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第3章 カルテ作成(キャラクターメイキング(ワークス・カヴァー等の説明も込みで))
開幕-授業再開-
雅之:さて。ようやくカルテの説明に入れるな。
慎一:長かったからね、前の授業。
創一:さて、前の授業も重要な物だったが今回はさらに重要だ。
取りこぼしがないようにな。
誠:今度は短い授業だといいっすね(ぼそ)
???:(喋る事がないのでもそもそ動いている)
戦闘タイプ、およびその他使用する主要技能
雅之:というわけでだな、まずは戦闘タイプの分類からざっとやっておこう。
前の授業(第2章)で使われたリストを再掲載した。目を通しておいて欲しい。
【肉体】
<白兵>
<白兵>特殊(カバーリング)
<回避>(基本的に攻撃に対する回避はこれで行う)
<運動>(【肉体】特殊。特定のエフェクトを使用する際、攻撃ないしは回避用に使用する)
<耐性>(ブラム=ストーカーおよびエグザイルの一部エフェクトに対応。通常は薬品などの耐性を示す)
【感覚】
<射撃>(特定のエフェクト使用時、回避判定にも使える)
<知覚>(隠れたモノを発見する為に使用。エンジェルハィロゥの特殊回避用エフェクトにも使う)
<隠密>(人知れず隠れて行動する為に使用)
<運転>攻撃(【感覚】特殊)
【精神】
<RC>(攻撃)
<RC>(支援)
(<RC>→『レネゲイド・コントロール』と読む。読んで字の如くレネゲイドウイルスを制御する為の力)
<意志>(ブラム=ストーカー、キュマイラ及びノイマンの特定エフェクト使用時に関わってくる)
【社会】
<交渉>(支援)
<交渉>(攻撃)
社会を使用する戦闘以外の技能
<調達>(アイテムの調達に必須。ただし強力なアイテムほど調達率は低くなる。ノイマンシンドロームが若干有利か?)
<情報:>(主に噂話、ウェブ、ビジネス、警察、軍事、UGN、報道、学問、裏社会。
それぞれ<情報:○○>のように記載する。)
雅之:とまあ、こんなものなんだが。
この中で主な戦闘タイプは<白兵><射撃><RC><交渉>の4種だ。
誠:カバーリング系はそれなりにメジャーだと思うんすけど。
創一:少々扱いの難しいエフェクトが多いからな、カバーリング型は。
慎一:じゃあ、まず基本の4種類から説明するんだね。わかったよ雅之にーちゃん(にこにこ)
<白兵>
雅之:攻撃手の花形、というべきかもしれんな。大技も多く、当たればダメージもでかい。
誠:弱点は、当然の事ながら至近距離まで近づかないと使えないって事っすね。
慎一:まあ、マイナーで近づくとか遠距離で白兵攻撃が使えるエフェクトを使えば当たるけどね。
シンドロームによってはクリア出来る弱点だよ。
創一:素手でも出来る攻撃方法だからな、扱いやすいと言えるだろう。
ただしその場合は、攻撃の威力が若干低くなる事を覚悟しておけ。
<射撃>
雅之:遠距離から攻撃する手っ取り早い手段だ。弱点と言えば、基本的に銃器類を装備しているために
オルクスのエフェクト《グレムリン爆弾》が当たると面倒な事態になる、ということだろうか。
創一:ただし、《リニアキャノン》、《鮮血の矢》、《飛礫》、《死神の針》、《ハンドレッド・ガンズ》、
《痛みの水》、《魔弾の射手》が使えるならば別段問題はない。
元々銃器を使用しない、ないしは銃器を創り出すか武器を投射して攻撃するという手段を用いる事になるからな。
慎一:ノイマンのピュアブリードで銃器使い、だと大変なんだね。
あと、白兵攻撃よりは火力低いかな、基本的に。
誠:まあ、《グレムリン爆弾》使いのオルクス自体少ないっすけどね。
<RC>
雅之:レネゲイドウイルスの力に直接干渉して行使する攻撃手段だ。『魔法』のように見えるかもしれんな。
誠:見た目が派手なエフェクトが多いっす。光線がびー、とか雷がばりばりーとか血がねとー、とか。
慎一:当然、武器を持ってなくても使える攻撃手段だよ。基本的に遠距離だし。
創一:やはり火力不足が気になる攻撃手段である。その分は装甲無視と付随する何らかのペナルティで補うしかないだろうな。
<交渉>
雅之:言葉の力とレネゲイドの効果が組み合わさる事により敵にダメージを与える手段だ。
この攻撃最大の特徴は、基本的に<意志>技能で抵抗するしかないと言う事。
慎一:じゃあ、無効化されにくいんだね?
