を置くことになったお陰で、キャラを掴むことがなかなかに大変であったなーと言うところでしょうか。
そのため、中途半端に非情だったり甘かったり。
「そこまで突っ込むならとことんやらんかなコイツ」
などと、PLが思ってしまったところがままありました(汗)
また、持っていた『鎖』の関係から、その他PCに比べて制約が一番甘かったとは思いつつも、いざかの人を目の前にして本気で真っ白になってしまったPC/PLでした。うわー申し訳ない!
……でも、T氏との一騎打ち&負け&止め刺されかけは本気で美味しかったのです(何) めっちゃ燃えました。
このシチュエーションを容認してくださったGM&PCの皆様。心からありがとうございました! 今セッションCxをロール出来ただけでもこのセッションに参加した甲斐がありました。……いえもちろん全体もですがハイ。
第一話目ということで、消化し切れない謎もてんこ盛りなセッションでしたが、出来れば今後シリーズに同PCで参加出来ればいいなと希望を持ちつつ。
長々となりましたが感想とさせていただきます。
改めて美味しいセッションをありがとうございました。そして、ご一緒していただいた皆様にも感謝を。また機会がありましたら、どうぞ宜しくお願いいたします。
投稿者名:久流
タイトル:おまけ
※本シナリオにおけるロールプレイにおける鳥越と久継の類似点・相違点
基本的には物事に優先順位をつけられる割り切った人物。
極論してしまえばその優先項目が強者との戦闘(及び場所)か世界の調律(言い換えればUGNの根源の理想。世界を護る)か如何かの違いです。
一つは極めて刹那的であり、一つは極めて永遠にも近い永い刻に関係する形の無いものに対する【鎖】として設定しています。
故に津嶋皓にすればどちらも”辿り着けない人物であり手の届かない”人物としてロールプレイさせていただきました。
己を縛る鎖が抽象的でわかり辛く、他者との繋がり(ロイス)を得難い人物です。そういう意味では。
※故に駆穂は皓に告げたりしています。自分が事象に干渉したならば”障害”を取り除くだけの結末になるので。力ある者は容易に干渉すべきでないとの思想もあります。鳥越はその事すら”どうでもいい”と設定しています。
ここにかえまして本作のボスに使わせてもらったT氏への補足とさせていただきます。
投稿者名:久流
タイトル:【アフタープレイ】完了
アフタープレイが出揃いました。
よって経験点及び感想を述べてアフタープレイを閉じたいと思います。
まずは経験点から。
【経験点】
津嶋 皓(36歳)@たつきさん:5点
草野
操(31歳)@こびとさん:5点
溝口 肇(47歳)@桜井蒼樹さん:6点(ログ)
イブ@比良坂さん:5点
GMは(5+5+6+5)/2=10 点いただきます。
【感想】
ネタだよなーと思いつつ。
先もって希望シュテュエーション(鎖)を提示してもらう事で、GMが誘導するというより勝手に動いてもらう構成にしました。
※OPの時点で「事件そのものに干渉しない」事を選ぶと自身には何事も変化無いまま、黒巣が良くも悪くも変貌していました。
また謎が多く提示されているように見えますが、各PCが昇華しきれないだろうと思われる設定を取り上げただけです。
もしこのステージにて続きをする場合になんかは利用してみれば如何でしょうか。
※実際はもっと簡単な作りの方が良いかと思われます。今回はやたらスポットライトを分散させて見ました。
現代キャラクターにおいてはIF世界の事になりますが、気が向けば誰かがステージを用いて話を紡いで行って頂ければ幸いに思います。
それではつたない話に参加いただきましたPCならびにPLに感謝を。
投稿者名:久流
タイトル:このシナリオにおいての簡易メモ(暴露)
【■簡易メモ】
※黒巣の外と内との温度差。
黒巣の内にてオーヴァードおよびジャームを押し込めている(外において発見された場合は多数にて取り囲んで処断、もしくは黒巣市に誘導。極めて繁殖率が少ない事からその実例も無い)事からやや危機感が薄れる傾向にある。基本的に黒巣は隔離地区として外の人間は入らない事を政府として強要している。
(なお、非OVの市民は検査の後に出る事・他の街に住むを許可されている。が外との兼ね合いの問題で名乗り出る事は極めて少ない)
※イブの扱い(ED)
どのように動いてもまぁそれなりに対応するようにもしていました。
<失墜の取引に応じる<某組織の傘下
まぁ。肇の後釜…ですかね。ジンを生き返らせる事は確かでしょうが。ただ時間を切っての蘇生であったり、今後の取引ネタにする事は確かです。
<逃亡
まぁありえない選択でしょう。多分。
取り合えず身の危険とか嫌になって黒巣から逃亡します。
某組織とかが追って来ますので検問付近が混乱し、運がよければそのまま他の街に逃亡できます。それからの処断は相当辛いとは思います。上記の温度差もありますので。まぁこの街での事態は解決します。
<隠蔽
上記の逃亡の逆バージョンです。本格的に闇に潜みます。
俺事象読みきれてないからわかる人だけやっておくれ、な感じです。
対象がわからないので街一帯が戦場になります。内と外との温度差がさらに強くなるでしょう。イブにとっては保護者いないままです。
<死
たいーほ。……いや。取り合えず自分が名乗り出たら何とかなるんだよな、と言って素直にたいーほされたら実行されるEDです。
取り合えずどうにもなりません。事態だけは解決しますが。
<超英雄
イブが保身および野心的な判断に富み、能力を理解し、交渉をなしえた場合に起きる極めて特異的なEDです。
運命の剣は起動すればたった一度だけ何にでも殺せる事から事情を知りえる者に対しての抑止兵器としては有効です。
故に各務だのUGNだのの上に接触し、逆提案をする事で飛躍的にその地位を上げる事ができます。結果的には黒巣市の市長とかセレブなクラスにランクアップできるでしょう(ついでに周囲の人も)
ただこれからは暗殺とか、駆け引きとかも注意しなければいけない話となってきます。まぁこれもありえない選択です。
まぁ他にも傘下として入る組織の選択もありますので色々な選択があります。蒼樹さんの質問の参考になれば(どうなんだろ)
( Photo
by (c)Tomo.Yun )→
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