誠:いわば「言葉の刃」っすからどんなに分厚い鎧を着ていても無意味っすね。怖いっす交渉攻撃。
創一:やはり基礎攻撃力の面では白兵攻撃に分があるが、遠距離からでも攻撃可能、かつコンスタントにダメージを与える手段として有効である。
まあ、他にソラリスでなければ基本的に扱えない攻撃である、と言う弱点もあるのだが。
慎一:主要な攻撃手段の説明はこんな感じでいい?
雅之:そうだな、そろそろカルテの説明に入ろう。
創一:まあ、前の授業よりは短く済むだろう。聞き逃しのないようにな。
誠:今回は短い前置きだったっすね。……いつもこれだと助かるんすけど。(ぼそ)
雅之:何か言ったか?(にこやか、ただし目が笑ってない)
誠:な、なんでもないっす!(びくびく)
カルテを読み解いてみよう
雅之:さて。ようやくカルテの解説に入れそうだな。
慎一:各項目に分解してみるねー。あ、サンプルはぼくのカルテだよ。それを見ながら読み進めてねっ。
“血染めの拳”久川 慎一 ブラム=ストーカー/ノイマン(使用経験点24)
基本データ
キャラクター名
プレイヤー名
コードネーム
シンドローム
年齢
性別
ワークス
カヴァー
侵触率基本値
HP
イニシアティブ
戦闘能力
能力値
・【肉体】
・【感覚】
・【精神】
・【社会】
技能(色々あるので詳細は割愛)
エフェクト(《リザレクト》、《ワーディング》は必須)
生い立ち
ライフパス
・生まれ
・経験1
・経験2
・覚醒
・衝動
設定
ロイス
その他
アイテム
コンボデータ
誠:ぶ、分解するとこんなにたくさん項目が……(くらり)
創一:まあ、すぐに説明が終わる項目もあるから気にするな(きっぱり)
では、実際に読み解いてみよう
基本データ編
キャラクター名
雅之:カルテに記載されているオーヴァードの名前だ。
偽名である事もあるので、普段から呼ばれている名前を記述していると考えた方がいい。
ああ、慎一のカルテを見ればわかるがカルテの一番上にはわかりやすいようにコードネームと名前を並べて書いてある。
コードネームの英語読みバージョンもあるので読みやすいな、うん。
慎一:でもさ、偽名を使う必要のある人なんてほとんどいないし、本名なんじゃないかな、基本的に。
プレイヤー名
誠:な、中の人?
雅之:中の人などいないっ(ハリセンでツッコミ)
創一:とまあ冗談はさておいて、だ。カルテを記述した者の名前だな。非オーヴァードだろうと思われる。
コードネーム
慎一:ええと、作戦時に呼ばれる名前だよ。“血染めの拳”とか。
……んー、ぼくこのコードネームあんまり好きじゃないんだよね、物騒だし(ぼそ)
創一:基本的に、能力の発現形式ないしは使われるエフェクトを見てコードネームが決められているようだ。
俺のコードネーム“見えざる弾丸”は《飛礫》、雅之のコードネーム“静かなる読み手”は《サイコメトリー》から、
慎一のコードネーム“血染めの拳”は《渇きの主》が由来らしい。
誠:僕のコードネームはちょっと特殊なんすよ。暴走していた時のコードネーム“名無しの切り裂き魔”からもじって付けられたものなんで。
雅之:まあ、基本的にコードネームは他人から名付けられるものだと思ってもらって構わん。
……中には、自称する奴もいるかもしれんが。
シンドローム
創一:カルテに記載されたオーヴァードが保持するシンドロームの種類だ。
ピュアブリードなら、同じシンドロームの名前が二度記述されている。
慎一:クロスブリードならそれぞれ違うシンドロームの名前が記載されているんだよ。
あ、最大でも保有しているシンドロームは二種類だからねっ。少なくとも通常のオーヴァードは。
年齢
雅之:対象の年齢だ。外見年齢と実年齢が異なっている事もあるが、基本的に外見年齢を指す。
創一:ある特殊なオーヴァードは外見年齢と実年齢が一致しないからな。
誠:(雅之を指差して)外見年齢と実年齢が一致しないオーヴァード?
雅之:…………ほほう、いい度胸だな。
性別
雅之:性別だ。まあ、基本的にこれを偽装するオーヴァードはまずいないと言っていい。
慎一:女装趣味とか男装趣味の人は?
雅之:カルテに書かれる時点で色々調べられるから基本的に偽装は出来んだろ。(軽く裏拳)
……いや、エグザイルなら年齢も性別もあてにならんな(誠の方を見る)
誠:それさっきの仕返しっすかーっ?!(ががーん)
ワークス&カヴァー
創一:これは一緒に説明した方が早いな。
ワークスはカルテに記載された人物本来の性質を表すモノ、ないしは表向き見せていない裏の『顔』だな。
カヴァーは表向きの『顔』、職業、見た目などの事だ。
慎一:例えばぼくは、普段は高校生(カヴァー)をやってるけど本分(ワークス)はUGNエージェントなんだ。
誠:あ、僕は見た目(カヴァー)も中身(ワークス)も刑事っす!燃える刑事魂(デカダマシイ)っす!(びしい)
雅之:というのはわかりやすい例だな。私はまだ大学生(カヴァー)だが、医者を志している。(ワークス)
創一:俺はとある組織で人をまとめる立場に立っているが(カヴァー)実際のところ、人をまとめるのはそれほど得意ではない。
元々はスナイパー(ワークス)だからな。
侵触率基本値
雅之:日常にいる間、我々の中に巣食っているウイルスの侵食度合いだ。
低くて28%、高くても36%までだ。特殊事例もあるが基本的にはその程度だな。
慎一:特殊事例?
雅之:まあ、その辺りは後の授業で説明する。
HP
誠:基礎体力っす。肉体的な強さ(【肉体】)と精神的な強さ(【精神】)を総合した値なんすよ。
雅之:攻撃を受ける、ないしはエフェクトの副作用で減少する。
これが0になったら昏倒ないし死亡、侵触率が100%未満の場合は《リザレクト》が発動するので心配する必要は無い。
イニシアティブ
創一:行動の素早さを示すデータだな。五感の鋭さ(【感覚】)と研ぎ澄まされた精神(【精神】)が総合された結果だ。
慎一:イニシアティブが高ければ高いほど早く行動出来るんだよ。この中では創一さんが一番早いかな?
雅之:ただ、意図的に行動を遅らせる事も出来る。戦術の一つとして考えておくといい。
あとは、エンジェルハィロゥの《戦いの予感》で最初だけイニシアティブを無視して初撃を入れることも出来る。
敵にエンジェルハィロゥシンドロームの持ち主がいるようなら注意すべきだな。
戦闘能力編
能力値
雅之:成功するか失敗するか不確定な事柄を実行する際に関係してくる値だ。
例を上げるならば、攻撃、回避、衝動判定、物資の調達、情報収集等……だな。
創一:能力のカテゴリは4つの分野に分けられる。
後に説明する技能は、次に説明する能力値カテゴリの何処かに必ず含まれるので覚えておくように。
・【肉体】
誠:単純に肉体を使った能力の高さを示しているっす。
白兵戦闘が得意だとこの値が高いっす。
・【感覚】
創一:感覚の鋭さがどれくらいかを示す値だ。
射撃攻撃が得意な者、知覚能力が高い者はこの数値が高い。
・【精神】
慎一:頭を使った行動がどれくらい得意かを表す数字だよ。
ええと、RC攻撃が得意な人とか知識が豊富な人とか、意志の強い人とかはこの数値が高いんだ。
・【社会】
雅之:社会的な影響力、もしくは社会へ関わっている度合いを示すものだ。
この数値が高いと交渉技能を使用した支援及び攻撃、物資の調達、情報収集の成功率が格段に良くなる。
意外なところで、芸術家の人間もこの数値が高い。
……芸術家には社会不適合者が多いように思えるのだが(ぼそり)
技能
雅之:上で説明した<白兵><射撃>などに細分化された行動の習熟度を示すモノだ。
この数値が高ければ高いほど行動の成功率は高くなる。能力値と違って不確定要素がないからな。
誠:例えば<白兵>15だとどうなるんすか?
創一:白兵攻撃のプロフェッショナルとも言うべき数値だな。命中率も相当なものだ。
まあ、我々オーヴァードは技能に頼らなくても命中率を上げるエフェクトがあるのでそれほど心配はいらない。
慎一:でも、エフェクトに頼らなくても行動が成功しやすいのはいいね。
余裕があれば鍛錬しておくのもいいかも。
エフェクト(《リザレクト》、《ワーディング》は必須)
雅之:所持しているエフェクトの詳細だ。
《リザレクト》、《ワーディング》はどのオーヴァードでも所持しているぞ。
創一:各シンドローム毎に分けて書いておくと読みやすいな。カルテの記述者もそれを心がけてもらいたい。
慎一:成長してエフェクトが増えたらどうするの?
誠:そうなったら適宜書き足すといいっす。埋まったら……まあ、適宜工夫して書き込むといいっす。
新しいカルテにエフェクトだけ書き込んでおいてホッチキスでとめるとか。
雅之:かなりアバウトだな、それは(苦笑い)
生い立ち編
ライフパス
雅之:どんな人生を歩んできたかという履歴だな。
波乱に満ちた人生を送ってきた者が多いようだ。例外もないわけではないが。
・生まれ
誠:どんな家に生まれたかが書かれているっす。UGNで生まれたとか権力者の家に生まれたとか。
あと、兄弟や姉妹がいる場合もここに書かれるんすよ。
・経験1
・経験2
慎一:この2つは幼少時代、学生時代、その後、UGNチルドレンとしての生活のうちから選ばれて記載されるんだ。
あ、UGNチルドレンはあんまり社会経験ないらしいけどね。
あと、学生時代にも色々あるんだって。
平穏な学生時代を過ごした人とか、波乱万丈な学生時代を送った人とか、不良学生やってた人とか。
見た目大人しそうな人が元不良学生とかだと怖いね(ぶるぶる)
・覚醒
創一:オーヴァードとして覚醒するきっかけだ。
死亡した後それをきっかけに覚醒、復活した者やレネゲイドウイルスを保有した物や人に触れて覚醒した者、
レネゲイド絡みの実験素体に使われて覚醒したケースなど、様々な例がある。
覚醒したきっかけを思い出せないと証言する者もいるようだな。
・衝動
雅之:衝動に負けてしまった時にどんな症状が起こるか。それを記載したモノだ。
衝動に負けて力を解放する者、血を欲する者、自傷行為を行う者など様々だ。
こういった自滅的行動を起こさない為にも、UGNチルドレンのレネゲイドウイルスをコントロールする(<RC>)訓練を徹底しているらしいな。
設定
雅之:生まれた環境とは別の特記事項、ないしその人物が経験した事の詳細を記す項目だ。
そのほか、その人物に関わっている者のデータが記載される事もある。
慎一:他に何か記載されないの?趣味嗜好とか。
創一:ああ、そういったものも記載されているな。生年月日、身長、体重等もだ。
誠:足がくさい、とかは書かれないんすか?(わくわくどきどき)
雅之:書くかそんな事っ(ハリセンツッコミ)
ロイス
雅之:最初の授業で説明したな。『日常』に帰ってくる理由、となりうる人物の事だ。
まあ、人ではないケースもあるらしいが。
慎一:最初の内は3人だね。そのうち増えていく事もあるよ。嬉しいよね、そうなったら。
誠:いなくなってしまう事もあるんすけどね。寂しいっす。
創一:そうなってしまった場合はタイタスになる。なお、その絆を結んだ人物は最大でも7人までだ。
それ以外の人間との絆は薄れている、と考えておいてくれ。
様々な出来事を通して絆が深まっていく事も、薄れていく事も日常茶飯事だからな。
オーヴァード、非オーヴァードに関係なく。
その他編
アイテム
慎一:常に持っているアイテムを書き込んでおくんだよ。
刀とか対戦車ライフルとかレネゲイドチェッカーとか。
誠:なんかさりげなく物騒な単語が出たような気がするっす(ぼそ)
それはともかく、情報収集に役立つコネ(コネクション)や素手もこれに含まれるっす。
素手って基本的に誰でも持ってるんすけどねえ(首捻り)
雅之:まあ、素手で白兵を行う者がいるからな。そうでない者と区別する為の措置だと思うぞ。
コンボデータ
創一:普段使うエフェクトの組み合わせを示したものだ。
その組み合わせを見て、技の名前を記載する者もいるようだな。
慎一:ぼくのカルテにも記載されてるよー(カルテを読む)
………明らかに技名っぽくないモノまで書かれてるー(めそり)
雅之:この場合重要なのはエフェクトの組み合わせと使用する技能、それを使用したことによりどの程度侵食値が上がるか、という事だ。
きちんと目を通しておくようにな。ミスがあった場合、困るのは君達だ。
一時閉幕-授業中断-
誠:ふう、終わった終わったっすー。
雅之:言っておくが、まだ全授業の半分だからな?
慎一:次は特殊な症例だったよね?ある特別なオーヴァードじゃないと発症しないエフェクトの紹介とか。
創一:そうだな。特殊な症例なので発症するオーヴァードの絶対数自体が少ないのだが、知っておいた方が何かと対処はしやすい。
知識を仕入れておいて損はないだろう。
雅之:ではまた、次の授業でな。
画面が徐々にブラックアウト。
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